原因と結果の法則(2)
2007年11月28日(水)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋
No.3
今日は、心理療法ハッピーライフの矢野裕洋です(笑)。
今日は、原因と結果の法則(2)です。
最初に、対人緊張症や神経症、性格由来のうつ病が治る、という『治ったという状況』はどういう事かを考えてみましょう。
治療法が複数あるのと同じく、治るという概念も複数存在します。
(1)症状や人を気にし過ぎる性格や不安がり過ぎる性格などはそのままなのですが、日常生活が支障なく出来るようになれば治ったと考える概念。
赤面症や吃音(きつおん、どもり)などの症状はある。
(2)症状がなくなれば治ったと考える概念。
多数のクライアントさんはこの考えをしている。
赤面症や吃音などの症状がなくなれば治ったと考える概念。
(3)症状だけではなく、人を気にし過ぎる事や不安がり過ぎる事までなくなったら治ったと考える概念。
赤面症や吃音などの症状はない。
1番目は、医師や森田療法などの考え方です。
例えば、森田療法の講習会で神奈川県の医師がはっきりと言われましたが、「人前で手が緊張により震え続けていても『あるがままに受け入れよ』という事が森田療法の考え方ですから手の震えがなくならなくても、発症以前と同じような日常生活が出来るようになれば森田療法では完治と考えます」とおっしゃっていました。
2番目は、多くの一般の人たちの考え方です。
赤面症の人は赤面しなくなれば治った。
吃音の人は吃音しなくなれば治った。
多汗症の人は汗をかかなくなったら治った。
という考え方です。
ですから、発声法によって吃音を逃避する方法や自律神経を切断して多汗を止める手術まであります。
3番目は心理療法ハッピーライフがお勧めする治ったという概念です。
赤面症や吃音の症状がなくなってもクライアントさんの悩みは終わりません。
赤面症や吃音などの症状を薬物や開き直り、発声法などで症状を出ないようにしても、原因の人を気にし過ぎる考え方や不安がり過ぎる考え方は変わりませんから、悩みは終わりません。
また、吃音を発声法によって吃音しなくなっても、原因の人を気にし過ぎる考え方は同じですから新たな症状がもぐら叩きゲームのようにほぼ必ず出て来ます。
原因の人を気にし過ぎる考え方や不安がり過ぎる考え方を多くの困っていない人と同じ丁度良い考え方になって頂く事で症状は結果的になくなります。
また、考え方自体が多くの困っていない人たちと同じような考え方になって頂くのですから悩みもなくなります。
次に、どういう治療法が有るのかを考えて行きましょう。
(1) 医学、
精神科、神経科、心療内科にての投薬治療や手術。
(2) 結果に焦点を当てる心理療法
森田療法やカウンセラーなど結果が良くなれば良いと考える心理療法。
(3) 原因に焦点を当てる心理療法
認知行動療法や心理療法ハッピーライフの心理療法など。
原因の考え方を修正する事で結果の症状は自動的になくなり悩みが根本から解決されます。
どの深さの原因に焦点を当てるかは違っている場合がある。
(4) 医学、心理療法以外。
話し方教室など。
一部の症状をテクニックや肉体の条件反射を利用して出なくする方法。
上記のように、治る、という概念も治し方の方法も多岐に渡ります。
当然ですが、治療者と被験者が同じ治るという概念と治し方の方法を共有していないと上手く行きません。
言葉さえ通じなくなります。
心理療法ハッピーライフは
(3)症状だけではなく、人を気にし過ぎる事や不安がり過ぎる事までなくなったら治ったと考える概念。
(3)原因に焦点を当てる心理療法
認知行動療法や心理療法ハッピーライフの心理療法など。
原因の考え方を修正する事で結果の症状は自動的になくなり悩みが根本から解決されます。
どの深さの原因に焦点を当てるかは違っている場合がある。
心理療法ハッピーライフは(3)(3)なのだという事をはっきりと理解、納得をして頂いていなければいけません。
他の療法も同じです。
原因と結果、で考えて見ると、
原因に焦点を当てるのは認知行動療法や心理療法ハッピーライフの療法などです。
結果に焦点を当てるのは医学や森田療法、カウンセラーなど多くの心理療法や話し方教室などです。
