茶々さんへ(笑)。
2007年8月13日(月)
心理療法ハッピーライフ・矢野裕洋
初めまして、茶々さん(笑)。
私のブログを愛読して頂きまして、有難うございます(笑)。
そとて、質問有難うございます(笑)。
今後も、気楽に問い合わせや感想を下さいね(笑)。
頂くと、嬉しいです(笑)。
実は、もっと早くこのブログを書いていたのですが、ほぼ書き終わった時に間違えてESCキーを押してしまい、書いたものが全て消えてしまいました(ガッカリ)。
誰か、ESCキーを無効にする方法が有りましたら教えて下さい。
何度か間違えて押してしまっています。
下記に加筆する形で書きますね(笑)。
コメントを書いた人:茶々
□タイトル:「正体の見えない不安へは?」
□コメント:はじめまして。
数年前から「うつ」状態で、お薬で治療している茶々です。
本などで、(心理療法を含む)精神病の治療法を見てきて、自分なりに理解していたつもりですが、「この考え方は新しい!」と興味を持ち、自分なりに1話1話読ませていただきました。
その中で疑問が出てきたので質問させてください。
はい(笑)。了解致しました(笑)。
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(質問)不安の正体が分からない
→自分で把握できない不安のイメージをどう捉えるのか?
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矢野様のブログを拝見しながら、自分は「不安がりすぎる性格」なのだな、だから今まで悩まないでいいことにまでクヨクヨ・オジオジしてるんだなって、納得しかけてきました
ですが、100%受け入れている状態ではありません。
一部の不安の正体が自分でもよく分からないのです。
おさらいですが、
不安は必要性の強い不安と必要性の弱い不安の2種類に分けられます。
そして、必要性の弱い不安は、備えられる不安と備えられない不安に分けられます。
備えられる不安は備えると消えますが、備えられない不安はどんなに備えても消えません。
それどころか、備え過ぎると、逆作用が起こってしまいます。
という所ですね。
自分は「毎日なんだかしんどい」「もう生きづらい」「生きている価値がない」と苦心することが頻繁にあります。
そういう時は本当に辛い。眠れず、布団の中でボロボロ泣いたり、思考力が低下してボゥ~っと漫然と息をしている人形のように過ごしていたり、極論「あぁ、もう死のう」とまで思ってしまいます。
まず、最初に「毎日なんだかしんどい」「もう生きづらい」「生きている価値がない」「あぁ、もう死のう」は不安ではありません。
一部不安を含んでいると思われますが、一部です。
では、どういう事かと言うと、精神的に疲れた、という表現です。
例えば、水泳を何時間も楽しいから続けた後、自宅で何をしていても、『なんだか体がとてもしんどい』『やらなければいけないのはわかっているのだがやる気が起きない』という事になっても、不安ではなく疲れたという事だけですよね。
不安とは、
『大丈夫ですか?』
『備えてますか?』
という感じの、心の奥からの問い掛けです。
「毎日なんだかしんどい」は疲れているという状態を表しているだけですよね。
不安ではありませんよね。
ただ、明日も明後日も疲れそうだという予期不安は一部ありそうです。
対人緊張症や神経症、うつ病の人達は、人を気にし過ぎたり、不安がり過ぎたり、してとてもとても毎日精神的に疲れています。
結果と原因です。
例えば、医師は休みなさいとよく言います。
休みなさいと言われた患者は医師の言い付け通りに何週間も会社を休んたのですが、会社や仕事関係の事で、ああなったらどうしよう、こうなったら取り返しが付かない事になってしまうのではないか、などと予期不安に取り付かれたように休みの間ずっと考えていたらどうでしょうか?
症状の改善はできるでしょうか?
