信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

生坂農業未来創りプロジェクト会議&松本広域連合正副広域連合長会議&高津屋森林公園上空からの風景

2023年10月27日 | 生坂村の会議

 10月27日(金)は変わりやすい空でも、昼間は過ごしやすく爽やかな体感でした。

 午前10時からの生坂農業未来創りプロジェクト会議は、最初に私から、道の駅いくさかの郷の件を毎月協議して頂いておりますが、8月、9月、10月とイクサカラットが順調に出荷されまして、販売も順調に伸びて多くの皆さんに生坂村にお越しを頂きました。栽培されている皆さん、そしてここにいる皆さん、道の駅いくさかの郷のスタッフやかあさん家の皆さんに感謝を申し上げる次第です。

 テレビで全国放映をされて生坂村も少しずつ皆さんに知っていただけるようになってきたのかなと思っております。イクサカラットや灰焼きおやきという名物がありますので、こういう点を少しずつ伸ばしていき、更にいくさかの郷を盛り上げていきたいと思っておりますのでご理解とご協力をお願いいたします。

 これから、皆さんご存じの通り閑散期に入りますので、今後どのような物で誘客につなげていくかという事でございますが、今日は丁度トマトの竹パウダー効果の検証試験結果も協議することになっており、トマトもハウス栽培をしたら如何かという話が、この前のいくさかの郷定例会で出されまして、そんなような事も生産者の皆さんと話し合いを進めていけたら良いと思います。

 その他にも農泊推進対策の研修の関係と、最適土地利用総合対策につきましては、来年度までに地域計画を作成しなければいけないという事で、全国で大変困っているような地域もあります。

 当村は良い事業を内示いただきまして、これに沿って24日には区長会議を開きまして、こちらの方のご協力をお願いし、当然農業委員の皆さん中心に地域の皆さんと話し合いをしていく訳でございますが、そんな事で村を上げてしっかり取り組んでいきたいと思いますなどと挨拶させていただきました。

協議事項

  • 竹パウダーの効果検証結果について

 竹パウダーを用いることで化学肥料の使用量を減らしても生育を維持できるか。また、収穫物の糖度にどのような影響があるかについて、トマト栽培で、A区として無施肥、B区で化学肥料のみ、C区で竹パウダーのみ、D区化学肥料半量+竹パウダーにより作付けを行い各調査区のトマトの糖度、1果重量、地上部の長さについて比較を行いました。

 その結果としてトマトの場合、竹パウダーを施用した上で化学肥料を半減させると実も株自体も若干小さくなる。このことから、竹パウダー施用時は2~3割ほど減らし、様子を見ると良いと思われる。

 竹パウダーの過剰施用、老苗の利用は、根を痛めて生産を阻害する場合がある。これに加え竹パウダーは十分に発酵させること、残暑の時期は施用を避けることにも留意すると説明がありました。

意見質問として

・竹パウダーの効果について質問があり、竹パウダーの成分は竹を粉末化したもの土壌改良資材として使用すると回答しました。

・定植時期と収穫調査時期について質問があり、定植時期は8月3日で収穫調査時期は10月24日と回答しました。

・ミニトマトなので1日で判断するのではなく回数を増やしたらどうかと意見がありました。

・竹パウダーはどのように作られているかと質問があり、今回は購入したものを使用したと回答しました。

  • 道の駅いくさかの郷について

直売所について

8月の収支については収入が8,283,117円で支出が7,483,022円で800,095円のプラスになり、客単価もアップしている。

9月は1か月にして道の駅始まって以来の売上で、32,570,467円となり、前年度対比156%となり、集客数も11,568人で前年度対比124%となった。これは、生産者のご協力を頂き大幅に増えた。また、ブドウ部屋9月5日から始めた事、メディアに取り上げられた事、ブドウカード21種類を作成し配布した事が考えられる。

