信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

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全10区での赤牛先生出前講座

2019年09月01日 | 生坂村の取組
 1日(日)の村総合防災訓練の避難終了後に地区担当職員が各区に行き、避難した皆さんに集まっていただき、NPO法人砂防ボランティア協会(赤牛先生)による防災関係講習を行っていただきました。




 この取組は「自らの命は自らが守る」災害リスクマネジメント事業として、長野県 元気づくり支援金を活用して行っていまして、長野県建設部砂防課、特定非営利活動法人 長野県砂防ボランティア協会の皆さんにお越しいただき、当村の全10区に各2名ずつ行っていただき、赤牛先生出前講座として「土砂災害 自分の命は自分で守る」と題して講演をしていただきました。




 赤牛先生とは、赤牛伝説にちなんで、親しみをこめて名づけられたもので、「赤牛伝説は水あるいは土石流にまつわるものが多く、赤牛は土石流の模様を赤牛が猛り狂ったように駆け下る様の比喩」とのことです。


 講演内容は「土砂災害を考えてみましょう」「土砂災害への備えはできていますか」「ハザードマップは知っていますか」「地域のみんなで助け合い」についてなど、長野県は険しい地形でもろく、弱い(脆弱)地質であり、集中豪雨の回数が増え、激しさが増している昨今では土砂災害が多いと説明されました。




 土石流や地すべり災害の動画も見せていただき、県内の土砂災害の実例や土砂災害の前ぶれ(予兆)などについて説明され、土砂災害警戒情報など気象情報を確認して、前ぶれを逃さず、危険と考えたら「迷わず避難」ということでした。


 クイズとして、防災情報は何で確認したか?ハザードマップがどこにあるか?豪雨中の避難?真夜中の豪雨中の避難?避難はいつするか?などの質問をされ、防災情報の確認、避難の判断、危険な場所の把握などが出され、皆さん真剣に考えていました。


 長野県は土砂災害が多いが、土砂災害から逃れること、つまり避難は「危険な場所・とき」を知ることが必要で、「自分の命は自分で守る」ことが基本であり、毎年の防災訓練の実施や日頃から災害のことを家族や地域で話し合うことが重要とのことでした。


 各区の災害の歴史について説明され、ハザードマップや自主避難計画を見ながら、この事業で効率よく実状に合ったハザードマップ及び防災マニュアルを作成するための意見交換も行っていただきました。


 私と副村長、教育長が全10区の防災懇談会に伺いました時の写真を掲載しました。
 大変お忙しい中、特定非営利活動法人 長野県砂防ボランティア協会の皆さんには、20名もお越しいただき、有意義な講演を行ってくださりありがとうございました。また、県建設部砂防課の皆さんにも、当村の「自らの命は自らが守る」災害リスクマネジメント事業では、色々とお世話になりますがよろしくお願いいたします。

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