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★対人緊張症や神経症、鬱病の原因は脳内物質だと聞いているのですが?

2017年05月31日 | 対人緊張症、神経症、うつ病、ポジティブに
★対人緊張症や神経症、鬱病の原因は脳内物質だと聞いているのですが?


数年前に3回コースを終了したクライエントさんが、
「パニック障害のパニック発作の原因は脳内物質が原因なのは分かっているのですが…」
という電話がありました。
ガックリしました。

下記の文章を読んでどう思われますか?


最初に、私は医師ではありません。

心理学(心理療法)の人間です。
ですから脳内物質を調べる事は出来ません。
よく セロトニン とか ドーパミン が鬱病の原因ではないかと一般の人たちと同じ情報ソース(テレビだとかインターネット、一般の雑誌など)ですが言われていますが、事実(結果が出ている)はどんな話よりも強力だという事です。
実際に心理療法ハッピーライフで必要な人生勉強をして勘違いの恐怖心がなくなったら精神科や神経科、心療内科に行く必要がなくなり、薬も飲む必要がなくなっています。
私は医学に喧嘩を売っているつもりはありませんが、結果と原因のどこに焦点を当てるかという違いだと思います。
私のブログに書いています例え話ですが、唾液がたくさん出て困っているという人がいるとしましょう。
内科の医師に唾液がたくさん出て困っていると訴えたら内科医は副作用的に口内が乾く薬を対症療法として処方しようと考えるかも知れませんが、患者が

「唾液がたくさん出て困っている原因を私は知っています。唾液がいっぱい出てくるのは 梅干し の事を一日中ずっと考えているからなんです。」

と言うと内科医は

「それでしたら、梅干しの事を考えるのをやめて下さい。梅干しの事を考えるのがやめられないようでしたら心療内科に行かれて下さい。」

と言うのではないでしょうか?

唾液を脳内物質に例えると、唾液が勝手にたくさん出ているのではなく心が梅干しの事を考えて唾液をたくさん分泌させているのです。
おそらく、脳内物資も同じだと思います。
今の医学は心の問題をほとんど考慮しませんから、確かに対人緊張症や神経症、鬱病の患者の脳内物質を調べたらセロトニンやドーパミンが確かに多かったり少なかったりしているのでしょうが、心が脳内物質の分泌に関しての指令を唾液と同様に出しているのではないかと私は考えています。
ですから、心理療法ハッピーライフで必要な人生勉強をして対人緊張症や神経症、鬱病が治った人たちの脳内物質は、私は医師ではありませんから調べる事は出来ませんが、正常値に戻っているのではないかと思います。
また、仮に脳内物質が正常値に戻っていなくても対人緊張症や神経症、鬱病で何も困らなくなり、人生を楽しんでいるのでしたら、何の問題もないという事になると思うのですが、いかがでしょうか?

★大切な人にこそ気を使わないといけない 対人緊張症の人は逆 不幸を自分が作っている 大切な人の心はゴムのように伸びるが最後は切れる

2017年05月29日 | 対人緊張症、神経症、うつ病、ポジティブに
★大切な人にこそ気を使わないといけない 対人緊張症の人は逆 不幸を自分が作っている 大切な人の心はゴムのように伸びるが最後は切れる


特に対人緊張症、対人恐怖症(医師は社交不安障害、社会不安障害などと言う)の人や対人緊張症、対人恐怖症から神経症や鬱病になっている人たちは、人に嫌われる事がとても大きな恐怖(認知の歪み、勘違いなのですが)になっていますから、自分を嫌う可能性の高い自分の人生の中で大切ではない人にとても気を使い、自分の人生で本当に大切な家族や友人、特に家族には「外で気を使い過ぎて疲れているのだから当たっても(八つ当たりをしても)許してくれるはず、分かってくれるはず」という甘えや依存心がありますから、家族や友人を大切にしません。

家族と比べて友人は比較的早く去って行きますが家族は中々去っては行きません。

ですから配偶者であろうが親子であろうが(兄弟の結びつきは家族の中で最も弱いです)最悪、謝ったら許してくれます。

しかし、ゴムと一緒なのです。

表面上は、言葉上は、許してくれたけれどもゴムは伸びてしまっているのです。

ゴムを元の状態に戻さなければいけないのに、対人緊張症系統の人たちはゴムが伸びている事自体に気付きませんから「許してくれた」と安心して相変わらず大切な家族を大切にしません。