今回の、結果と原因の法則(2)、では心理療法ハッピーライフでは原因の考え方、勘違いや誤認知、勘違いや誤認知を修正する事で結果的に治るという手法だという事を深く理解をして頂かなければいけません、という内容です。
多くの人は症状がなくなれば良い、と考えていますから、上記の事を深く理解、納得していないと、私は原因の話をしているのに、結果に焦点を当ててしまっては私との会話が成立しません。
心理療法ハッピーライフで上手く行かない人のほとんどはこの事が深く理解、納得出来ていない人たちなのです。
最後に、上記の治療法の中で『治せる可能性の有る人』は医師だけです。
医師は薬や手術を使いますから、強制的に薬が効いたり自律神経を切断しているのですから症状が出なくなります。
しかし、他の人たちは治せないのです。
全ての心理療法は森田療法であろうがカウンセラーであろうが催眠療法であろうが認知行動療法であろうが私もそうですが、絶対に治す事は出来ないのです。
クライアントさんが『その通りだなあ』と受け入れてくれる事で効果が出たり治ったりするのであって全ての心理療法は強制力はありませんから治せないのです。
話し方教室も同じです。
今日の、結果と原因の法則(2)、良く分かりましたでしょうか?
余談ですが、過去にインターネットで匿名で私の事を治せないセラピストと誹謗されていた事があります。
もうお分かりでしょうが、残念ながら、上記の内容が理解、納得出来ていない人なのです。
どんなに説明をしてその時は理解して頂いても暫くすると、結果に焦点を当てて治してもらおうと考え始める人がいます。
次回は、結果と原因の法則(3)、で常識という事に触れて行こうと思います。
ひとつの事柄を理解、納得しても次々に理解、納得して頂かなければならない事柄があります。
今回の事柄を十分に理解、納得して頂き続けないといつの間にか従来の考え方に置き換わってしまうのです。
そういう事柄を書く予定です。
このブログは、皆さんのコメントやメールに沿って書いて行く予定ですからどんどんご意見を寄せて下さいね(笑)。
2007年11月28日(水)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋
No.3
今日は、心理療法ハッピーライフの矢野裕洋です(笑)。
今日は、原因と結果の法則(2)です。
最初に、対人緊張症や神経症、性格由来のうつ病が治る、という『治ったという状況』はどういう事かを考えてみましょう。
治療法が複数あるのと同じく、治るという概念も複数存在します。
(1)症状や人を気にし過ぎる性格や不安がり過ぎる性格などはそのままなのですが、日常生活が支障なく出来るようになれば治ったと考える概念。
赤面症や吃音(きつおん、どもり)などの症状はある。
(2)症状がなくなれば治ったと考える概念。
多数のクライアントさんはこの考えをしている。
赤面症や吃音などの症状がなくなれば治ったと考える概念。
(3)症状だけではなく、人を気にし過ぎる事や不安がり過ぎる事までなくなったら治ったと考える概念。
赤面症や吃音などの症状はない。
1番目は、医師や森田療法などの考え方です。
例えば、森田療法の講習会で神奈川県の医師がはっきりと言われましたが、「人前で手が緊張により震え続けていても『あるがままに受け入れよ』という事が森田療法の考え方ですから手の震えがなくならなくても、発症以前と同じような日常生活が出来るようになれば森田療法では完治と考えます」とおっしゃっていました。
2番目は、多くの一般の人たちの考え方です。
赤面症の人は赤面しなくなれば治った。
吃音の人は吃音しなくなれば治った。
多汗症の人は汗をかかなくなったら治った。
という考え方です。
ですから、発声法によって吃音を逃避する方法や自律神経を切断して多汗を止める手術まであります。
3番目は心理療法ハッピーライフがお勧めする治ったという概念です。
赤面症や吃音の症状がなくなってもクライアントさんの悩みは終わりません。
赤面症や吃音などの症状を薬物や開き直り、発声法などで症状を出ないようにしても、原因の人を気にし過ぎる考え方や不安がり過ぎる考え方は変わりませんから、悩みは終わりません。
