1月7日(火)は日差しが届いたり雲が広がったりの変わりやすい空で、昨日に比べ少し寒さが緩みました。
午前9時からは、生坂村店舗整備促進事業補助金選定委員会を開催しました。今回商工会を通じて1件の申請がありましたので、当補助金交付要綱に沿って、太田議長、商工会 白澤副会長、私、牛越副村長、眞島振興課長の5人で審査をしました。
商工会の権田指導員から、詳しく説明をしていただきました。今回は30年間ほど灰焼きおやきの製造販売をされたきて、施設の老朽化により、製造所兼店舗の新築に対して補助金の申請でした。
委員各位からは、整備内容、隣接土地の状況、借入の予定など、多岐に渡り質問があり、その対応等の意見を付しての採択と条件なしの採択でありましたので、申請通りに承認されました。
午前10時30分からは、有害鳥獣駆除対策協議会を開催し、当協議会副会長の腰原農業委員会長の開会のことばで始まりました。
最初に私から、新年早々の会議にご出席ありがとうございます。今日の会議は有害鳥獣の駆除対策についてご協議頂く訳でございます。資料にあります通り令和6年度は二ホンジカ、イノシシ。カラス等の被害はありましたが、サルが本年度は来ていない状況で、北アルプスからのサルは池田と大町の方で駆除されているのかなと思っているところです。
毎年猟友会の皆さんには日々努力をして頂きまして、二ホンジカも300頭、イノシシも60頭を駆除して頂いていまして、日頃のご活動に感謝を申し上げる次第でございます。また、有害野生獣の侵入防止柵の設置は、前年度、前々年度は多くの箇所で設置をして頂きましたので、補助金も多くお出ししておりますが、今年度は設置する箇所も徐々に減ってきたという様な中で、補助金の額も減額をしているところでございます。
有害野生獣の侵入を阻止しないと、農作物被害を抑えられないという事になりますので、これは農業の耕作意欲の減退に繋がってしまいますから、取り組んでいかなければならない課題だと思っております。
今後、野生獣やカラス等の有害鳥獣について、今までの状況の中でどの様に対策をしていくのがベターなのかなど、忌憚のないご意見をお願いいたしますなどの挨拶をさせて頂きました。
議事内容
1,有害鳥獣の被害状況等について
令和6年度のイノシシ、二ホンジカ、カラス、熊についての被害状況について、支援対策状況で、広域鳥獣防止柵等の整備について、村による鳥獣害防除機具設置事業補助金の内容及び補助実績について説明がありました。
また、村による狩猟免許の取得及び、更新に係る補助金について、有害鳥獣駆除について、説明がありました。
主な意見・質問とその回答の概要は、
・生坂村鳥獣害防除機具設置事業補助金における、個人設置と複数人設置の場合の補助率について、昨年検討した結果について質問があり、近隣市町村の補助内容について確認し、当村の補助は厚遇の方であったなどを検討した結果、昨年同様の補助率で今年度も実施していると説明しました。
2,今後の鳥獣対策について
令和6年度事業のくくり罠の配布状況、令和7年度の予定事業の説明で 広域鳥獣防止柵の維持管理や更新についての説明。また、大日向区南平地区において侵入防止柵の整備を検討している。ニホンジカ・イノシシの捕獲については引き続き猟友会を中心に実施。ニホンジカの捕獲頭数の変更に伴い、くくり罠を250基の要望を予定している。サルついては令和4年度に整備したGPS基地局を活用し、効率的な追い払いを実施していく事について説明がありました。
また、生坂村鳥獣被害防止計画の変更についてで、上生坂小舟地区の侵入防止柵の整備を削除。大日向区南平地区の侵入防止柵の整備を追記の説明がありました。
主な意見・質問とその回答の概要は、
・松本市において、集落でワナの見回りを実施する集落捕獲隊が活動している。猟友会員の高齢化問題等もあるので、集落での見回りも検討したらどうかと意見があり、区長会議での周知、検討を諮ると説明しました。
・獣が住みやすい環境をつくらないことが必要と思う。農地、森林で所有者が分からない土地はどのくらいあるのか質問があり、農地については、昨年アンケートを行い、その結果によりある程度把握している。森林については、所有者が分からない土地については多く存在しているので、森林環境譲与税を活用して順次進めていきたいと説明しました。
・防止柵の維持管理についてどのように対応しているか質問があり、管理については地元で対応している。しかし大規模に被害があった時は役場に報告して頂き検討し対応していると説明しました。
3.その他
主な意見・質問とその回答の概要は、
・猟友会では仕掛けたワナの管理は会員で対応している。現在困っているのは、銃の所持者が減っており、捕獲した有害鳥獣の止め刺し等に苦慮しているので、銃の保持者を増やす方策を検討し欲しい。また、捕獲した鳥獣の処理問題について、へい獣処理場を検討して欲しいと意見があり、近隣市町村の状況を確認し検討すると説明しました。
下生坂上空からの風景
△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、下生坂の高台に行き、雲に覆われた空に朝霧が掛かっていた上空からの風景を撮影しました。
その他生坂村では、保育園で通常保育、いくさか歩こう部、1班の皆さんの元気塾などが行われました。