信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

太田議会議長の新年ご挨拶

2022年01月01日 | 議会の挨拶

 「新年あけましたおめでとうございます。

      議会を代表して一言ご挨拶を申し上げます。」

 令和4年の新春をお健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。

 日頃、村民の皆様には議会活動に温かいご支援とご協力を賜っていることに対し、厚く御礼を申し上げます。

 さて、日本では新型コロナウイルス感染症の終息の兆しが見えはじめ、新たな生活様式というスタイルにも慣れはじめ、未来へ向けて希望を願うという状況になっていく矢先に新型コロナウイルス感染症オミクロン株の世界的流行から日本では12月より厳しい水際対策を講じてきましたが、年末にかけ各地で市中感染が認められ予断を許さない状況となっています。

 ここで昨年の経済を振り返りますと世界的規模でコロナの影響を受け、国や地域によるばらつきを伴いつつも、総じてコロナ危機による落ち込みから徐々にですが回復に向かいはじめました。欧米先進国では、ワクチン接種完了者比率が人口の7割近く、防疫と経済活動の両立が進んできていますが、世界経済の回復ペースは2021年4月から6月期に比べて部品・原材料不足の深刻化、資源価格の上昇の影響を受け7月から9月期以降は減速傾向となっている状況です。2022年にかけての世界経済は、オミクロン株の影響は未知ではありますが経済活動の正常化に伴う雇用・所得や消費の回復本格化を背景に、コロナ危機下での政策効果に支えられた回復から、自律的な回復へのシフトが本格化することも予測されます。

 そして日本経済では、昨年10月の緊急事態宣言解除後も新規感染者数が低位で推移しており、飲食や宿泊など外出関連業種を含め、国内経済活動の再開が進み始めています。ワクチン接種、PCR検査の拡大、医療供給体制の強化などにより、これからは外出関連の経済活動も本格的に再開させていくため、新たに発見されたオミクロン株なども含めた医療逼迫を回避していく対策が引続き急務になると感じます。これから経済活動の正常化に伴う雇用・所得環境の改善に加え、コロナ危機下で積み上がった貯蓄の一部が消費に回ることも予想されますし、潜在成長率を上回るペースでの回復も期待できる一方、半導体などの供給制約は引き続き企業活動の抑制要因となる懸念も残ることが推測されます。

 しかし、世界経済をはじめ日本経済も共に回復を図り従来の生活に戻るための活動を感染状況など注視しながらも徐々に進めていくことが必要と考えます。

 当村では村民の皆様の感染対策意識の高さに加え希望者へのワクチンの接種も近隣自治体より迅速に行うことができ感染流行することなく昨年は乗り切ることができました。

 支援策としてはコロナ禍の影響を受けた村民の皆様や事業者に対する支援として生坂マル得商品券プレミアムの発行、原油高騰による燃料費補助、また、学校等村内施設では検温計・サーキュレーター・消毒用品等の感染対策も講じてきました。本年もこうした支援・対策がまだまだ必要と感じますし、引続き村民の安心安全を守るため行政と議会が両輪となり必要に応じて積極的に取り組んでいきたいと考えています。

 また、この1月から若者コミュニティセンターが村内初となる民間企業に指定管理を委託することなり村内施設の活用方法も新たなフェーズに入り、これからの施設活用にも期待が高まります。今後も村内施設を民間企業に委託できるものは慎重かつ積極的におこない施設の有効利用を進め、村内での雇用の創出につなげていけるよう考えていけたらと思います。

 さて、議会としての昨年を振り返りますと、4期連続無投票だった村議会議員一般選挙が20年ぶりの選挙戦となり、新たに新人議員が3名誕生し若手議員と女性議員も増え議員の年齢層的にもバランスが取れ、村民の声を幅広く聴収できる環境となりました。村民に近い議会となるよう意見を出し合い、いつでも村民の皆様と話せる環境を作りたいと昨年9月末から談話室「山彦」を開設し皆様とお話しする場をつらせていただきました。開設からこれまで複数名の方に訪れて頂き様々なお話やご意見を頂くことができました。村民の皆様におかれましては、お時間のある時に気軽にお越し頂けたらと思います。

 11月には、これまで当議会が行ってきた議会改革に対し、地方創生時代における政策提言の向上に資する取組みをおこなったとして第16回マニフェスト大賞エリア選抜に認定されました。併せて、地方政治のベストプラクティスに資する取組みとして第16回マニフェスト大賞特別賞を受賞し、これまでの議会活動に対し一定の評価をしていただけました。本年はコロナ感染症の状況を見てとなりますが、各地域などにも伺わせていただき談話室「山彦」とは違う交流の場を作っていければと考えています。これらを含めた議会の活動を村民の皆様に理解していただけるよう引続き努力し、村民の皆様に寄り添う議会を目指し議員一丸となって邁進してまいります。

 結びに、全世界の新型コロナウイルス感染症が終息し1日も早く今までの日常に戻ること、生坂村の更なる発展、そして村民の皆様が健やかに過ごせることを願い、この令和4年の新しい年が皆様にとって良い年となりますようご祈念申し上げ、年頭の挨拶とさせていただきます。

 

  令和4年 元旦                                 生坂村議会議長  太田讓



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