また、吃音を発声法によって吃音しなくなっても、原因の人を気にし過ぎる考え方は同じですから新たな症状がもぐら叩きゲームのようにほぼ必ず出て来ます。
原因の人を気にし過ぎる考え方や不安がり過ぎる考え方を多くの困っていない人と同じ丁度良い考え方になって頂く事で症状は結果的になくなります。
また、考え方自体が多くの困っていない人たちと同じような考え方になって頂くのですから悩みもなくなります。
次に、どういう治療法が有るのかを考えて行きましょう。
(1) 医学、
精神科、神経科、心療内科にての投薬治療や手術。
(2) 結果に焦点を当てる心理療法
森田療法やカウンセラーなど結果が良くなれば良いと考える心理療法。
(3) 原因に焦点を当てる心理療法
認知行動療法や心理療法ハッピーライフの心理療法など。
原因の考え方を修正する事で結果の症状は自動的になくなり悩みが根本から解決されます。
どの深さの原因に焦点を当てるかは違っている場合がある。
(4) 医学、心理療法以外。
話し方教室など。
一部の症状をテクニックや肉体の条件反射を利用して出なくする方法。
上記のように、治る、という概念も治し方の方法も多岐に渡ります。
当然ですが、治療者と被験者が同じ治るという概念と治し方の方法を共有していないと上手く行きません。
言葉さえ通じなくなります。
心理療法ハッピーライフは
(3)症状だけではなく、人を気にし過ぎる事や不安がり過ぎる事までなくなったら治ったと考える概念。
(3)原因に焦点を当てる心理療法
認知行動療法や心理療法ハッピーライフの心理療法など。
原因の考え方を修正する事で結果の症状は自動的になくなり悩みが根本から解決されます。
どの深さの原因に焦点を当てるかは違っている場合がある。
心理療法ハッピーライフは(3)(3)なのだという事をはっきりと理解、納得をして頂いていなければいけません。
他の療法も同じです。
原因と結果、で考えて見ると、
原因に焦点を当てるのは認知行動療法や心理療法ハッピーライフの療法などです。
結果に焦点を当てるのは医学や森田療法、カウンセラーなど多くの心理療法や話し方教室などです。
今回の、結果と原因の法則(2)、では心理療法ハッピーライフでは原因の考え方、勘違いや誤認知、勘違いや誤認知を修正する事で結果的に治るという手法だという事を深く理解をして頂かなければいけません、という内容です。
多くの人は症状がなくなれば良い、と考えていますから、上記の事を深く理解、納得していないと、私は原因の話をしているのに、結果に焦点を当ててしまっては私との会話が成立しません。
心理療法ハッピーライフで上手く行かない人のほとんどはこの事が深く理解、納得出来ていない人たちなのです。
最後に、上記の治療法の中で『治せる可能性の有る人』は医師だけです。
医師は薬や手術を使いますから、強制的に薬が効いたり自律神経を切断しているのですから症状が出なくなります。
しかし、他の人たちは治せないのです。
全ての心理療法は森田療法であろうがカウンセラーであろうが催眠療法であろうが認知行動療法であろうが私もそうですが、絶対に治す事は出来ないのです。
クライアントさんが『その通りだなあ』と受け入れてくれる事で効果が出たり治ったりするのであって全ての心理療法は強制力はありませんから治せないのです。
話し方教室も同じです。
今日の、結果と原因の法則(2)、良く分かりましたでしょうか?
余談ですが、過去にインターネットで匿名で私の事を治せないセラピストと誹謗されていた事があります。
もうお分かりでしょうが、残念ながら、上記の内容が理解、納得出来ていない人なのです。
どんなに説明をしてその時は理解して頂いても暫くすると、結果に焦点を当てて治してもらおうと考え始める人がいます。
次回は、結果と原因の法則(3)、で常識という事に触れて行こうと思います。
ひとつの事柄を理解、納得しても次々に理解、納得して頂かなければならない事柄があります。
今回の事柄を十分に理解、納得して頂き続けないといつの間にか従来の考え方に置き換わってしまうのです。
そういう事柄を書く予定です。
このブログは、皆さんのコメントやメールに沿って書いて行く予定ですからどんどんご意見を寄せて下さいね(笑)。