同じような事を繰り返します。

やがて、ゴムが伸び切ったら夫婦関係も親子関係も切れてしまいます。

しかし、哀れな対人緊張症の人の多くは必要な人生勉強が出来ていませんからピエロのようになります。

「私は悪くない。家族が悪い。私は何と不幸なかわいそうな人なんだろうと嘆き自分を捨てた家族を恨むのです。」

人生勉強が良く出来ている人から見れば本当にピエロでしかない、自業自得でしかない、となります。

★人が怖がる時は大きく分けて二つ

2017年05月29日 | 対人緊張症、神経症、うつ病、ポジティブに
★人が怖がる時は大きく分けて二つ

人間が怖がる時は大きく分けて二つになります。

1つは「危機だ」という情報が来ている時です。

もう1つは「危機だ」という情報は全く流れて来ていないのに情報自体が十分に得られていない時も同様に人は強く恐怖を感じます。

具体的には、安倍総理大臣やトランプ大統領も「テロリストが侵入して来た」という情報が来たら恐怖を感じるはずです。

もう1つの具体例は 暗闇 です。人は目から得る情報がとても多いのです。学者によって数値は多少違いますが、4割から6割くらいの情報を目から得ているそうです。ですから、暗闇になると 暗闇の中に「危機だ」という情報は全くないのに大きな情報不足に陥って強い恐怖を感じるのです。

もうお分かりだと思いますが、対人緊張症や神経症、鬱病の人たちは必要な人生勉強不足ですから、人が何を考えているのか? 第三者の人から見て危機か安全か? これからどんな未来が来るか? 等の客観的な情報が著しく不足しています。だから、精神科や神経科、心療内科に行って体に悪い薬(薬はすべて毒だそうです。症状や病気に効く薬はあっても体に良い薬はないそうです。)をわざわざもらって飲んでいるのです。

という事ですから、多くの困っていない、対人緊張症や神経症、鬱病でない人たちと同程度の客観的な情報が十分に得られて妥当な判断が出来るようになれば対人緊張症や神経症、鬱病は治るのです。

★完全主義完璧主義は絶対にダメ 完全主義の罠につかまる 症状も完全主義から逆作用の法則で出している

2017年05月29日 | 対人緊張症、神経症、うつ病、ポジティブに
★完全主義完璧主義は絶対にダメ 完全主義の罠につかまる 症状も完全主義から逆作用の法則で出している

「完全主義(完璧主義)はたまには良い事だ」

と言うクライエントさんが心理療法ハッピーライフではほとんどですが、完全主義(完璧主義)は絶対にダメです。そもそも私たちは人間ですから、
神様なら完全主義(完璧主義)は出来るかも知れませんが、
私たち人間には完全主義(完璧主義)は絶対に無理なのです。具体的には、完全(完璧)に全ての人に嫌われなくなるのは無理です。完全(完璧)に仕事が分かるようにはなりません。しかし、完全主義(完璧主義)の罠に掛かった人は絶対に手に入れられない完全(完璧)を追い求めて何をしているのか分からない人生になります。

私たちは「確率」で生きているのです。

例えば、これから車や電車で出かける事になったとしましょう。絶対に何事もなく家に帰れますか? おそらく99.9999%以上の確率で(私は数学者ではありませんから確率の出し方は感覚でしていますので、確率の数字が気になる人は ごめんなさい 目をつぶって下さい)何事もなく無事に帰って来られるでしょうが、100%ではありません。100%(完全、完璧)でないといけないと思った段階でもう絶対に無理な事を望んでいる、このケースでは出かけられなくなります(家から出られない人たちの多くがこのケースです)。

では、どう生きれば良いのかというと、客観的な情報を十分に得て、高確率で大丈夫だろうと思える人生にするしかないのです。完全主義(完璧主義)や完全(完璧)ではなくても備え過ぎたら逆作用の法則で悪くなります。例えば、対人緊張症や神経症、鬱病の症状はほとんど完全主義(完璧主義)から来ている逆作用の法則で出ています。絶対に赤面してはいけない絶対に赤面してはいけないと思えば思うほど赤面をしてしまう。吃音を絶対にしてはいけないと思えば思うほど吃音してしまう。もっと健康になろうもっと健康になろうと健康に良いと宣伝されているサプリメントを山ほど飲んだらどうなるでしょうか?

