信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

生坂農業未来創りプロジェクト会議及び人・農地プラン検討会&下生野上空からの風景

2024年03月28日 | 生坂村の会議
 3月28日(木)の天気は下り坂で、夕方から雨が降り出しましたが、過ごしやすい体感でした。
 午前10時からは、今年度の最後の生坂農業未来創りプロジェクト会議及び人・農地プラン検討会を開催しました。

 最初に私から、道の駅いくさかの郷の3月は、天候が悪く苦戦しているようですが、前年度対比では、農産物直売所とかあさん家とも売上が上回っており、ここにいる皆さん、生産者組合の皆さん、両施設のスタッフの皆さんなど関係の皆さんがいくさかの郷を盛り上げていただいたお陰であり感謝申し上げます。
 農泊推進対策では今年度、農泊体験ツアーや相模女子大学の地域協働活動などを行っていただき、24日(日)には竹灯籠づくりワークショップを初めて開催していただき、定員に近い方々にご参加いただき、私も参加して家族にも好評でしたので、また作ってみたいと思います。

 最適土地利用総合対策では、2月末に視察研修に行かれ、レポートも皆さんから提出いただきまして、この視察研修を参考にして、地域計画を策定していき、当会議でも地域の特色を生かした将来の生坂農業を構築するために検討協議をお願いしたいと考えています。
 人・農地プランは毎年度ローリングして、現状にあった内容に更新したりしており、本日は多くの協議事項がありますので、それぞれ忌憚のない意見等をお願いしますなどの挨拶をさせていただきました。

 協議事項として、道の駅いくさかの郷について
 1月農林水産物直売所収支については歳入が3,637,393円で歳出が4,628,410円で△991,017円となった。歳出については、広告費の支出が多かったが思ったより良い数字であった。
 2,3月(途中経過)農林水産物直売所販売実績について、2月の売り上げは4,188,366円で昨年度と比較して113.8%となった。来客者数は3,785人で昨年度と比較して101.0%となり、うるう年で一日多くて良い数字であった。
 3月は雪の影響が7回あり、3月1日(金)は午後4時30分まで停電であり、アイスクリームの溶け出した物を3割引にするなど、天候の影響で来客者数が減っており苦戦をしている。
 しかし、直売所の雑入を含めた総売上が、1億円を初めて超えていて、生産者組合の売上も、3月16日(土)現在で前年度対比126%であり、2年連続で売上増になった。
 4月27日(土)は道の駅いくさかの郷にハンガリー大使がお見えになり、5周年記念イベントを開催する予定である。

 かあさん家実績について
 2月の売り上げは、食堂が1,303,004円で来店数が1,408人、おやき販売が1,424,100円で来店者が1,301人、直売所の売り上げが2,157,505円で、今年度5,800万円あまりになり昨年の売り上げを越えた。
 3月は天気が悪くも売上が好調で、3月26日現在6,200万円あまりで、前年対比118万円あまりの増になった。
 3年前におやきなどを値上げしたが、原価計算をしてみたら、令和3年から特にガス、油、包装品が値上がりして、4月から全体で3~5%で、平均4%台の値上げをお願いしたいとのことでした。
 主な質問と意見の概要については、
ハンガリープレートは値上げがしないのかとの質問に対して、特別なメニューで値上げは考えていないと回答しました。

 農山漁村振興交付金(農泊推進対策)については、令和5年度の実施事業について、事業の目的と、農泊体験ツアー、地域資源の磨き上げに関する先進地視察、パッケージ商品の企画・開発に向けた体験プログラムの試行、開発コンテンツの商品化への検討及び着手と試行、マスメディアを活用した生坂村の魅力発信及び農産物等販売促進に向けたプロモーション活動の事業の内容及び実績、令和6年度の実施予定事業について説明がありました。
 主な質問と意見の概要については、
 農業体験ツアーはどうなったかという質問があり、いくさか農泊体験ツアーに名称変更して行ったと回答しました。

 農山漁村振興交付金(最適土地利用総合対策)については、2月末の視察研修のレポートについて説明があり、続いて地域計画の策定について、10年後は難しいという地区は、2~3年後を見据えて、4月から各地域で話し合いを進めていくとのことでした。
 農業経営に関する意向調査結果については、農地所有者778名にアンケートをお願いし、回答率62.9%の490名から回答をいただき、村外居住者の6割以上が農業を行っていないこと、地域農業や農地の利用についての意見では、特に担い手不足や有害鳥獣対策に苦慮しているとのことでした。 

 人・農地プランに位置付けられている中心的な経営体の27名にもアンケートをお願いし、19名から回答をいただき、規模を拡大したい9名、縮小したい2名という回答もあり、農業公社と協議して対応していくとのことでした。
 土地利用構想図は、村内を89枚の地図にして、これを基に各地域で話し合いを進め、土地のゾーニングを行いながら地域計画を策定していくとのことでした。 

 人・農地プランの協議については、今後の地域の中心となる経営体(担い手)、地域における担い手の確保状況、農地流動化のための農地中間管理機構の活用方法、将来的農業の地区別状況、今後の地域農業のあり方などの説明を受けましたが、意見・質問等はありませんでした。

 最後にJA松本ハイランド生坂支所営農関連スケジュールは、2日(火) 水稲育苗センター利用組合開所式、明科・生坂支所合同農政協議会、4日(木) 水稲苗代講習会、11日(木) ファーマーズガーデンあかしな運営委員会、18日(木) 女性部川手支部役員会、19日(金) 生坂支所くらしの専門委員会、4月1日(月)~5月19日(日) 凍霜害対策本部設置、山清路ぶどうファンクラブの日程などの説明を受けました。

 午後4時からは、松本地域振興局 宮島局長と松本建設事務所 太田所長と東筑摩郡5村長と懇談をさせていただきました。
 宮島局長からは、信州まつもと空港の歴史、来て!観て!松本『彩』発見などの説明をしていただき、太田所長からは、サンプロアルウィンの照明の更新とトラブル内容、松本平広域公園陸上競技場の設計や建設内容、2025年4月に「省エネ基準への適合義務化」に伴って「建築確認・検査や審査省略制度の対象範囲の見直し」に係わる法律改正の施行などについて説明していただきました。

 その後、松本広域や東筑摩郡、各村の課題や活性化、災害対応、道路・河川等の整備など多岐に渡り有意義な意見交換が出来、年度末のお忙しい中ご対応いただき感謝申し上げます。

下生野上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、薄雲に覆われても北アルプスが見えた下生野上空からの風景を撮影しました。

 その他生坂村では、中学校で新年度準備登校、児童館でこしちゃんのシールづくり、振興課関係業務開札、民生児童委員協議会定期会、教育委員会定例会、農業委員会、教育委員会と学校長との懇談会などが行われました。



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