信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

生坂中学校標津町交流事業表敬訪問&全国治水砂防協会北陸信越地区支部長・参与会議&小舟集落上空からの風景

2024年10月07日 | 生坂村の取組
 10月7日(月)は雲が多く時々雨が降り、昼間はムシムシと暑さを感じました。
 午前8時30分からは、11日(金)に北海道標津町交流事業に出発します生坂中学校2年生代表の二人と担任の先生が挨拶に来られました。


 生徒二人からは、オンラインで話をしてきた標津中学校と川北中学校の2年年の生徒たちとの交流や標津町での体験、生坂村の良さを伝えたいなど、とても楽しみにしていることと、この交流事業が行われることに対して、村当局など関係各位に感謝の言葉をしっかりとした口調で話されました。


 私からは、皆さんがまだ経験したことがない、北海道の大平原、山、川、海を体験し、北方領土問題など、多くのことを学んでいただき、今後歩んでいく人生の糧にしていただきたいことや、先日の修学旅行は良かったとのことですから、来年3年になり標津町の生徒たちが修学旅行で来ますのでしっかり交流してきてくださいなどと申し上げました。


 先生からも御礼を言われ、生坂村は手厚くされているので事故等がないようにしっかり引率して、来年は修学旅行に来られますので、今回の交流事業でしっかり交流をして、オンラインでも交流を進め、来年の修学旅行がより良いものになるように話し合っていきたいなどと話されました。


 午後3時からは富山県氷見市において全国治水砂防協会北陸信越地区支部長・参与会議が開催され、(一社)全国治水砂防協会長野県支部の支部長として出席しました。当地区は石川県・福井県・新潟県・富山県と長野県から構成されており、石川県は豪雨災害の対応で欠席されましたがが、各県の支部長と参与として各県の砂防課長が出席して行われました。


 最初に今年度当番県の富山県南砺市長 田中支部長の挨拶から始まり、来賓として国土交通省水管理・国土保全局 草野砂防部長と全国治水砂防協会 大野理事長から、それぞれの立場からご挨拶を頂戴しました。



 自己紹介の後、国土交通省からの提供情報として、「いのち」と「くらし」と「みどり」を守る砂防と題して、草野砂防部長からご講演をいただきました。


 令和6年能登半島地震の概要、令和6年能登半島地震の土砂災害対応状況(初動対応)、令和6年能登半島地震の土砂災害対応状況、能登復興事務所の全体業務、河道閉塞等の箇所と対策状況、遠隔施工の活用事例、施設効果事例として地すべり対策施設、急傾斜地崩壊防止施設、令和6年9月20日からの大雨による土砂災害発生状況、ヘリ調査による河道閉塞箇所等の状況確認、令和6年 全国の土砂災害発生状況(8月31日時点)、砂防施設が機能を発揮し被害を未然に防止、土砂災害発生のおそれに関する情報等を活用した早めの避難により被害を逃れた事例、土砂災害に関する防災教育について、


b令和7年度 水管理・国土保全局関係予算概算要求の内訳、水管理・国土保全局関係予算の推移、5か年加速化対策と補正予算及び当初予算の関係、流域治水における砂防の取組、近年の土砂・洪水氾濫の頻発化、土砂・洪水氾濫対策の加速化、砂防堰堤による流木補足の事例、砂防事業と治山事業が連携した流域流木対策の推進、


 「くらし」を守る土砂災害リスクを踏まえた防災まちづくりの推進、まちづくり連携砂防等事業、【新規要求事項】ライフラインを保全する土砂災害対策の推進、【新規要求事項】直轄特定緊急地すべり対策事業(仮称)の創設、【新規要求事項】災害復旧関係事業による砂防堰堤等の緊急除石、DXの推進、近年のTEC―FORCE砂防班の活動及び人材育成の取組、砂防関係施設の多目的使用例、砂防ダムツアー、砂防を活用した「防災啓発」「地域活性化」への支援など詳細に説明をしていただきました。


 次に大野理事長から「近年の土砂災害から学ぶ」と題して情報提供をしていただきました。
 近40年における豪雨と土砂災害の傾向、IPCC第6次評価報告書の概要、地震と土砂災害、市ノ瀬地区、鈴屋川地区、令和6年9月能登半島豪雨による土砂流出推定範囲、能登半島9月豪雨の被害状況、想定される複合災害と問題点、


 日本の地震と土砂災害、地震砂防、今後の地震対策、経済財政運営と改革の基本方針2024、令和6年度上半期における全国治水砂防協会 活動報告、全国治水砂防促進大会 提言(案)について説明を受け、多少の語句の変更や内容的にも更に検討をするとのことでした。


 各県の提出議題として「土砂災害警戒情報の発表と市町村の発出する避難情報について」「土砂災害に関する気象情報の運用変更について」「一時的な大雨における土砂災害警戒情報の発表と解除の考え方について」「土砂・洪水氾濫により大きな被害のおそれのある流域の調査について」「高精度な地形図を用いた基礎調査の進捗状況等について」を各県から議題として提出していただき、他の県が現状の取り組み等について回答していただき、さらに全員で協議をしました。


 提出議案に対して各県の取組等について、支部長、草野部長、大野理事長から、防災気象情報の内容、レベル3・4での避難行動、避難していただく手立て、行動経済学、避難途中でのリスク、切迫感の避難指示、政府のガイドライン、住民一人一人の判断、それぞれ事情が違う状況、避難指示前の段階が重要、ハザードマップの把握、地区防災計画、土砂災害警戒情報の精度、科学的なデータ取得、過去の災害情報の重要性、土砂・洪水氾濫対策計画などの協議をしました。


 今回も各県での避難指示等の発令の状況、自助・共助や地域のコミュニケーションによる対応、地域防災計画等の周知方法など、防災・減災のソフト対策は全地域で進めていますし、当村での防災・減災のソフト対策の参考になる事例もあり、今回も有意義な会議となりました。

雲根集落上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、朝霧が深く立ち込めたいた小舟集落上空からの風景を撮影しました。



 その他生坂村では、中学校で5時間日課下校15:10、地区担当職員会議などが行われました。






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