12日(水)は日差しが届いても雲が多めで時々にわか雨が降り、昼間は蒸し暑くなりました。
午前10時からの「生坂村農業再生協議会総会」は、私から水利組合長さんはじめ出席の皆さんには、農業行政や水田関係等にお力添えをいただいていますことに御礼を申し上げ、農業従事者の高齢化や担い手不足など農業の課題は尽きませんが、ここ数年10億円以上を掛けて、県営中山間総合整備事業により用水路の更新や圃場整備などを行ってきまして、生坂村の基幹産業であります農業をしっかり守っていくために、引き続きのご理解とご協力をお願いしますなどの挨拶をさせていただきました。
議事は、令和4年度事業報告及び収支決算、令和5年度事業計画及び収支予算について説明し、質問として、今年度も補正予算があるのか、また残額が0円になることについて質問があり、今年度の補正予算は現時点でない見通しであることと、国からの事務交付金でコピー代を村の一般会計から補填して、収支を0円にしていると回答させていただき、全員賛成で原案通り承認されました。
次に、今月26日(水)~28日(金)に行う予定の経営所得安定対策の作付面積等の現地確認について、注意事項等を説明し立ち会いをお願いしました。
また、流域治水の取組として、水田の活用の「田んぼダム」について協力をお願いし、当村の「雨水貯留施設」の設置費用補助についても説明し、村民の皆さんで流域治水に取り組んでいただくように啓発いたしました。
午後7時からは昨晩に続いて、下生野区において「脱炭素事業に関する村民説明会」を開催しました。
参加者は、男性19名、女性14名、地区担当職員、平林、金子、藤沢雄斗、山田香菜、村議会議員は、太田議長、島議員の出席でした。
私のあいさつで始まり、村づくり推進室長説明は、6月に全戸配布を行ったパンフレットにより、生坂村がゼロカーボンに取り組む理由、生坂村の現状、村の特徴、脱炭素で目指す将来像について説明を行いました。
続いて、脱炭素先行地域づくり事業内容について、生坂村の地域エネルギー会社『株式会社 いくさかてらす』について説明し、生坂村と地域エネルギー会社との役割分担について説明を行いました。
説明を受けて区民の皆さんの質問とその回答の概要は、
設置費用について無料ということですが、1戸当たりの費用はとの質問に対して、現時点での見込み単価では1戸当たり、太陽光設備約140万円で、蓄電池約200万円と回答しました。
現在設置している家は対象になるかとの質問に対して、個別に調査相談して対応していくと回答しました。
話を聞いていると設置が無料で、電気料が安くなる。良い事だが、村内でどのくらいのパネルが必要かとの質問に、1戸当たり約畳16畳分で1日12.8kWhを発電し、余剰については蓄電池に溜めていくと回答しました。
災害があった場合パネルの復旧はどうなるかとの質問に、維持管理はエネルギー会社が行い、災害にあった場合は保険で対応していくと回答しました。
発電した電気はどうなるかとの質問に対して、エネルギー会社で管理して売電していく、使用量についてはメーターで管理していくと回答しました。
ゼロカーボンは賛成だが、生坂村は自然を守っていくと思っていた、遊休農地にパネルを設置すると、景観が悪くなるのではないかとの質問に対して、公共施設と各事業所、各家庭、各地区に遊休農地等を利用して、1反分くらいの設置になる。設置する場所は地区の皆さんと相談して決定していくと回答しました。
創造の森の説明はどうなっているかとの説明に対して、創造の森はオフグリッドハウスとして先行地域づくり事業に入っている。有機農業も行う計画であり地域には説明していると回答しました。
しっかりとした設計はできているのかとの質問に対して、事業については、今年度詳細設計を行っていく。そしてその結果により今年度の冬に再度説明会を行って説明していくと回答しました。
PPAについて、この事業は良い事業だが、最近携帯会社と電力会社を合わせた営業している。この事業で太陽光パネルを設置した場合、大手が参入して安い単価で営業した時に、村の契約解除はできるのかとの質問に対して、当事業での設置については15年契約をお願いしたい。電気料についてはどの会社よりも安い単価で行っていきたいと回答しました。
中部電力で電気料金が月1万の場合と比較してどうなるかとの質問に対して、2月の電気料金は1kWh当たり36円位だが、現在は国の激変緩和措置で25円位となっている。エネルギー会社は1割から2割安い設定を考えていて、燃料調整費、再エネ賦課金、基本料金はいただかない予定であると回答しました。
ペレットストーブは補助があるかとの質問に、ペレット関係事業については森林調査の結果により方向性を定めていきたいと回答しました。
国からの補助金は何年間交付していただけるかとの質問に対し、6年間交付していただくと回答しました。
家に太陽光パネルを設置しない家は安い電気が使えるかとの質問に対し、野立てのオフサイト設置により対応していくので、設置しない家でもエネルギー会社の電気は使えると回答しました。
EV自動車の補助金は考えていないかとの質問に対し、EV車について村が購入したものを無料で貸し出す仕組みを考えている。
地域エネルギー会社の運営が出来ていくかとの質問に対し、事業収支計画については試算している。家屋への設置について調査して正確に示していく。
その他の意見としては、
・デメリットについて説明してほしい。電気料金も示してほしい。
・電気を売るとなっているが、売電単価も考慮してほしい。
下生野区の皆さんには、多くの忌憚のないご質問やご意見、貴重なご提言等をいただきありがとうございました。今後詳細に調査設計等を行い、来年当初の説明会には、より具体的に説明し、ご納得いただけますように取り組んでまいりますので、引き続きのご理解とご協力をお願いいたします。
▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、日岐区の花畑の風景を地上と上空から撮影しました。今年度もいつもの畑に水はけを講じて素敵な花畑を造っていただきました。
日岐区花畑の風景
今年度で15年目になります「地域ぐるみで村じゅう花ざかり」事業の花畑・花壇の写真を、今年度も私がFacebook、Twitter、Instagram、Line、YouTube、Blogで発信しています。
今年度も新型コロナウイルス感染状況が予断を許さないところだけに、各区の花畑の美しく可憐に咲いている花々を見ますと、心が癒されている方が多いと思います。
区民の皆さんには維持管理が大変ですが、引き続き花達が美しく咲き続けられるために、草取り、花摘み、水くれなどをよろしくお願いいたします。
その他生坂村では、保育園で身体測定(未)、小学校で学期末清掃(~20日)・ALT、中学校で数学単元訪問・授業研究会、児童館でえいごであそぼ、乳幼児健診、歴史探訪教室、議会談話室などが行われました。