出版 企画書
2016年10月10日作成
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋
☆出版社の方へ
1. 少なくとも10万部以上売れるベストセラーになると論理的に思いますのでご検討を宜しくお願い致します。
2.内容はセラピスト歴20年以上の私自身の実際のセラピーの内容を包み隠さず公開しますから、内容にも自信があります。
3.結果に焦点を当てるのではなく原因に焦点を当ててケアする今までにない画期的な内容です。実際のセラピーで十分な効果が出ています(実証済)。
4.添付書類の「新入社員のA君B君の話」の同じ環境なのに困っているA君が困っていないB君の考え方や感じ方を身に付ければB君のように楽になるという事が基本的な方法です。
5.本の形態は読み易く分かり易くする為に、短い一章毎に分けて、その一章を理解して積み重ねる事で、考え方や感じ方を変えて頂く事で楽になる、人生が楽しくなる、ポジティブになるという内容です。
☆購買ターゲット
対人緊張症気味、神経症気味(不安が強い等)、鬱病気味、ネガティブ、ストレスが強い、ポジティブになりたい等で悩んでいる人等がターゲットで、購買見込み層ははとても多いです。
具体的には、医師に掛かる程度の強度の対人緊張症(医師は社交不安障害と言う)だけでも300万人以上いると専門家が考えているそうです。病院に行くほどでもない対人緊張症気味の人を含めると少なくとも2倍、3倍は軽くいるでしょうし、
更に、不安症気味 パニック障害気味、鬱病気味、ネガティブ、ストレスが強い、ポジティブになりたいがなる方法が分からない、性格を変えたい、臆病を直したい等を含めると潜在的なこの企画の購買層は軽く1000万人を超えるのではないかと思えます。
(パニック障害だけでも1000万人いるという数字もあります。)
そして、そういう人たちの多くは、人知れず治したい、という人たちでしょう。
購買ターゲットのすそ野はとても広くて大きいと思われます。
そして、効果が実感されると、インターネット等の口コミ等で広まるのではないかと思っています。100万部を超えた大ベストセラーの禁煙セラピー(ワニブックス アレン・カー著)のように売れると思います。ベストセラー確実だと論理的に判断しています。
(注、目的は違いますが、納得する事で効果を出すというシステムは禁煙セラピーと同じですから私は禁煙セラピーを類書と考えています。)
★題名(仮)
人に知られずに自分の力だけで根本的に治す対人緊張症気味、不安症気味、鬱病気味
(対人緊張症気味、神経症気味、鬱病気味の方へ 考え方を変えれば楽になります。)
(注、ジャンルは自己啓発、実用書です。 医療行為では全くありません。心理療法ですから医療行為に抵触する所は全くありません。ご安心ください。)
★副題
開き直りや言い聞かせ、気をそらす、自分をだます、あきらめる等ではなく、根本原因の性格から変えて根本的に楽になる、素晴らしい人生にするポジティブになる為のセルフセラピー
★本の内容
心理療法ハッピーライフでは、長年、精神科や心療内科に通っても治らなかった対人緊張症や神経症、鬱病などの人に必要な人生勉強(自分や自分の周りを客観視する、不安の処理が出来るようになる等)をお教えする事で病院に行く必要も薬を飲む必要もなくなる(治る)という心理療法(認知行動療法、人生勉強療法)をしています。
(注、ちなみに、認知行動療法は世界で最も広まっている心理療法と言われています。)
この内容を包み隠さずそのまま本にします。
本にするに当たって、医療行為と混同されない事と購買層のすそ野を広げる為に題名は、対人緊張症気味、神経症気味、鬱病気味等にしましたが、真剣に熟読して頂き、考え方を修正して頂ければセラピーの内容を全てそのまま書きますから病院に行かれている対人緊張症、神経症、鬱病などの人も十分に治る可能性があります。
少なくとも、この本を読んだら、必ず読む前よりも大分楽になったという実感の伴う内容です。
☆ジャンル 自己啓発 実用書 医療行為ではありません。心理療法ですから医療行為に抵触する所は全くありません。必要な人生勉強をお教えして、対人緊張症気味、神経症気味、鬱病気味等で困っていない人たちと同じような考え方、同じような感じ方が出来るようになって頂きます。
