信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

下伊那砂防後援会

2024年11月22日 | 私の活動報告
 11月22日(金)午後1時30分からは、飯田市シルクホテルにおいて「下伊那砂防講演会」に、長野県治水砂防協会の会長として出席させていただきました。

 主催者の一人であります長野県飯田建設事務所 唐澤所長からの開会の挨拶で始まりました。

 最初の講演は、国土交通省 水管理・国土保全局 草野砂防部長から「いのち」と「くらし」と「みどり」を守る砂防と題してご講演をいただきました。
 令和6年能登半島地震の概要、令和6年能登半島地震の土砂災害対応状況(初動対応)、令和6年能登半島地震の土砂災害対応状況、能登復興事務所の全体業務、河道閉塞等の箇所と対策状況、出水期に向けた取組状況、直轄砂防事業による河道閉塞対応、施設効果事例として地すべり対策施設、急傾斜地崩壊防止施設、令和6年9月20日からの大雨による土砂災害発生状況、土砂災害対策の変遷、砂防のあゆみ、デレーケが施工指導した砂防堰堤、昭和13年 阪神大水害・神戸市の被害状況、砂防堰堤の2つの種類「発生源対策」よ「土石流捕捉」、長崎県 長崎災害、広島災害、土砂災害防止法に基づく土砂災害警戒区域及び土砂災害特別警戒区域、土砂災害警戒情報とは、令和3年 ソフト対策の効果事例、

 令和6年 全国の土砂災害発生状況、令和6年において効果を発揮した砂防堰堤、施設効果事例、雲仙でスタートした無人化施工の現在、簡易遠隔操縦装置を活用した遠隔施工の事例、DXの推進、ドローンで危険地域の情報をとる、ロボットで現場の情報をとる、物価高騰による砂防工事に与える影響、砂防関係工事の生産性向上と設計・積算の適切な実施、地域に喜ばれるきめ細かな事業、砂防堰堤を活用した小水力発電、砂防設備が『創出』した全く新しい観光地、砂防ダムツアー、土砂災害に関する防災教育について、砂防を活用した「防災啓発」「地域活性化」への支援、「みどり」で守るグリーンインフラの積極的な活用、健全な山(土中環境)では、樹木が元気で、健全な水が湧く、不健全な山(土中環境)では、木々は藪になり、森林土壌は痩せ腐り、川の水は濁る、砂防堰堤の施工時に自然再生を考慮した「多自然型砂防事業」の検討も必要など、多岐に渡り詳細に説明をしていただきました。

 次に大野理事長から「近年の土砂災害から学ぶ」と題してご講演をしていただきました。
 近40年における豪雨と土砂災害の傾向、IPCC第6次評価報告書の概要、気候変動による降雨の将来変化予測、山地の特徴を踏まえた降雨特性変化の検討の方向性、気候変動を踏まえた土砂災害対策の基本的な課題、研究・技術開発への対応、近年の土砂災害実績を踏まえた課題、近年頻発化する土砂・洪水氾濫における課題、流木による被害の拡大、研究・技術開発課題への対応、地震と土砂災害、市ノ瀬地区、河原田川出水期前の応急復旧状況、鈴屋川地区、町野川水系(牛尾川)出水期前の高級復旧状況、稲舟地区、川島地区、最前線で災害調査等の支援活動にあたるTEC―FORCE隊員、能登半島9月豪雨の被害状況、斜面崩壊・土石流・堆積分布データ、令和6年9月能登半島豪雨による土砂流出推定範囲、能登半島9月豪雨の被害状況、塚田川氾濫の被害、主な感想・教訓など、

 日本の地震と土砂災害、関東大震災と土砂災害、想定される大規模地震、南海トラフ地震・首都直下型地震の人的被害の予測、新潟県中越地震と土砂災害、岩手・宮城内陸地震、東日本大震災と土砂災害、熊本地震による土砂災害発生状況、地震による土砂災害、厚真川水系直轄砂防事業、被害軽減に向けた課題、地震時の土砂災害、地震砂防、想定される複合災害と問題点、経済財政運営と改革の基本方針2024、能登半島被災地へのお見舞い、全国地水砂防促進大会 提言など、親切丁寧にご講演をいただきました。

