心と身体がよろこぶ“気功養生”

「養生気功塾」のお知らせ、気功の魅力、気功養生法、気功の生活術をメインに、日々のあれこれも書いています。

気功のリラックス・放鬆

2025-03-04 02:25:03 | 気功の話
リラックスは難しいですね

こういうことは
気功レッスンでもよく言います。

なので、
そんな参考になれば


津村喬さんの文章より

放松
 放は「放っておく」あるいは「そのままでいる」こと、松は鬆の簡体字で「ずぶずぶに気の通るようになった弛んだ状態。
ふたつ合わせて日本で言う「リラックス」のこととされる場合が多い。

『健身気功用語辞典』にはなんと放松も放松功も載っていない。
『気功用語手册』には「放松功」だけが載っている。
「上海気功療養所(現上海市気功研究所)で1957年に蒋維喬の因是子静坐法の中で出現した失敗の教訓を総括して作ったものである。この功法は主として「鬆」の字から着手する。意念と呼吸を結びつけてだんだんにリズミカルに「ファンソーン」の音を黙念(黙って唱える)し、それにつれて全身の筋肉骨格をリラックスし、身体に舒適自然を自覚させ、それによって心身の安寧、気血の調和、経絡の疎通、臓腑の協調、体質増強の目的に達するものである。このやりかたは三線放松、分段放松、局部放松、整体(全身)放松、側行放松の五つの方法がある。終えてから全身を叩いたり按摩したりするのが普通である。」

五十年代にはこれで必要十分だったのだが、五十年後の健身気功の中では、まったく別の側面が協調されるようになった。
それは「松と緊は同じことである。リラックスしてもだらしなく[懈]なってはいけない。緊張してもこわばって[橿の弓篇]はいけない」。
『健身気功培訓教程』によれば
「放松は放ではあるが懈ではない。弛んでいるが張りがないわけではない。緊張しているがこわばらないようにし、筋肉の張力を保つのである。生物力学の最新の研究によれば、正常な状態下で、人体の各組織と器官は内的応力が分布しており、その器官と組織の能力を発揮するための最適の応力が分布している」
「気功学から言えば、松に成っても懈にならないことのキーポイントは「体はリラックスするが意識は満ちている」ということである。」


この
「体はリラックスするが意識は満ちている」
これですね。





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