例えば、会社で何十人もの前で話をする事になった、上司や部下とのコミュニケーションが取るのが下手などの軽い問題もクリアーになります。
★本の中身の体裁
(注、目的は違いますが、納得する事で効果を出すというシステムは禁煙セラピーと同じですから私は禁煙セラピーを類書と考えています。)
私は「禁煙セラピー」を熟読する事でとても難しかった苦しかった禁煙が簡単に出来、既に禁煙して約20年です。
この「禁煙セラピー」のように熟読して頂くだけで対人緊張症気味や神経症気味、鬱病気味が治る本です。
個人差はありますが「禁煙セラピー」のように治る人がどんどん出て来る本です。
★書き方
「禁煙セラピーを見本にして重要な項目を一つ一つ深く分かって頂き積み重ねて行くという方式で書こうと思います。」
☆書くに当たって個人的な気持ち、心構え
現在、私は57歳です。宮本武蔵の五輪書のように自分のものを全て書き残して置きたいという気持ちになりました。
★オリジナル性、著作権等
中身は日々セラピーで使用している内容で私のオリジナルです。本にして他者との著作権の問題等は一切発生しません。ご安心下さい。
★執筆時間
日常のセラピー内容を本にしますから、新たに調べるものは何もありませんので1ヶ月~2ヶ月くらいで書く事が出来、推敲にもう一か月、2ヶ月から3ヶ月位で原稿は出来ると思います。
★出版社へのお願い
出版に対して拘わって頂ける全ての人に内容を深く理解納得して頂きたいです。 私は何時間でも説明をして、どんなご質問にも論理的に科学的にご納得いただけるまで回答します。出版に係った人、自ら、効果を実感して頂ければと思いますので、よろしくお願いします。
★矢野裕洋(やのやすひろ)
郵便番号794-0006
愛媛県今治市石井町1-4-96
電話、ファックス0898-22-3755
090-2233-6654(不在にする場合も多いので電話のご連絡は携帯電話にお願いします。)
心理療法ハッピーライフ(認知行動療法、人生勉強療法、1998年開設)代表者
ホームページ http://www.happylife/jp
(ボームページの中の無料資料が最も分かり易い資料になります。読みにくいという方にはプリントアウトをして郵送しています。)
メールアドレス a@happylife.jp
新入社員のA君B君の話 (出版企画書用 添付書類)
(教科書)
2016年2月10日作成
ハッピーライフ、矢野裕洋
新入社員のA君は人生勉強が出来ていません。新入社員のB君は人生勉強が十分に出来ています。この人生勉強の差を読み取って下さい。
或る会社の或る部署に新入社員のA君とB君がいます。
A君とB君は同じ大学の同じ学部を一緒に卒業して、一緒にこの会社に入り、一緒に新入社員研修を受けて、一緒に同じ部署に配属されて、まだ1か月くらいです。
A君とB君は、同じ大学の同じ学部を一緒に卒業していますから、学力は同じくらいで、年齢も同じです。
部署に配属されてしばらくして直属の上司が、
「新人のお前たちに丁度良い仕事があるから二人一緒にやってみろ」
と言われて、二人一緒にその仕事をしたのですが大きなミスをしてしまいました。
それで部長が二人を呼んで、
「お前たち、何をやっているんだ」
と、二人一緒に怒られました。
すると、その翌日から新入社員のA君は会社に来れなくなりました。
しかし、B君はいつも通りに会社に来ています。
A君もB君も会社員になったばかりですから部長に怒らて、二人ともに「怖い」と感じましたが、
A君は強く怖いと感じ続けるだけで、自宅に帰っても部長に怒られた事が頭から離れないで、「明日もまた怒られるかも知れない」という予期不安で眠れないのです。翌日は会社に行こうとしてもどうしても行けないので家族に会社に連絡をしてもらって休みました。
B君も部長に怒られた時、最初は「怖い」と感じましたが、『本当に怖い事なのだろうか?』という思いが出て来て、
まず最初に、部長の立場に自分がなって見る、という客観視を始めました。