 次に、長野県建設部参事兼砂防課長 吉村課長から「過去の災害に学ぶ」と題して説明していただきました。
 年次別長野県土砂災害発生件数(H6~)、下伊那での土砂災害発生状況として、令和2年、平成22年、平成12年の事例、土砂災害の発生状況(令和元年~5年)、令和5年12月に発生した黒豆沢(白馬村)の土砂災害と対応状況について、長野県土砂災害対策の3本柱、長野県砂防課の予算推移と国土強靱化予算、県民のいのちとくらしをまもる土砂災害対策事業について、土砂災害発生時の砂防施設効果事例、上田市真田町小別堂砂防堰堤の施設効果事例、下伊那で実施した砂防事業、施設と地元をつなぐ取組、地域の守り手との現場発砂防ミーティングについて、長野県の取組(ソフト対策)、土砂災害警戒区域・土砂災害特別警戒区域とは、土砂災害警戒区域等の指定状況(長野県)、令和3年9月の大雨時の避難事例、

 令和元年東日本台風に関するアンケートの実施概要・結果、調査結果分析~避難した人の傾向、これからの取組、地域が一体となった土砂災害対策、地域の防災力を高めるための取組として、赤牛先生派遣事業、歴史的砂防施設等の維持管理活動の実施、災害伝承カードの作製・配布、下伊那の災害伝承カード、自然災害伝承碑について、令和5年度「土砂災害防止に関する絵画・作文」で泰阜村中学生が優秀賞を受賞、長野県砂防課のDX:砂防業務支援システム、AIとUAVを活用した施設点検、UAVを活用した砂防施設点検の実証実験について、長野県インフラデータプラットフォームを活用した情報共有、県と下伊那との比較、県と南信州との比較、砂防施設の老朽化対策などについて、地元の事例を中心に分かりやすく説明してもらいました。

 最後に、主催者の一人であります下伊那土木振興会 会長 大久保根羽村長から講師三人に対して謝辞を述べられ砂防講演会は終了しました。

 その後、意見交換会が行われ、私は長野県治水砂防協会長として7年以上になりますので、知り合いも多く、様々な話をさせていただきとても楽しい一時を過ごし、最後は皆さんで記念撮影をして終了しました。

 気候変動、大規模地震等の大規模土砂災害から、人命・財産の保護による安全・安心な生活を確保するために、防災・減災対策による施設整備と災害からの避難に資する対応を迅速的確に行うための防災訓練など、国土の強靭化と地域防災力の強化の取組が重要であると感じました。



生坂村議会の議会活動を促進させるための提言&昭津上空からの風景

2024年11月22日 | 生坂村の報告
 11月22日(金)は雲が広がっても日は届き、朝晩は寒くても、昼間は日差しに温もりを感じられました。
 午前9時から「持続可能な村づくりに向け、生坂村議会の議会活動を促進させるためここに提言します。」として、太田議長と平田議会改革検討会座長から下記の内容の提言書をいただきました。



   記
1 改定内容

 第1条 (1)議長267,000円を議長318,000円 (2)副議長200,000円を副議長251,000円 (3)常任委員長182.000円を常任委員長233,000 (4)運営委員長182,000円を運営委員長233,000 (5)議員180,000円 ただし、当選時に満56才未満の議員は300,000円とする。を議員231,000円に変更する。

 第1条 2項から4項を削除する。

【趣旨】
 令和3年4月から「年齢56才未満の者の議員報酬月額300,000円とする」ことで実施してきましたが、多くの議員から年齢による仕事量に差は無く、また区別することで議会運営に支障をきたす恐れがあるなどの意見があり、議会改革検討会で協議を重ね報酬については平等にすることと併せ、何十年も見直しをしてこなかった基本報酬額180,000円を全国町村議員の平均報酬額217,000円と令和5年長野県世代別収入20~24才の平均収入222,000円を参考にして、その中間値220,000円を基準に、人事院勧告によって令和6年4月時点の民間給与との格差として示された11,183円を加え算出しました。


 最後まで「年齢56才未満の者の議員報酬月額300,000円とする」現条例の維持を唱える議員もいましたが、この改正を機に「村を愛し、村の事を理解している議員」の参画を図るとともに更なる議員活動の活性化を進めることが、住民全体の代表者として「確かな暮らしを明日につなぎ明るく健やかに生きる村」に向けた諸活動をおこなえる環境が整い、結果「持続可能な村づくり」に繋がるものと議会として判断し、今がその時と捉えこれからの議会を構成する全議員が意欲と情熱を持って議員活動が出来るよう生坂村議会の賛同をもって議員報酬の改定が必要と考え提言とするものです。
 以上、趣旨をご理解いただきますよう宜しくお願い致します。



 行政としては、多くの議員各位の提言ですので、近日中に特別職報酬等審議会を開催して、この内容について諮問させていただき、審議会の協議結果を議会にお渡ししたいと考えております。

昭津上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、朝霧が深く立ち込めていた昭津上空からの風景を撮影しました。


 本日生坂村では、保育園でイングリッシュランド、小学校で6年修学旅行、中学校で健康集会・人権講演会・16:00下校、いどばたキャラバンin小立野などが行われました。