社交不安障害(対人緊張症)の家族を理解する為のお話。どうしてこんなに怖がっているのか?
社交不安障害(対人緊張症、対人恐怖症、社会不安障害、赤面症、吃音、緊張が原因の体の震え、緊張が原因の多汗など)のご家族を持っている人から見ると、
『こんなどうでも良いような事を怖がってだらしない、みっともない。おかしい。』
というようなお気持ちでしょう。
例えば、個人差は大きくありますが、社交不安障害(対人緊張症)の赤面症の人は赤面する事を異常に恐れて不登校になったり会社を辞めたりまでして引き籠りになってしまったりもします。
そこまで行かなくても、赤面が気になるから、勉強や仕事が積極的に出来ない、友人面、恋愛面などもとても消極的だったりします。
挙句の果ては、この赤面症のストレスを家族にぶつけたりまでします。
他の社交不安障害(対人緊張症)の吃音や緊張が原因の体の震え、緊張が原因の多汗症、など他の症状の人も同じようなものです。
社交不安障害(対人緊張症)ではない家族から見たら、『こんなどうでも良いような事を怖がってだらしない、みっともない。おかしい。』と思うのと並行して、『不思議だ』と思われたりもしているでしょう。
社交不安障害(対人緊張症)ではない人の思考や感情は、自分が人前で赤面したら恥ずかしい、かっこ悪い、みっともない等は感じても決して怖いとは思わないし感じないからです。
実は、社交不安障害(対人緊張症)の人と社交不安障害(対人緊張症)ではない人の対人緊張に対しての思考や感情がとても大きく違っているのです。
しかし、社交不安障害(対人緊張症)の人は宇宙人ではありません。
間違いなく、あなたの子供や兄弟です。
また、病気ではありません。
心理療法ハッピーライフでお受けした社交不安障害(対人緊張症)の人の中には、『前世の報い(むくい)でしょうか?』と言われた方までいましたが、当然ですが違います。
では、この思考や感情の違いは何故起こっているのかというと、
社交不安障害(対人緊張症)ではないご家族の方、自分の子供の頃を思い出して下さい。
思い出せないという人も社交不安障害(対人緊張症)のご家族を理解したいと思われるのでしたら頑張って自分の子供の頃を思い出して下さい。
小さな子供の頃のあなたの恥ずかしいという感情は怖いと同じかとても近い感情だったと思い出せませんですか?
しかし、大人に成ったあなたの恥ずかしいという感情は全く怖いという感情とは懸け離れて、恥ずかしいは全く怖いに近い感情ではなく、カッコ悪いとかみっともないという感情ととても近くなっているでしょう。
そうなんです。
社交不安障害(対人緊張症)の人たちは、小さな子供の頃のまま、恥ずかしいを怖いと感じ付付けているのです。
ですから、人前で赤面をしたら、とても強い恐怖を感じて、不登校になったりや会社を辞めたりまでするのです。
そして、困った事に、周りのほとんどの社交不安障害(対人緊張症)ではない人たちと、自分とは恥ずかしいの感じ方が違っている事に気付いていません。
小さな子供の頃の感じ方と同じですから、まさか、周りの人たちの恥ずかしいの感情が成長と共に変わっている事を中々気づけないし理解できないでしょう。
ですから、周りの社交不安障害(対人緊張症)ではない人たちに、『赤面くらいどうでも良い』と言われても全く受け入れる事が出来ないで、場合によっては反発をして家族と喧嘩をします。
では、どうすれば、社交不安障害(対人緊張症)でなくなれるか?
答えは、社交不安障害(対人緊張症)ではない人たちと、恥ずかしいはカッコ悪い、みっともないが、全く怖いではない、という思考や感情に成れば良いのです。
この社交不安障害(対人緊張症)ではない人たちの思考や感情になるように、心理療法ハッピーライフではセラピーをしています。
医師や言い聞かせ、開き直りなどでは、症状を抑え込む事が目的で、この恥ずかしいという感情を多くの社交不安障害(対人緊張症)ではない人たちと同じには出来ません。
ですから、本当に良い人生、素晴らしい人生にするには、恥ずかしいという感情は全く怖いという感情とは違うという思考や感情の感じ方に成る必要があります。
★心理療法ハッピーライフでは無料相談をお受けしています。
詳しくは、2021年11月21日のブログをご覧ください。
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