自分が部長だったら、どういう気持ちで怒ったのだろうかという客観視です。自分が部長だったら、新卒の新入社員を辞めさせたいと思って怒る事はないだろう。何故ならば、部長の立場からしたら仕事をさせるという事が大きな内容だけれども後を任せられる人を育てなければいけないという事柄も大きいし、自分とAが辞めた方が部長は困りそうだ。特に、自分たちは新卒で即戦力の途中入社でもない。自分が部長でこのケースで怒るとしたら『学生気分が抜けていない、しっかりしろ』という事くらいだろう。
次に、第三者の目から見たら自分たちはどういう状況かという客観視をして見ました。社内ですから、先輩社員や事務の女性も居るでしょう。先輩社員や事務の女性を見ると、何も変わった事はないという感じで仕事を続けています。という事は、先輩社員や事務の女性からしたら自分たちが部長に怒られている現状は『危機ではない』『大した事ではない』という認識なのだろう。
3つ目に、妥当な未来予測、という客観視をしました。自分の過去の体験や知っている人たちの実際の体験、知らない人たちの本当の体験だろうと思える話の中で、新卒の新入社員が入社して初めて任された仕事で失敗して解雇される体験は一つもない。という事は解雇される事もなく、何も変わらない明日が来ると思うのが妥当な未来予測だ。
とこんな感じで、B君は主観では部長に怒られて『怖い』と感じたのですが、客観的な情報を多方面からしっかりと得たら、部長に怒られている最中から心の中では安心しています。
その後、A君は翌日も翌々日も眠れなくなり、どうしても会社に行けず、鬱が出て来てとても辛くなったので精神科に行くと『うつ病』と診断されて、会社を休職する事になりました。
B君は休職しているA君を気にしてお見舞いに行きました。
A君とB君は同期入社ですから、忌憚なく話しが出来ます。以下はA君とB君の会話です。
「A君よ、何で部長に怒られたくらいで鬱病になったんだよ?」
「B君よ。僕に言わせれば部長にあんなに怒られたのに鬱病にもならないで平気で会社に行けている君の方が不思議だよ。」
「A君よ。一緒に仕事を失敗して一緒に部長に怒られたけれども、俺はそんなに怖いとは思わなかったけれども何が怖いと思ったんだ?」
「部長に怒られたら怖いに決まっているじゃないか。」
「だから具体的に部長に怒られて何が怖いんだよ。」
「そんなの今まで考えた事がなかった。」
「じゃあ、考えてくれよ。部長に怒られて具体的に何が怖いのかを。」
「うーん。取り敢えず、解雇されるのが怖い。」
「解雇なんてされないよ。部長は後の人間を育てるのも大きな仕事の一つだから、新卒の新入社員の僕たちが解雇される事はないよ。解雇したり、僕たちが二人とも会社を辞めたらその方が部長は困るはずだよ。それでも、本当に解雇されても俺は怖いとは思わないよ。確かに解雇されたら嫌だよ。親に黙っておくわけにもいかないから解雇されたと話さなければいけないし、お金を稼ぐためにアルバイトをしないといけないし、また、一生アルバイトというわけには行かないだろうから合間を見て就職活動をまたしなくてはいけないだろうね。とても嫌だし疲れそうだけれども俺は怖いとは思わないよ。」
その後、A君は医師の指導の下、投薬治療と半年の長期休養を取り、医師が治ったと判断をしたので復職しました。
しかし、どうでしょうか?
A君は相変わらず人生勉強が出来ないままですから、何か切っ掛けが有ったらおそらく再発するでしょう。
しかし、B君のような考え方が出来るようになったら、A君はB君と同じようにもう二度とうつ病になる事はないと思えませんか?
A君に本当に必要なものは、医師の薬でも長期休養でもなく、B君と同じような考え方や感じ方が出来るようになって、B君と同じように考えられる感じられるようになる事なのです。
投薬治療と半年の長期休養で医師は治ったと判断しましたが、治ったのではなく、落ち着いた状態になっただけです。
何故ならば、相変わらず、人生勉強は出来ていないまま、B君のような考え方や感じ方は薬や長期休養では出来るようになりませんから。
ですから、うつ病などで長期休養した社員は高確率で再発をすると言われているのです。
再発というよりも、落ち着いた状態になっただけで、治っていない(B君の感じ方や考え方が出来るようになって初めて治ったと言えると思います)から、当たり前なのです。
この話を読まれて皆さんはどう思われましたか?