中庸の教えというのがあります。
(簡単に言うと、何事も丁度良いが一番良いという教え)

十分な客観的な情報が得られなければ丁度良いという所を見つける事は出来ないでしょうが、客観的な情報が十分得られるようになって丁度良いという人生が最も良い人生という事になるでしょう。
(ちなみに、この丁度良いには個人差があります。この丁度良いは平均とか真ん中という意味ではありません。ですから、とてもポジティブな人がいるとしましょう。その人の丁度良いが周りから見たらとてもポジティブだという事だと思われます。逆にネガティブな人は丁度良いではなく客観的な情報が十分に得られていないから良くない所にいると思えます。)

役所の話 有料セラピーで必ずお話している 役所の話 を本を書いている過程で初めて文章化しました。

2017年05月29日 | 対人緊張症、神経症、うつ病、ポジティブに
★役所の話 「人間は集団生活をする動物だから周りに居る最も強い感情を持った人の感情(良い感情、悪い感情は関係ない)を勝手に感じ取り自分の感情に置き換えてしまうという習性を持っている」

あなたが市役所でも区役所でも県庁でも税務署でも年金事務所でもどんな役所でも構いません。役所に行って役所の公務員に
「○○を調べて欲しい」
とお願いしたとしましょう。すると、その役所の公務員が
「分かりました。分かりましたが、これを調べるのには1時間くらい掛かると思います。で、お願いなのですが、ご覧の通り、何故だか今日はとても混んでいるのです。私も仕事が沢山あるんです。で、この椅子に1時間程、私が来るまで座って待っていて頂けませんでしょうか? 調べている途中にあなたに質問が出て聞きに来るかも知れませんし、調べ終わった後もあなたを探すと時間のロスになりますから、ぜひ、協力して頂けませんか?」
と言われたとしましょう。
そして、あなたは深く考えないで簡単に
「良いですよ。」
と答えたとしましょう。

ここまでが状況設定です。
これからがこの話の本番です。

さて、椅子に座って目の前を見たら(男性でも女性でも若くても年寄りでも想像しやすい人で構いません)「この世の中の苦しみを全て自分が背負い込んでいるんだ」というような人があなたの前に座っていたらどんな感じですか?
うめき声などは出してはいません。
雰囲気だけです。

人間は集団生活をする動物だから周りにいる最も強い感情を持った人の感情(良い感情、悪い感情は関係ない)を勝手に感じ取って自分の感情に置き換えてしまうという習性を持っていますから、個人差がありますが、だんだん気持ちが悪くなって来ると思います。

そして、他の場所に移りたいと思うのですが、あの公務員にこの場所でずっと待っていると約束したから場所を変えるわけにはいかないと思って我慢してずっとそこに居たらどうですか?

あなたの気分は、役所に来る前は別に何ともなかったのにとても気分が悪くなっていそうに思えませんか?

そして、長い長い一時間が経って、公務員の人が「出来ました。少々説明もしましょうか?」と言って来たら、あなたは説明を断って逃げるようにその役所を去ろうとするのではないでしょうか。

逆に、「この椅子に座っていて下さい」までは同じですが、目の前の人が真逆で、「私は世界一の幸せ者だ」という雰囲気の人が座っていたらどうでしょうか?

前とは違って「何か良い事があったのですか?」と話しかけたくなりそうですが話しかけないで下さい。そうしないと前の例と比較が出来ませんから。

今度は、あなたの気持ちが、真逆になるでしょう。

役所に来る前は別に良い気持ちでも悪い気持ちでもなかったのに、この「私は世界一の幸せ者だ」という人の側にいるだけでとても心地良い気分になっていると思いませんか?

もちろん話し掛けていないのですから、前と同じで、どこの誰なのか? どんな事が起きたのか? 等ぜんぜん分かりません。そして、公務員の人が「すいません。一時間くらいと言ったのに一時間半掛かってしまいました。」と言いながら来られたとしましょう。あなたは時計を見て初めて一時間半経っているのに気付いて、「もう一時間半も経っていたのですね。ぜんぜん気付きませんでした。大丈夫ですよ。」と言うとても穏やかなあなたが居そうでしょう。

人間は集団生活をする動物だから周りにいる最も強い感情を持った人の感情(良い感情、悪い感情は関係ない)を勝手に感じ取り自分の感情に置き換えてしまうという習性を持っているから、今までの人生でこのような経験は山ほどしているでしょう。そして、人間はイメージ力に富んでいますから、本当は近くに居ないのですが、テレビドラマや映画、小説などでも同じようになります。