10月は現時点で13,007,495円と昨年の10月の売り上げを上回っている。

去年の品種数が52種類で今年は品種56種類の品種となっておりこの点も売り上げ増につながっていると考えられると説明がありました。

かあさん家について

 9月の売り上げは食堂が1,871,293円で来客数が2,110人、お焼き販売2,130,650円で来客数2,288人、直売所の売り上げは2,515,065円で合計6,517,008円となり、昨年に比較し伸びていると説明がありました。

質問意見

・土日休日以外の日でも来客数が多く駐車場がいっぱいになり車が停められなかったと聞いたが今後の対応はとの質問に対して、今年のこの時期は先程説明したように予想以上にお客さんが多かった、駐車場対応については10月のいくさかの郷定例会で取り上げられ来年度に向けて検討するようになっていると回答しました。

 おやき販売の整理券についても検討をお願いしたいと意見がありました。

  • 農山漁村振興交付金(農泊推進対策)について

 当事業で11月6日(月)から7日(火)に視察研修会を実施する。視察場所は、石川県里山まるごとホテル、春蘭の里、道の駅能登食祭市場について研修し地域資源を活用した体験プログラムの受け入れ体制及び食や景観を活用した観光コンテンツの磨き上げ等に関する地域活性化対策を学び、本村の活性化対策を推進していくと説明がありました。

  • 農山漁村振興交付金(最適土地利用総合対策)について

 現在策定してある人・農地プランを来年度中に地域計画として各区単位で話し合いを行い将来の土地利用構想を整理して、担い手や地域で耕作する農地(守るべき農地)と今後維持管理が難しい農地(粗放的な利用を行う農地等)を明確化したうえで実証の取り組みを通じて地域の土地利用構想を策定していくと説明がありました。

 意見質問

・村外に住んでいる人の把握について及び、竹が農地に入っている個所の対応について質問があり、白図により、営農組合等の状況で色づけしていき、不在地主についても調査していく。また荒れている土地は除外していくと説明しました。

・区で行っていく調整会議についてはどのような説明をしていくかと質問がありこの事業の紹介を目的としていると回答しました。

5.その他

JA松本ハイランド生坂支所営農関連スケジュールについて

11月3日(金文化の日)明科・生坂支所JAまつりから12月上旬の野菜部会・ジュース用トマト部会生産販売実績検討会及び、ぶどう部会の川手支部の実績検討会について説明がありました。

また、今年の米の作況指数は99から100で例年並みだった事及び草尾ぶどう出荷所への出荷数が昨年より200ケース程増えたと説明がありました。

 午後2時からの令和5年度 第2回 松本広域連合正副広域連合長会議は、協議事項として、令和5年松本広域連合議会11月定例会、松本広域連合規約の変更、松本広域連合広域計画の改定(変更)、令和5年度一般会計補正予算(第1号)、令和4年度松本広域連合決算、介護認定審査会の簡素化の導入、令和6年度松本地域ふるさと基金事業の実施方針、松本広域連合火災予防条例の一部改正について協議をし、原案通り定例会に諮ることになりました。

 報告・周知事項としては、松本広域観光に係る基調講演及びパネルディスカッションの開催、松本大学生による松本広域観光周遊プランの制作、消防署管轄区域の見直し、消防通信指令システム全面更新に係る進捗状況、松本・諏訪・上伊那地域の指令の共同運用に係る検討状況などについて説明を受けました。

会議終了後は、東筑摩郡村長会を開催し、議題として令和4年度一般会計決算について協議し承認していただき、協議事項として、令和5年度人事院勧告、全国町村長大会、東筑摩郡村長会・議長会新年会、消防費負担金などについて協議をし、それぞれの方向性などを決めていただきました。

高津屋森林公園上空からの風景

△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、朝霧が深く立ち込めていた高津屋森林公園の上空と周辺からの風景を撮影しました。

 その他生坂村では、保育園でイングリッシュランド、小学校でALT、中学校で新人戦壮行会、児童館でおはなしひろば、健康麻雀教室、健康応援隊、せせらぎ公園整備、新型コロナワクチン接種、農業委員会などが行われました。



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