2016年10月10日作成
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋
☆出版社の方へ
1. 少なくとも10万部以上売れるベストセラーになると論理的に思いますのでご検討を宜しくお願い致します。
2.内容はセラピスト歴20年以上の私自身の実際のセラピーの内容を包み隠さず公開しますから、内容にも自信があります。
3.結果に焦点を当てるのではなく原因に焦点を当ててケアする今までにない画期的な内容です。実際のセラピーで十分な効果が出ています(実証済)。
4.添付書類の「新入社員のA君B君の話」の同じ環境なのに困っているA君が困っていないB君の考え方や感じ方を身に付ければB君のように楽になるという事が基本的な方法です。
5.本の形態は読み易く分かり易くする為に、短い一章毎に分けて、その一章を理解して積み重ねる事で、考え方や感じ方を変えて頂く事で楽になる、人生が楽しくなる、ポジティブになるという内容です。
☆購買ターゲット
対人緊張症気味、神経症気味(不安が強い等)、鬱病気味、ネガティブ、ストレスが強い、ポジティブになりたい等で悩んでいる人等がターゲットで、購買見込み層ははとても多いです。
具体的には、医師に掛かる程度の強度の対人緊張症(医師は社交不安障害と言う)だけでも300万人以上いると専門家が考えているそうです。病院に行くほどでもない対人緊張症気味の人を含めると少なくとも2倍、3倍は軽くいるでしょうし、
更に、不安症気味 パニック障害気味、鬱病気味、ネガティブ、ストレスが強い、ポジティブになりたいがなる方法が分からない、性格を変えたい、臆病を直したい等を含めると潜在的なこの企画の購買層は軽く1000万人を超えるのではないかと思えます。
(パニック障害だけでも1000万人いるという数字もあります。)
そして、そういう人たちの多くは、人知れず治したい、という人たちでしょう。
購買ターゲットのすそ野はとても広くて大きいと思われます。
そして、効果が実感されると、インターネット等の口コミ等で広まるのではないかと思っています。100万部を超えた大ベストセラーの禁煙セラピー(ワニブックス アレン・カー著)のように売れると思います。ベストセラー確実だと論理的に判断しています。
(注、目的は違いますが、納得する事で効果を出すというシステムは禁煙セラピーと同じですから私は禁煙セラピーを類書と考えています。)
★題名(仮)
人に知られずに自分の力だけで根本的に治す対人緊張症気味、不安症気味、鬱病気味
(対人緊張症気味、神経症気味、鬱病気味の方へ 考え方を変えれば楽になります。)
(注、ジャンルは自己啓発、実用書です。 医療行為では全くありません。心理療法ですから医療行為に抵触する所は全くありません。ご安心ください。)
★副題
開き直りや言い聞かせ、気をそらす、自分をだます、あきらめる等ではなく、根本原因の性格から変えて根本的に楽になる、素晴らしい人生にするポジティブになる為のセルフセラピー
★本の内容
心理療法ハッピーライフでは、長年、精神科や心療内科に通っても治らなかった対人緊張症や神経症、鬱病などの人に必要な人生勉強(自分や自分の周りを客観視する、不安の処理が出来るようになる等)をお教えする事で病院に行く必要も薬を飲む必要もなくなる(治る)という心理療法(認知行動療法、人生勉強療法)をしています。
(注、ちなみに、認知行動療法は世界で最も広まっている心理療法と言われています。)
この内容を包み隠さずそのまま本にします。
本にするに当たって、医療行為と混同されない事と購買層のすそ野を広げる為に題名は、対人緊張症気味、神経症気味、鬱病気味等にしましたが、真剣に熟読して頂き、考え方を修正して頂ければセラピーの内容を全てそのまま書きますから病院に行かれている対人緊張症、神経症、鬱病などの人も十分に治る可能性があります。
少なくとも、この本を読んだら、必ず読む前よりも大分楽になったという実感の伴う内容です。
☆ジャンル 自己啓発 実用書 医療行為ではありません。心理療法ですから医療行為に抵触する所は全くありません。必要な人生勉強をお教えして、対人緊張症気味、神経症気味、鬱病気味等で困っていない人たちと同じような考え方、同じような感じ方が出来るようになって頂きます。
