先日の録画をやっと見終った。
今年のWEC 第一戦 英国のシルバーストーン。
WECはFIA公認、あの ル・マン(フランス)や日本の富士を含むシリーズ戦です。
数年前まで、アウディーのディーゼル・ハイブリッドが常勝という中、日本のトヨタがガソリンハイブリッドでワールドチャンピオンを初獲得したのが昨年のTS040、快挙でした♪
更にポルシェがV型4気筒+独自ハイブリッドという 918Hybrid で参戦。
今年は トヨタ vs アウディー vs ポルシェ の三つ巴に。
更に ル・マン (第三戦)からは、日産がGT-Rの名を冠した FF(前輪の方が太い!!)車で参戦を決めており、ますます面白い事になりそう。
で、初戦を見ていて、アナウンサーも盛り上がったのがこれ等LMP1クラスの勢力図。
一昔前まではディーゼル・ハイブリッドで加速力も最高速も桁違いだったアウディー。
それが燃料量規制が入り、ここ数年はダントツ感が一気になりを潜めた。
昨年から本来の4WD化が完了したトヨタは一気に安定性が向上、但し性能に特筆すべきところは見当たらなかった。
新たに殴り込みをかけたポルシェ、最高速はずば抜けてたが、信頼性が低いらしく故障によるリタイヤが目立った。
つまり、あまりドコが有利という姿が見難かったのが昨年まで。
今年はハッキリと特徴が出た、これが面白いw
外観(カラーリングも)変化がほとんど無いトヨタは、やはり性能的にも劇的な進化は見られない印象。
ドライバーのコメントからも、信頼性の向上におもむきが置かれた事が伺える。
いちばん地味。
アウディーは性能的にトヨタと似た感じ。
ただし、コーナリングの速度と安定が半端無い!
特にタイトなコーナリングはグイグイと切り込み、とてもディーゼルエンジンを積んだマシンというイメージは無い。
ポルシェはアウディーと対照的に、コーナリングが相当苦手な様子。
解説も指摘してたが、全然頭がインに入らないし安定も悪い。
だが、「これぞハイブリッド!」 と言わんばかりに、立ち上がりの加速はもう笑うしかない(汗。
シルバーストーンではアウディーと抜きつ抜かれつを繰り返した。
コーナーで曲がらぬポルシェを一気にアウディーが抜く。
コーナーを抜けると、「一瞬」 でポルシェが抜き返して引き離す。
この繰り返し。
モーターのアシストはこうあるべきと言わんばかりに、一瞬で同じクラスのマシンをぶっち切るって光景はモーターの威力を見せ付ける。
WECは耐久選手権、6時間~24時間という長丁場を戦う。
途中が速くても壊れて直せなければ勝てない。
今年は見どころが際立つ年になるかも♪
確か常勝アウディーは来年からF1に参入のため、WECは今年が最後のハズ。
グループのポルシェに座を譲る形だが、ディーゼル・ハイブリッドは搭載車が無くなる。
そういう意味でも今年の富士、なんとか行って観戦したいところ。
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