信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

生坂村議会6月定例会&下生野上空からの風景

2024年06月12日 | 生坂村の会議
 6月12日(水)は強い日差しが照り付け、昼間は汗ばむ暑さとなりました。
 午前10時からは、生坂村議会6月定例会が開会し、毎定例会ごとの全員での「村民憲章」を唱和した後、私が開会の挨拶と提出議案の説明をさせていただきました。


 令和6年第2回生坂村議会6月定例会の開会の挨拶と議案説明

 皆さん、おはようございます。それでは、令和6年第2回生坂村議会6月定例会の開会に当たり、ご挨拶を申し上げます。
 今年は例年より遅くまだ梅雨入りをせず、この頃は初夏を感じる暑い日が続いておりますが、これから出水期を迎え、土砂災害、河川の浸水被害などが心配な季節となりました。
 議員各位に於かれましては、何かとご繁忙の折、全員のご出席を賜り誠にありがとうございます。平素は、村政運営に対しましてご指導、ご鞭撻をいただいていますことに感謝を申し上げる次第でございます。

 さて、昨年6月定例会に於いて、脱炭素先行地域づくり事業の調査、設計、普及啓発、執行事務費などの補正予算をお認めいただき、先月8日には、「脱炭素事業に係る外部評価委員会」を開催いたしました。
令和5年度の事業進捗状況報告として、生坂村脱炭素先行地域づくり事業の事業実施期間、事業目的、事業対象地域、事業の実施体制、全体事業の概要について説明をさせていただきました。
 続いて、脱炭素先行地域 進捗状況報告票により、総論として、令和5年度の計画の変更箇所、今後の計画の変更の可能性、今後の展開について、選定時の評価委員からの講評について説明し、次に対象年度の事業の主なエリア図と進捗状況、民生部門の電力消費に伴うCO2排出削減ゼロの実現についての取り組み内容などの説明を行い、委員各位からは、概ね高い評価をいただいたと感じております。

 また、ゼロカーボン推進プロジェクト会議や事務局レベルでの打合せでは、当初の計画に基づき、令和5年度の調査結果や現状等を加味しまして、(株)いくさかてらすの収支計画、契約内容、電気料金などについて協議をしてまいりました。
 契約内容は、契約者によって諸々の条件があり、一概に統一が難しい点も多いところですが、オンサイトPPAや売電など、多くの事例を想定し検討してまいりました。

 また、電気料金プランの設定は、当村の公共施設や民家などの現状調査の結果、電力料金の種類、中電ミライズの燃料調整費、燃料調整費の傾向と推移予測、低圧電灯のプラン、低圧動力のプラン、高圧のプランなど多岐に渡り調査・検討してきました結果を反映して、次回のゼロカーボン推進プロジェクト会議で決定する運びとなりました。
 その他にも、第2回の脱炭素事業に関する村民説明会において、検討や保留とさせていただいた事項について、回答できる事項はほぼ固まってきておりますが、未だ環境省との調整中の事案や、当村の現状を鑑み、森林整備や公用車EVシェアリングなど、引き続き検討協議していく事項もございます。
そして、 (株)いくさかてらすのPPA電力販売事業の収支、契約内容、電気料金のモデルケース、第2回説明会のQ&Aなどの内容をご理解いただくために、6月全戸配布の龍の子等に掲載する予定としております。

 今年度の村政懇談会は、脱炭素事業に関する村民説明会を兼ねまして、今月24日(月)の小立野区を皮切りに7月29日(月)の古坂区まで、10区に出向き行う予定でございます。
 また、8月3日(土)は、村民会館講堂において、午後2時から子育て世帯を対象に託児所を設けて開催させていただき、Web会議システムのZoomでも参加していただくように予定しております。

 今後も、村民の皆さんのご意見、ご要望等の把握に努めるため、村民の皆さんから負託をいただいた議員各位及び区長会などの各種会議や、頼りにされています地区担当職員、地域支援等のいくさか大好き隊員からも、村民の皆さんのご意見、ご要望を把握している状況ですので、引き続き村民の皆さんとの対話を重視した村政運営と情報公開の取組に努めてまいる所存でございます。

 今年度の県の「地域発 元気づくり支援金」を有効活用して行います各種事業は、村名申請の3件と団体申請の2件に対しまして、今年度は申請しました5件全部が採択されました。
 採択いただいた5事業の支援金は12,394千円でして、総事業費15,807千円により各種事業を実施するために、今定例会に関係予算を計上させていただきました。
 この元気づくり支援金事業によりましても、村民の皆さんが協働による取組を行っていただき、地区、村の活性化、村民の皆さんの生きがいづくりに結びつき、村内外に生坂村の元気を発信していただきたいと考えるところでございます。