例えば、会社で何十人もの前で話をする事になった、上司や部下とのコミュニケーションが取るのが下手などの軽い問題もクリアーになります。
★本の中身の体裁
(注、目的は違いますが、納得する事で効果を出すというシステムは禁煙セラピーと同じですから私は禁煙セラピーを類書と考えています。)
私は「禁煙セラピー」を熟読する事でとても難しかった苦しかった禁煙が簡単に出来、既に禁煙して約20年です。
この「禁煙セラピー」のように熟読して頂くだけで対人緊張症気味や神経症気味、鬱病気味が治る本です。
個人差はありますが「禁煙セラピー」のように治る人がどんどん出て来る本です。
★書き方
「禁煙セラピーを見本にして重要な項目を一つ一つ深く分かって頂き積み重ねて行くという方式で書こうと思います。」
☆書くに当たって個人的な気持ち、心構え
現在、私は57歳です。宮本武蔵の五輪書のように自分のものを全て書き残して置きたいという気持ちになりました。
★オリジナル性、著作権等
中身は日々セラピーで使用している内容で私のオリジナルです。本にして他者との著作権の問題等は一切発生しません。ご安心下さい。
★執筆時間
日常のセラピー内容を本にしますから、新たに調べるものは何もありませんので1ヶ月~2ヶ月くらいで書く事が出来、推敲にもう一か月、2ヶ月から3ヶ月位で原稿は出来ると思います。
★出版社へのお願い
出版に対して拘わって頂ける全ての人に内容を深く理解納得して頂きたいです。 私は何時間でも説明をして、どんなご質問にも論理的に科学的にご納得いただけるまで回答します。出版に係った人、自ら、効果を実感して頂ければと思いますので、よろしくお願いします。
★矢野裕洋(やのやすひろ)
郵便番号794-0006
愛媛県今治市石井町1-4-96
電話、ファックス0898-22-3755
090-2233-6654(不在にする場合も多いので電話のご連絡は携帯電話にお願いします。)
心理療法ハッピーライフ(認知行動療法、人生勉強療法、1998年開設)代表者
ホームページ http://www.happylife/jp
(ボームページの中の無料資料が最も分かり易い資料になります。読みにくいという方にはプリントアウトをして郵送しています。)
メールアドレス a@happylife.jp
新入社員のA君B君の話 (出版企画書用 添付書類)
(教科書)
2016年2月10日作成
ハッピーライフ、矢野裕洋
新入社員のA君は人生勉強が出来ていません。新入社員のB君は人生勉強が十分に出来ています。この人生勉強の差を読み取って下さい。
或る会社の或る部署に新入社員のA君とB君がいます。
A君とB君は同じ大学の同じ学部を一緒に卒業して、一緒にこの会社に入り、一緒に新入社員研修を受けて、一緒に同じ部署に配属されて、まだ1か月くらいです。
A君とB君は、同じ大学の同じ学部を一緒に卒業していますから、学力は同じくらいで、年齢も同じです。
部署に配属されてしばらくして直属の上司が、
「新人のお前たちに丁度良い仕事があるから二人一緒にやってみろ」
と言われて、二人一緒にその仕事をしたのですが大きなミスをしてしまいました。
それで部長が二人を呼んで、
「お前たち、何をやっているんだ」
と、二人一緒に怒られました。
すると、その翌日から新入社員のA君は会社に来れなくなりました。
しかし、B君はいつも通りに会社に来ています。
A君もB君も会社員になったばかりですから部長に怒らて、二人ともに「怖い」と感じましたが、
A君は強く怖いと感じ続けるだけで、自宅に帰っても部長に怒られた事が頭から離れないで、「明日もまた怒られるかも知れない」という予期不安で眠れないのです。翌日は会社に行こうとしてもどうしても行けないので家族に会社に連絡をしてもらって休みました。
B君も部長に怒られた時、最初は「怖い」と感じましたが、『本当に怖い事なのだろうか?』という思いが出て来て、
まず最初に、部長の立場に自分がなって見る、という客観視を始めました。