心地悪い感情を持っているだけで他人に迷惑を掛けているという事に気付いていない人が多いです。人は人の中でしか生きられない人間という動物ですから、ネガティブな人は人に嫌われ、ポジティブな人は人に好かれます。ぜひ、あなたの人生に役立てて下さい。

サザエさんの話 (大分昔に載せているのではと思います。)

2017年05月28日 | 対人緊張症、神経症、うつ病、ポジティブに
対人緊張症や神経症、鬱病などの認知の歪みはカツオ君の押し入れが怖いとシステムは同じです。

サザエさんの話
  
『目指せカツオ君』カツオ君は人生勉強がとても良く出来ています。

対人緊張症(社交不安障害、対人恐怖症、SAD、社会不安障害)、神経症(パニック障害、摂食障害、自律神経失調症など)、うつ病(外因性のうつ病など一部を除く)の原因は、人生勉強不足から来ている認知の歪み(簡単に言うと勘違い)です。
多くの対人緊張症などで困っていない普通の人たちは成長と共に必要な人生勉強(自分や自分の周りを客観視する能力、人と自分の正しい心の関係、不安の処理の仕方など)の能力を十分に身に付け、対人緊張症、神経症、うつ病にならない正しい認知を身に付けます。
例えば、人に嫌われる事は嫌だけれども怖い事ではない、等です。
しかし、対人緊張症、神経症、うつ病で困っている人は人生勉強不足から認知の歪み(正しくない認知、勘違い)になって、辛い症状を自分自身で出しています。
『目指せカツオ君』、カツオ君のように人生勉強ができるようになれば、原因が変われば結果は変わる、正しい認知になれば、自動的に、対人緊張症や神経症、うつ病は治るというより自然に無くなります。
大丈夫です(笑)。


テレビのサザエさんの話です(私の記憶ですが‥)。

カツオ君がいたずらをして、お父さん(波平さん)が怒ってカツオ君を押入れに閉じ込めるのです。その後、しばらくして、

「カツオはもう十分反省をしただろう」とお父さんは言いながら、押入れを開けたら、カツオ君は押入れの中で、懐中電灯でマンガを読んで笑っていたのです。

もうお分かりだと思いますが、親から見るといつまでたっても子供は子供としか見えません。
ですから、お父さんから見ると押入れを恐がった頃の小さなカツオ君のままなのです。
しかし、カツオ君はいつのまにか心が成長していて、押入れに入れられても 押入れの中は狭い 暗い 拘束されているのは心地良くない しかし、これは嫌な事で恐い事ではない、と気付いているのです。
カツオ君は学校の勉強はもう一つのように思えますが、心の成長はとても良いと思えます。
この、嫌だと恐いは違う、嫌な事は嫌だけれども恐い事ではない という真理に気付いたのです。
カツオ君はおちゃめな子供ですから、次にお父さんに押入れに閉じ込められた時の為にあらかじめ懐中電灯とマンガを押入れの中に用意していたのです。
そして、早速、用意していたマンガを押入れの中で読んで笑っていたのです。

対人緊張症(赤面症、どもり、緊張による手足の振るえ、過敏性腸症候群(精神的なもの)、多汗など)の多くは、思春期の頃の自意識過剰のまま、人に変に思われたり嫌われたりしたら恐い、という考え方(思想、認知)を持ち続けているのが原因ですが、多くの対人緊張症でない普通の人たちは、心の成長段階で、人に変に思われたり嫌われる事は嫌だけれども恐い事ではない、 という考え方(思想、、認知)に変わっています。
しかし、対人緊張症の人は思春期の頃の勘違いのまま生きているのです。
恥ずかしいと恐いは違います。
嫌だと恐いは違います。
恐い事などないのです。

神経症(不安神経症、抑うつ神経症、適応障害など)の人も同じで、嫌だと恐いを混同しているのです。
押入れを恐くなくなったカツオ君、のように、嫌だと怖いは違う、となれば良いのですが、これが出来ていないのが原因です。

心理療法ハッピーライフでは、この妄想(勘違い、認知の歪み)を無くして、正しいに認知にするお手伝いをしています。
妄想(勘違い、認知の歪み)が無くなれば、カツオ君のように楽になれます。

大丈夫です(笑)。

本を書いています。取り敢えず、出だしだけ公表してみます。

2017年05月26日 | 対人緊張症、神経症、うつ病、ポジティブに
対人緊張症、神経症、鬱病の原因は勘違い。病気ではないから対人緊張症や神経症、鬱病は勘違いを修正したら治る。
 
