信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

令和7年度当初予算査定&信濃川水系(信濃川上流)流域治水協議会&小立野と下生野上空からの風景

2025年01月31日 | 生坂村の報告
 1月31日(金)は晴れて日差しが届きましたが、朝はグッと冷え込み、昼間もこの時期らしい寒さとなりました。


 午前9時からの新年度当初予算査定は、総務課と住民課の担当職員から、やまなみ荘改修工事関係、福祉センター特別会計、総務課の企画費、地域振興費、脱炭素地域づくり推進費等の説明を受け、担当部署は財政面や環境省との調整内容等を加味して、選択と集中により経費を計上していると感じました。


 午後1時30分からは、長野市において信濃川水系(信濃川上流)流域治水協議会全体会議が開催され、眞島振興課長と出席しました。
 現在会議などにより、気候変動による水害リスクの増大に備え、流域全体のあらゆる関係者が協働して、流域全体で水害を軽減させる治水対策 「流域治水」について取り組んでいるところです。
信濃川流域における流域治水の更なる推進、またその全体像を共有・検討する場として、流域内の市町村長等が参加し議論するために、当会議は今回で4回目になります。

 議事は、信濃川水系(信濃川上流)流域治水協議会規約改正(案)について、流域治水の目標設定に向けた現状考察、流域治水の取組事例、流域治水の自分事化について、信濃川水系緊急治水対策プロジェクトの進捗状況についてなど説明を受け協議をしました。

 私も下記の内容で意見発表をさせていただきました。
 生坂村では、村内や下流域の水害リスクを低減させるための流域治水の取組として、令和6年度に県松本地域振興局の協力を得て、田んぼダムの実証に取り組みました。当実証では、異なるタイプの流量調整器具を設置した試験田と慣行田において、大雨の際の田面水位を比較することで、田んぼダムによる流出抑制効果を検証しました。
小立野と下生野上空からの風景

 今年度の検証では、シミュレーションよりも雨量が少なく効果の検証に必要なデータが得られなかったため、令和7年度以降も継続的に実証を行っていく予定です。これらの流域治水の取組を村内に波及させていきたいところですが、流量調整器具によっては排水マスを交換する必要があるため導入コストが掛かることや、中山間地域においては、畦畔や法面の崩落の危険性を加味して安全な範囲内で流出量を設定する必要があり、専門的な知見が必要なことが課題となっています。

 また、昨年から本格的に工事着手していただいています下生野地区の犀川堤防改修事業についてですが、近年の降雨状況や出水状況を踏まえますと早期に堤防整備が完成することは、沿川住民の安全安心を確保する上で非常に重要と考えていますので、引き続き工事の推進をお願いいたします。
長野県河川協会でも、流域治水対策が推進されるよう国へ要望活動や啓発活動を行ってまいりますので、国、県の関係者の皆様には引き続きのご協力をお願いいたします。

 気候変動による水害リスクの増大に備え、流域全体のあらゆる関係者が協働して、流域全体で水害を軽減させる治水対策「流域治水」について取り組んでいるところですので、当村も田んぼダムの実証、雨水貯留施設設置補助等を行い「流域治水」を推進してまいります。

△▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、青空が広がり朝日が差してきた小立野と下生野上空からの風景を撮影しました。


 その他生坂村では、保育園でEランド⑨、小学校で1年三校交流会・SC山本先生来校・味噌造り体験2,3年生、中学校で全校合同体育日課終了・SC来校・2年1校時音楽、ピラティス教室などが行われました。




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