信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

村政懇談会の挨拶の録画撮り

2020年05月12日 | 私の挨拶
 12日(火)も日差しが届いて汗ばんでしまう様な陽気になりましたが、夕方には少し曇ってきて涼しくなりました。
 今年度の村政懇談会は、新型コロナウイルスの感染防止のために、私が村長になって14年目で初めて開催を中止し、村政懇談会で説明してきました「いくさか村づくり計画」の新規事業などの変更点を中心に、私、副村長、教育長、村づくり推進室長、各課長が担当部署の説明をICNでさせていただくために、昨日から今日に掛けて録画撮りをしました。


 私は、午前11時から撮影をしていただき、例年の当初予算概要と「福祉の村づくり事業」「子育て支援事業」「産業振興事業」「地域活性化対策等事業」の4つの重点事業の概要などを、各担当職員と内容がダブらないよう下記の内容で挨拶とさせていただきました。


 令和2年度村政懇談会のご説明

 村民の皆さん、本日は「いくさか村づくり計画」についてのご説明をご覧いただきありがとうございます。日頃は、村政運営に対しましてそれぞれの立場でご支援、ご協力いただいていますことに感謝を申し上げる次第でございます。

 今年度の村政懇談会は、新型コロナウイルスの感染防止のために、私が村長になって初めて開催を見合わせまして、ICNでの説明とさせていただきました。
 また、村民の皆さんのご理解とご協力のお陰で、新型コロナウイルス感染症は収束に向かっていると感じているところでありますが、まだ予断は許さない状況ですので、「新しい生活様式」への移行などにより、自分が感染しないだけでなく、誰かに移さないためにも、感染予防の取り組みを引き続きお願いいたします。

 それでは当村の今年度は「生坂村第6次総合計画」の初年度であり、この計画を根幹に「いくさか村づくり計画」を実行計画として、4つの重点事業であります「福祉の村づくり事業」「子育て支援事業」「産業振興事業」及び「地域活性化対策等事業」を柱に予算組み立てを行いました。これまでの事業をさらに推進していくとともに各種新規事業も行い、人口減少対策に最大限の効果が発揮できますよう努めてまいります。

 今年度の予算概要は、一般会計の歳入は、自主財源である村税は前年度とほぼ同水準でありますが、地方交付税は、算定基礎となる公債費が増加することに加え、地方法人課税の偏在是正の措置による増額を見込んでおり、税交付金等の一般財源総額は2,000万円強の増額の見込みとなっております。
 歳入全体では前年度より3,500万円の増額が見積もられる中、過疎対策事業債のうち、ハード事業では穂高広域施設組合が実施する新ごみ処理施設整備事業への分担金として1億250万円を計上するほか、村道改良事業、県営中山間総合整備事業及び定住促進住宅建設事業の継続と、CATV文字放送システム整備事業やプレハブ式冷蔵庫設置事業などの新規を合わせて8事業の借り入れを予定しております。
 また、下生坂地区での地すべり対策事業のために、緊急自然災害防止対策事業債を活用いたします。

 過疎対策事業債のソフト事業は発行限度額の3,500万円を計上し、村債全体では2億8,990万円で400万円の増額となりました。基金の繰入金では、ふるさと「いくさか」応援基金から367万円減の1,545万円の繰入を行う一方、財源補填分を合わせた全体では1億1,545万円で、前年度より267万円の減額となっております。


 歳出では、「福祉の村づくり事業」において、介護予防普及啓発事業、高齢者の低栄養防止・重症化予防事業、元気塾・生坂おとこ塾、認知症初期集中支援、認知症サポーター養成講座の開催などの対応をしておりますが、施設利用者の大幅増により介護給付費が増えている状況であり、特別会計の当初予算は8.1%、2,350万円の増額となっております。
 よって、村民の皆さんには健康管理の意識を高めていただき、健康維持や介護予防に努めて健康寿命を伸ばしていただくことなど、健康な暮らしの継続と福祉の充実により、高齢者の生活の安定に取り組んでまいります。

 「子育て支援事業」では、小学校パソコン教室のエアコンの更新、中学校普通教室等の照明のLED化、児童館・生涯学習施設「たんぽぽ」のエアコンの更新、床の改修などを行い、教育環境の向上を図ります。
 そして、生坂村で結婚、出産、育児、教育が安心に一貫して受けられますように、出産祝金の拡充、燃えるごみ専用袋の交付と、今までの結婚祝金・入学祝金・奨学金貸付制度などにより、安心して健やかに産み育てられ、次代を担う子ども達が個性豊かに育まれる環境づくりと教育の充実強化に努めてまいります。

 「産業振興事業」では、昨年グランドオープンしました道の駅「いくさかの郷」において、春に山菜と竹の子の「ハチク」、秋には特産の193カラットのブドウの販売でとても賑わい、農林水産物生産者組合の皆さんも170組ほどになっており、農産物の栽培・出荷、品揃えに努めているところであります。
 かあさん家は、灰焼きおやき、おまんじゅう、かあさん豆腐などの加工品の販売やおにかけの提供などの食堂運営は、売上増と雇用も増え順調に推移しているところでございます。
 また引き続き、生坂マル得商品券の発行補助を行い、拡充しました個人住宅リフォーム補助等も実施し、農業、商工業、観光の振興、6次産業化などによります「産業振興事業」で当村の経済の活性化を目指してまいります。

 「地域活性化対策等事業」では、村の各種懇談会や健康づくりなどの参加にポイントを付与し、村内で使える商品券やゴミ袋などに交換できますポイント制度が、村民の皆さんの各種取組や施策などの周知や参画に効果が表れてきたと感じております。
 また、全国各地で甚大な災害発生が常態化している中、ICNの自主放送で、Lアラートの防災情報を字幕スーパーとして緊急放送することや、気象情報システムとの連携によりタイムリーに村内3箇所の雨量が把握できるようにするなどの文字放送システムの整備を行い、地域防災力の強化と防災・減災対策により「災害に強い村づくり」を進め、安全安心な生活の確保及び人口減少対策、地域・村の活性化に努めてまいります。

 今年度も4つの重点事業を柱として、これまでの事業を引き継ぎ推進しますとともに、新規事業や事業の拡充などを行い、最大限の効果が発揮できますように努めることによりまして、その相乗効果を引き出し、課題解決や方向付けをしてまいります。

 よって、一般会計の予算総額は19億1,300万円で、前年度比1.9%、3,500万円の増となりました。
また、特別会計は7つの会計で予算編成を行い、前年度比2.5%、2,280万円の増となっております。

 そして、第6次総合計画の将来の姿「確かな暮らしを明日につなぎ 明るく健やかに生きる村」に向けて、村民の皆さんには、引き続き協働による村づくりの継続に、ご理解、ご支援をお願いいたします。
 また、村民の皆さんとの対話を重視して、村民主役の村政運営を心掛けていますので、村民の皆さんには、引き続き温かなご理解とご協力をお願いしますとともに、今回のいくさか村づくり計画などに忌憚のないご意見、ご要望をお寄せいただきますようお願いしましてご挨拶とさせていただきます。


 今日で録画撮りは終わり、今後編集をして16日(土)から4回放映する予定ですので、是非ご覧いただき、忌憚のないご意見、ご要望をお寄せいただきますようお願いいたします。

▽ 朝恒例の写真は下生坂の風景です。







 今日生坂村では、保育園でソーシャルスキルトレーニング、小中学校で分散登校、狂犬病予防注射などが行われました。