29日(月)は雨が降り、一時的に降り方が強まりましたが、昼間は過ごしやすい体感でした。
午前10時から村民会館講堂において、新型コロナウイルス感染防止対策を講じて、村内戦没者御遺族の皆様方をはじめ村議会議員並びに村内有力者各位のご参列を賜り、本村出身の戦没者英霊二百十有余柱の御霊に対しまして追悼式を挙行いたしました。
▽ 牛越副村長の開式のことばで始まり国歌斉唱をしました。
▽ 本村出身の戦没者英霊二百十有余柱の御霊の前に、私が謹んで追悼の誠をささげ式辞を申し上げました。
ご遺族の皆様方には、最愛の肉親を失われた深い悲しみに耐え、幾多の苦難を乗り越えて、今日まで歩んで来られました。皆様方の並々ならぬご労苦に対しまして、衷心から敬意を表する次第でございます。
私たちは焦土の中からたゆまぬ努力を積み重ね、今日の平和で豊かな社会を築いてまいりました。私たちが享受しているこの平和と繁栄は、戦争により心ならずも命を落とされた 多くの方々の尊い犠牲を礎にしていることを決して忘れてはなりません。
▽ 続いて参列者全員で黙祷をし、太田議長、吉澤会長に追悼の辞を述べていただきました。
▽ ご参列の皆さんを代表して、私、太田議長、吉澤会長、瀧澤区長会長が、戦没者英霊二百十有余柱の御霊の前に献花をしていただき、関係者は自席で起立をして一礼をしていただきました。
先の大戦が終わりを告げてから、78年の歳月が過ぎ去ろうとしています。今日、こうして若葉が美しく映える地にたたずみ、激しい戦いの中で祖国を思い、家族を案じつつ戦場に倒れた方々、また国内外で戦禍に遭われ、命を落とされた方々、あるいは戦後遠い異郷の地で無念にも最期を遂げられた方々に思いをはせるとき、尽きることのない深い悲しみが胸に込み上げてまいります。
今年我が国では、G7広島サミットが開催されました。このサミットは、ウクライナ、中国などの地域情勢、核軍縮、新興国・途上国との協力強化、経済安全保障、人工知能(AI)の規制と活用など、世界が直面する幅広いテーマを議論しました。
その討議の結果、ロシアの侵略が終わるまでウクライナへの支援を強化すること、ロシアへの制裁回避を止めるための枠組み新設することを決めました。
経済、軍事面で力を増す中国を巡っては、人権問題や東シナ海、南シナ海、台湾海峡情勢などに強い懸念を表明し、一方で中国の経済発展を阻害する考えはなく、国際社会から切り離す意図はないとした上で、安定的な関係を構築していくことを求めました。
今回のサミットは、第二次世界大戦で被爆地となった広島で開かれ、ロシアがウクライナで核兵器の使用をちらつかせ、中国が核戦力を増強し、北朝鮮が核・ミサイル開発を加速する中、岸田首相は自らのライフワークと位置付ける「核なき世界」の実現を同地から訴えました。
このような中、改めて世界の国々が核兵器の廃絶と争いのない平和な社会の構築を目指し、地球上のすべての人々が平和を享受し、心豊かに生きるために世界の国々が互いに理解し助け合い、手を携えていく努力をし、恒久平和を希求しなければと考えますなどと日本と世界の状況も申し上げました。
今後もすべての村民が安全安心で、真に豊かな生活が送れるように、脱炭素先行地域づくり事業により、ゼロカーボンに向けて取り組み「確かな暮らしを明日につなぎ 明るく 健やかに生きる村」を実現するために、更に全力を尽くしてまいる所存でございますと、祖国日本並びに郷土生坂村の繁栄と平和を願い、尊い命を捧げられたすべての御霊にお誓い申し上げました。
▽ 上條教育長の閉式のことばで、新型コロナウイルス感染防止対策のため時間を短縮して予定通り終了しました。
▽ 忠魂碑に献花されている戦没者のご遺族の皆さんはじめ参列者の皆さんです。その後、生坂村遺族会総会がやまなみ荘で開催され出席しました。
▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、雨が小降りになって朝霧が立ち込めていた下生坂上空からの風景を撮影しました。
下生坂上空からの風景
その他生坂村では、中学校で歯科検診、遺族会総会、特定地域づくり事業協同組合通常総会などが行われました。