「もう生きづらい」は、現状が辛いという事と将来も疲れるだろうという不安が一部あるように思えます。
この不安は二次発生の不安なのです。
結果と原因はずっと続きます。
原因の原因の原因という感じでずっと続きます。
一次発生の不安は、人を気にし過ぎる考え方や不安がり過ぎる考え方、完全主義などで発生します。
しかし、自然現象のように発生するのではなく、あなたの考え方が、自己完結型の予言、自作自演、という形で現実化するのです。
すると、人生は辛いです。
疲れます。
多分、明日になっても明後日になっても一年後も十年後もずっと疲れるだろう、生きるのはしんどいだろう、という予期不安になっているのです。
では、どうしたら楽になるかというと、原因の一次発生の不安を解消してあげればよいのです。
一次発生の不安を作る、あなたにとって悪い考え方を修正すればほとんど無くなります。
そして、人生を楽しみ始めたら、「もう生きづらい」という事はすっかり無くなっています。
「生きている価値がない」「あぁ、もう死のう」は、心の一時しのぎ、応急処置なのです。
こういう事は、全ての人が頻度は違いますが必ずします。
安倍総理大臣も天皇陛下もノーベル賞学者もあなたを診ている医師も人生の中で自分の思い通りにならない辛い事があります。
その時、「自分は生きている価値がない」「あぁ、もう死のう」などと自分を卑下して辛さをやわらげようとします。
しかし、この時、本当に自分に価値が無いとは思っていません。
自分は価値が無いのだから、自分の思い通りにならなくて当たり前だったのだからあきらるろ、という感じで楽になる為に自分を騙しているのです。
しかし、余りにも多用すると、効果も下がり、いつの間にか本当に自分は価値が無いのではと思い始めます。
そうなってはいけません。
また、重要ですが、「あぁ、もう死のう」というのは、本当に死にたいという事ではなく、生きる価値がない、と騙せば楽になるという事です。
勘違いをしないで下さいね。
少し時間が経ったり、不安用のお薬を飲んだりすると、「何考えてるの!そんなことクヨクヨしたって駄目だわ。悩むより行動した方がはるかに合理的だし、時間の節約じゃない」と冷静に評価できるのですが、どうしても直ぐに落ち込んでしまうのです。
薬やカウンセリングを受けたりして、一時的に楽になったと思っても、原因は同じですから、そして、原因の考え方を修正しないと行動しても同じような行動になるから、辛いのは想像できますよね。
直ぐに落ち込むのは、原因を改善していないからです。
感情的なのだ、よく見つめようとしないのだ、分析が足りないのだ、と言われれば終わりですが、なんだかよく分からない。
上記の内容で回答になっていますでしょうか?
答えは、二次発生の不安です。
この不安を消すには、一次発生の不安を消せば良いのです。
「そんな状態にする不安の原因は何?」「何が嫌なの?」と自分に問いかけるのですが、言葉に出来ない。
不安はオバケではないことは分かっているけど、のび太くんが入る「押入れ」の中身そのものがないように感じるのです。
「そんな状態にする不安の原因は何?」「何が嫌なの?」は、二次発生の予期不安です。
多分、明日になっても明後日になっても一年後も十年後もずっと疲れるだろう、生きるのはしんどいだろう、という予期不安になっているのです。
不安はオバケではない、その通りです。
不安は生きる為の必須アイテムなのです。
例えば、不安が全く無くなったら、道を横断する時、横断歩道や歩道橋を渡ろうという発想も起きないで、左右確認もしないで渡ってしまいます。
不安があるから、横断歩道や歩道橋を渡ろう、左右確認を十分しようという事になるのです。
しかし、今の日本は本当に豊かで安全になりました。
100年前の日本を想像して下さい。
行き倒れをする人や戦死をする人などいたのです。
今の日本は、本当に豊かで安全になったから、本来の生きる為、死なない為にある不安の活動の場所がなくなり、生死に関係ない所で不安が出て来た為、そして、不安の管理がうまく出来ない人が困っているのです。
しかし、100年前と比べたら本当に豊かで安全になっているのに、この理由を知らない人は変に思いますよね。
「じゃあ、不安ってそもそも無いのじゃないの?」とも考えるのですが、深く落ち込み、やる気がなくなる、生きるのが嫌になるという「深み」にどっぷり浸かってしまう状況はやってきてしまう。
直ぐに襲ってくることもあれば、忘れた頃に来ることもある。
不安は生きる為、死なない為にあります。
対人緊張症や神経症、性格由来のうつ病の人達は、不安の管理が十分に出来ないで、持て余しているから、深く落ち込み、やる気がなくなる、生きるのが嫌になるという「深み」にどっぷり浸かってしまう状況になるのです。
気をそらしている時は大丈夫ですが、気をそらせなくなった時は、原因は変わっていませんから、忘れた頃に来ることもある、になります。
そんな具合でこの数年間、状態が良くなったり悪くなったりを繰り返してきているのです。
ごめんなさいね。
結果と原因の原因を見る私からすると、全く良くなってはいないのです。
原因は同じですから。
原因から修正しなければ、繰り返しはずっと続く可能性が高いです。
何故、そう言えるのかというと、原因が修正されていれば、同じ繰り返しにはなりませんから。
長くなりましたが、ハッピー・ライフでは、「自分で把握できない不安のイメージ」に対してはどのように解決(納得?)していくのでしょうか?
「自分で把握できない不安のイメージ」という事ですが、上記の説明で把握できました出しょうか?
二次発生の予期不安です。
一次発生の不安を考え方を修正して無くせば良いのです。
今まで書かれたブログの中にヒントはありますか?
ヒントというよりも、上記しました内容に関係する所をよろしかったら再度読んでみて下さい。
ただ、新入社員のA君B君のA君のように人の話を聞くだけで、ある程度ですが、自分で自分の考え方を修正できる人がいます。
そういう人は私のブログだけで結構楽になる可能性がありますが、
自分だけで出来ない人は、このブログだけではどうしても無理ですから、セラピストやカウンセラーに掛り手伝って頂く事を考えられる事をお勧め致します。
さて、回答になりましたでしょうか?
では、また(笑)。