行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

栴檀の実

2011-01-06 22:51:43 | 花,植物
初詣の帰り道,数軒の屋根を隔てた向こうに,
たくさんの花とも思える淡黄色の実をつけた高木を見つけました。
南京櫨(ナンキンハゼ)?と思いましたが,違うようです。


栴檀の樹,実と知りました。
青空に樹いっぱいにあふれるばかりの実,
おだやかな正月の景色です。
そして,見事な実の付き具合,
花の時期はきっときれいだったことでしょう。


栴檀は温帯に分布する落葉高木,
日本では伊豆半島以西の本州,四国,九州などに見られるとのことです。
別名,楝(おうち)とも呼ばれ,
5~6月に淡紫色の小花を円錐花序に咲かせます。
秋に果実ができますが,落葉したあとの冬にも実は落ちずに残り,
写真のような姿になるようです。
この実,金鈴子(きんれいし)という美しい呼び方もされます


同日に撮った南京櫨の実です。
実の色がずいぶん違います。

正月の美空占めたる金鈴子
コメント
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