ハッピーライフ、矢野裕洋

最初に、

対人緊張症や神経症、鬱病の原因は勘違いです。病気ではありません。ですから勘違いを修正したら早く綺麗さっぱりすっきり爽やかに治ります。ただし、勘違いは勘違いですが、例えば、
「今日は5月13日だったんですね。まだ、5月12日だったと勘違いしていました。」
というような単純な勘違いではありません。
多くの精神科や神経科、心療内科等に対人緊張症や神経症、鬱病で通院する必要のない人たちが身に付けている能力が身に付いていないから、多くの人たちは怖いと感じない事を強く怖いと感じているのが対人緊張症や神経症、鬱病の原因で、多くの人たちが怖いと感じない事を強く怖いと感じている状態が対人緊張症や神経症、鬱病です。

治し方の方から簡潔に結論を言うと、対人緊張症や神経症、鬱病は客観的な情報不足から来ている勘違いの状態ですから必要な客観的な情報を得られるようになり、その客観的な情報から導き出される結論が本当にその通りだと納得すれば治ります。

「客観的な情報を得る能力を身に付ける」⇒「怖いと感じていた事が怖い事ではないと分かる」⇒「分かった事がもっと深く全くその通りだと思えるようになる。」⇒「勘違いの恐怖がなくなるから対人緊張症や神経症、鬱病が治る」という事です。

例えば、足し算引き算が全く出来ない人が居るとしましょう。その人は色々な所で困って苦しんでいるはずですが、特に「スーパーマーケットのレジが怖い」と訴えているとしましょう。何故、スーパーマーケットのレジが怖いのかというと、「5万円も10万円も持っていたらスーパーマーケットのレジは全く怖くないけれども、今日は500円とか1000円とかしか持っていないから、足し算引き算が全く出来ないから、多分お金は足りるだろうと思える何個かの商品をスーパーマーケットのカゴに勘で入れて、レジに行くのだけれどもお金が足りなかったら凄く怖いじゃないですか」という理由です。こういう人が本当に居たら、あなたはどう思いますか?
病気だと思いますか?
誰でも出来る足し算引き算が出来ないという理由でスーパーマーケットのレジを本当に怖がっている事は分かっても病気だとは全く思わないでしょう。ほとんどの人たちが身に付けている足し算引き算という能力がないからスーパーマーケットのレジが怖いと思っているのは勘違いだと思うでしょう。そして、誰でも出来る足し算引き算を勉強して出来るようになればスーパーマーケットのレジはほとんどの人と同様に怖くなくなると思うでしょう。

分かると思いますが、多くの人たちが出来る足し算引き算の能力を対人緊張症や神経症、鬱病にならない多くの人たちが身に付けている必要な人生勉強の能力に例えています。医師は対人緊張症や神経症、鬱病の事を病気だと言い、一般の人たちも病気だと(特に神経症とうつ病は病気ではないと疑っている人はまずいないでしょう)思っているのですが、ここが大きな間違いなのです。もちろん、最初は対人緊張症や神経症、鬱病で、原因は勘違いの恐怖心でしたが、勘違いといっても本当に怖がっていますから、例えばストレス性の病気や免疫が下がって誘発される病気などになったら、変な言い方ですが立派な病気ですから、内科等の医師の治療を受けなければいけません。しかし、病気だと思い込んでいる人たちは「病気=治してもらう」という強い発想を持っていますから医師からしたらとても良く言う事を聞く良い患者ですが、対人緊張症や神経症、鬱病の患者の側からしたら十数年も何十年も精神科や神経科、心療内科に通い続けているのに、中には複数の大学病院の教授に診てもらっているのに治らないという人たちがとても多いのです。治る分けがないのです。本当の原因の必要な人生勉強不足を解消しに行っていないで、対人緊張症や神経症、鬱病の症状にのみ焦点を当てて、症状に薬を加えたり、心理療法では開き直りや言い聞かせ、気をそらす、逃げる、自分を騙す、あきらめる等を加えて症状を軽くしよう、症状がなくなったら治ったという事をしているだけですから。ですから、対人緊張症や神経症、鬱病を治す入り口で必要な考え方は(治すというよりも病気ではありませんからなくすと言った方が意味が取りやすいでしょう。)
 
「対人緊張症や神経症、鬱病は誰も治せない。何故ならば病気ではないから。」という事をしっかりと理解納得して下さい。