 昨年度に採択されました「農山漁村振興交付金の最適土地利用総合対策」を活用し、現在は農地の現況を中心に、地域ぐるみの話し合いを行っております。
 今後は、その話し合いの内容を反映して、農地の最適な土地利用構想の策定を進めていくために、地域ぐるみの話し合いや意向調査の結果について、生坂農業未来創りプロジェクト会議で検討協議し、各区の特色を活かした生坂スタイルの営農パターンを構築してまいります。
 「農山漁村振興交付金 農泊推進型」により、昨年度から農泊体験ツアーを実施するなど、交流人口の増加を図るために、通年で宿泊者の受け入れが可能な「やまなみ荘」を体験交流の拠点として、多様な活動グループ等が参画することで、観光客の誘致を図り、滞在者に対して豊かな自然との触れ合いや温もりのある食の場、体験の場、リフレッシュする安らぎの場を提供できる農泊に取り組んでいるところでございます。
 生坂村農林水産物生産者組合が主体として、生坂農業未来創りプロジェクト会議、農業公社、おじさま倶楽部、女・人竹っこクラブ、ハチクの会など、多くの団体のご協力をいただき、道の駅「いくさかの郷」を核とした地域振興策を図り、村民の皆さんの生きがい対策、農産物等の地域資源の消費拡大や販売促進などにより、所得向上に結び付けるとともに、当村の豊かな自然や風土等の観光資源を生かした事業や情報発信などにも取り組んでいるところでございます。


 今年度も第6次総合計画を根幹に、いくさか村づくり計画を実行計画として、生坂村の活性化や人口減少の抑制を図るなどの生坂創生のため、さらに脱炭素先行地域づくり事業をはじめ各施策を進めることにより、多くの課題を解決または方向性を見出していきたいと考えている次第でございます。
 それには、村民の皆さんが絆を大切にして、地区、村を守り育てていこうという責任感を共有していただきますとともに、村政運営に対して、引き続きのご理解とご協力をお願いしながら、協働による村づくりを継続していかなければと考える次第でございます。
 どうか、議員各位に於かれましても、生坂村のために格別なるご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 それでは、今定例会に提出させていただきました議案は、報告 4件、事件案 1件、条例案 1件、予算案 1件の計7件でございます。

報告第2号  専決処分の承認を求めることについて
 この報告は、生坂村税条例の一部を改正する条例で、関係法令の一部改正の施行により、関係部分の改正を行う条例の専決処分であります。

報告第3号  専決処分の承認を求めることについて
 この報告は、生坂村国民健康保険税条例の一部を改正する条例で、関係法令の一部改正の施行により、関係部分の改正を行う条例の専決処分であります。

報告第4号  専決処分の承認を求めることについて
 この報告は、令和5年度生坂村一般会計補正予算第10号で、既定額に130,141千円を追加して、総額を2,545,803千円とする補正予算の専決処分であります。
 地方交付税、譲与税、各交付金その他の歳入額の決定と、それらに係る歳出予算を補正するもので、主な内容は、歳入で地方交付税155,524千円を増額し、寄附金を27,843千円減額しております。
歳出では、総務費で130,744千円を増額としております。

報告第5号  令和5年度生坂村一般会計繰越明許費について
 この報告は、令和5年度生坂村一般会計について地方自治法第213条第1項の規定により繰越明許をしたので、同法施行令第146条第2項の規定により報告するものであります。

議案第30号  生坂村移住者田舎体験ハウスの指定管理者の指定について
 この議案は、生坂村移住者田舎体験ハウスの指定管理者を指定したいので、地方自治法第244条の2第6項の規定により、議会の議決を求めるものであります。

議案第31号  生坂村税条例の一部を改正す条例案
 この議案は、生坂村税条例の一部を改正する条例案で、関係法令の改正により条例の関係部分について改正を行う条例案であります。

議案第32号  令和6年度生坂村一般会計補正予算【第1号】
 この予算案は、既定額に168,949千円を追加して総額を3,305,949千円とし、地方債の限度額を73,700千円追加し、債務負担行為の設定2件をする補正予算であります。
 主な内容は、歳入で、地方交付税7,166千円、分担金及び負担金18,620千円、国庫支出金30,152千円、県支出金22,208千円、諸収入17,103千円、地方債73,700千円を増額し、歳出では、各款において、人事異動等による人件費の補正を行い、総務費62,705千円、民生費15,136千円、農林水産業費25,837千円、土木費65,429千円を増額し、衛生費で3,327千円減額する等の補正予算となっております。

 以上の議案でございます。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げ、挨拶並びに議案の説明といたします。


△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、青空が広がり朝日が差してきた下生野上空からの風景を撮影しました。
下生野上空からの風景


 その他生坂村では、保育園で身体測定(以上児)、小学校で身体測定(高)、中学校で全校草取り、児童館でえいごであそぼなどが行われました。