自分が部長だったら、どういう気持ちで怒ったのだろうかという客観視です。自分が部長だったら、新卒の新入社員を辞めさせたいと思って怒る事はないだろう。何故ならば、部長の立場からしたら仕事をさせるという事が大きな内容だけれども後を任せられる人を育てなければいけないという事柄も大きいし、自分とAが辞めた方が部長は困りそうだ。特に、自分たちは新卒で即戦力の途中入社でもない。自分が部長でこのケースで怒るとしたら『学生気分が抜けていない、しっかりしろ』という事くらいだろう。
次に、第三者の目から見たら自分たちはどういう状況かという客観視をして見ました。社内ですから、先輩社員や事務の女性も居るでしょう。先輩社員や事務の女性を見ると、何も変わった事はないという感じで仕事を続けています。という事は、先輩社員や事務の女性からしたら自分たちが部長に怒られている現状は『危機ではない』『大した事ではない』という認識なのだろう。
3つ目に、妥当な未来予測、という客観視をしました。自分の過去の体験や知っている人たちの実際の体験、知らない人たちの本当の体験だろうと思える話の中で、新卒の新入社員が入社して初めて任された仕事で失敗して解雇される体験は一つもない。という事は解雇される事もなく、何も変わらない明日が来ると思うのが妥当な未来予測だ。
とこんな感じで、B君は主観では部長に怒られて『怖い』と感じたのですが、客観的な情報を多方面からしっかりと得たら、部長に怒られている最中から心の中では安心しています。
その後、A君は翌日も翌々日も眠れなくなり、どうしても会社に行けず、鬱が出て来てとても辛くなったので精神科に行くと『うつ病』と診断されて、会社を休職する事になりました。
B君は休職しているA君を気にしてお見舞いに行きました。
A君とB君は同期入社ですから、忌憚なく話しが出来ます。以下はA君とB君の会話です。
「A君よ、何で部長に怒られたくらいで鬱病になったんだよ?」
「B君よ。僕に言わせれば部長にあんなに怒られたのに鬱病にもならないで平気で会社に行けている君の方が不思議だよ。」
「A君よ。一緒に仕事を失敗して一緒に部長に怒られたけれども、俺はそんなに怖いとは思わなかったけれども何が怖いと思ったんだ?」
「部長に怒られたら怖いに決まっているじゃないか。」
「だから具体的に部長に怒られて何が怖いんだよ。」
「そんなの今まで考えた事がなかった。」
「じゃあ、考えてくれよ。部長に怒られて具体的に何が怖いのかを。」
「うーん。取り敢えず、解雇されるのが怖い。」
「解雇なんてされないよ。部長は後の人間を育てるのも大きな仕事の一つだから、新卒の新入社員の僕たちが解雇される事はないよ。解雇したり、僕たちが二人とも会社を辞めたらその方が部長は困るはずだよ。それでも、本当に解雇されても俺は怖いとは思わないよ。確かに解雇されたら嫌だよ。親に黙っておくわけにもいかないから解雇されたと話さなければいけないし、お金を稼ぐためにアルバイトをしないといけないし、また、一生アルバイトというわけには行かないだろうから合間を見て就職活動をまたしなくてはいけないだろうね。とても嫌だし疲れそうだけれども俺は怖いとは思わないよ。」
その後、A君は医師の指導の下、投薬治療と半年の長期休養を取り、医師が治ったと判断をしたので復職しました。
しかし、どうでしょうか?
A君は相変わらず人生勉強が出来ないままですから、何か切っ掛けが有ったらおそらく再発するでしょう。
しかし、B君のような考え方が出来るようになったら、A君はB君と同じようにもう二度とうつ病になる事はないと思えませんか?
A君に本当に必要なものは、医師の薬でも長期休養でもなく、B君と同じような考え方や感じ方が出来るようになって、B君と同じように考えられる感じられるようになる事なのです。
投薬治療と半年の長期休養で医師は治ったと判断しましたが、治ったのではなく、落ち着いた状態になっただけです。
何故ならば、相変わらず、人生勉強は出来ていないまま、B君のような考え方や感じ方は薬や長期休養では出来るようになりませんから。
ですから、うつ病などで長期休養した社員は高確率で再発をすると言われているのです。
再発というよりも、落ち着いた状態になっただけで、治っていない(B君の感じ方や考え方が出来るようになって初めて治ったと言えると思います)から、当たり前なのです。
この話を読まれて皆さんはどう思われましたか?