11月29日(金)は日差しが届きましたがにわか雨が降り、朝晩は寒くても昼間は日向で温もりが感じられました。
おじさま倶楽部先進地視察研修二日目は、宿泊先のホテルを午前8時45分に出発し、下呂温泉街にある「下呂温泉合掌村」の入り口下で開催されている『いでゆ朝市』を視察しました。
地元で採れた野菜や地元特産品のトマトジュースにブルーベリージャム、ぶなしめじや地酒、そして赤かぶの漬物のほか、和雑貨や骨董品のお店が軒を連ねていました。味噌やこんにゃくなどは地元で生産・製造しているものも並んでいました。
いでゆ朝市の規模はあまり大きくはありませんでしたが、普通の土産物屋では見かけない「下呂ならでは」の特産品もありましたし、お店の方と触れ合いながら買い物をするのも楽しく感じました。何人かの方とお話ししてみて、商売上手な方が多いとも思いました。
上の段には、とちの実煎餅製造直売所「千寿堂」があり、とちの実煎餅の製造を実演し販売していて、焼きたての煎餅が食べられるのもここだけとのことで、我々は試食をしてお土産として購入している方が多かったです。
次に、道の駅飛騨街道なぎさに寄りました。当駅は、縄文時代の竪穴建物をイメージした「縄文シンボルタワー」がランドマークとなっていて、地物のリンゴを使用したアップルパイが冬季限定で販売され大人気商品とのことです。
「久々野町の名物を生かしたい」という想いから生まれた道の駅で、17軒のりんご農家がりんごを販売していて、種類が豊富で、甘みと酸味の強さや食感の違いなど、それぞれに風味が異なり、りんごを使ったジェラートやジュース、お菓子も人気とのことです。
建物内には、とれたて野菜の直売所、焼きたてパン、ジェラードコーナー、おみやげコーナー、見学できる加工場があり、我々はお土産コーナーと野菜直売所を視察しましたが、お土産コーナーは色々な商品が所狭しと並んでいて、平日の午前中なのに買物をしている方が多いと感じました。
野菜直売所では、久々野町の農家の皆さんが毎日採れたての野菜をお届けしていて、お値打ち価格の新鮮な野菜は大人気で、午後にはほとんどが売り切れてしまうとのことですが、本日は時より雨が降り天気が悪く、野菜の入荷は少ないようでした。
久々野町は寒暖差のある気候から果物や野菜の栽培が盛んで、「りんごのまち」として知られていて、その農産物を販売する道の駅ですから、規模はそれほど大きくありませんでしたが、りんごを主の加工品や新鮮な農産物の販売により特色がある道の駅だと感じました。
昼食後は、高山の古い町並みの上三之町辺りを視察しました。
当地域は、城下町の中心で商人町として発展した高山の上町、下町の三筋を古い町並と呼んでいます。
その宮川の東に並ぶ古い街並み「三町」のなかでも、上三之町は古い街並みが最もよく残っていて、国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。
文化財の街並みですが、町家建築の家々は今でも生活の場として使われている一方で、ほとんどがおみやげ店や喫茶店などを経営し、ここが高山随一の観光地であることも確かだと思いました。
出格子の連なる軒下には用水が流れ、造り酒屋には杉の葉を玉にした「酒ばやし」が下がり、町家の大戸や老舗の暖簾が軒をつらねて、また駄菓子屋さんや伝統工芸のお店、名物の「みたらしだんご」のお店などが並んでいました。
古い町並みの周辺には、江戸時代の役所である「陣屋」や、朱色の欄干が印象的な「中橋」など、高山観光で外せないスポットが点在していました。平日なのに何処もインバウンドの外国人を含め多くの観光客で賑わっていました。
おじさま倶楽部の先進地視察研修に同行しまして、我が地域の活性化と次代に引き継ぐために、地域の資源(宝)を活かして、農業振興、観光振興、交流・関係人口の増加、歴史・文化の継承などの様々な取組を勉強させていただきました。視察対応をしてくださった方々、視察を企画していただいた方、おじさま倶楽部の皆さんに感謝申し上げます。
大日向上空からの風景
△▽ 毎朝恒例の写真と動画は、先日撮影の犀川の流れと雲が多めの大日向上空からの風景です。
その他生坂村では、小学校で歯科検診(高)・検尿二次、中学校で朝人権月間まとめの会・尿検査二次・スクールカウンセラー来校、令和6年度定期監査、例月出納検査、こころの健康講演会などが行われました。