ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

たけのこごはん炊きました。

2020年05月05日 | ゆるり日々ごはん

たけのこごはん。

昨夜の晩ごはん。
 
 
京都大枝 の筍をぜいたくに大きく切ってみた。
たけのこは私のソウルフード。
毎年春の一番のお楽しみだった。
この時期だけは、朝「たけのこごはん炊けたえ」と言って母が楽しそうに起こしに来る。眠気の濃い春の朝も、その声と漂うくせのある甘い香りで飛び起きる。
 
 
京都を離れても、毎年両親が朝掘りの筍を送ってくれた。だから、筍は買うものでなく、この時期になったら自然に届いて有難くいただくものだった。
 
 
その筍が届かなくなって久しい。
以前住んでいた横浜でも筍は採れる。なかなかおいしい。
いつもの料理教室の会場であるJA横浜クッキングサロンハマッ子、その下の直売所でも新鮮なのが手に入る。
知り合いの農家さんにいただくこともある。
「男のキッチン」の生徒さんも農家で竹林を持っている。新鮮な筍は生のまま炊き込むことができる、それはもう格別。
 
 
ただ、記憶に残る味はちがう。土地によって、土によってちがう。
それを今回、昔から食べていたものを故郷から送ってもらって知った。
 
 
今だけと思うから、いつも丁寧にきれいに切って、心をこめて向き合う、そんなことが多かったのだけれど、昨日はちょっとアバウトに作ってみたくなった。
大きめに切りたいように包丁を入れていった。
調味料の加減もあまりこだわらず「これくらい~」みたいな。
まあ、いつもだって家で作る時はそんなに厳密ではないのだけど。
 
 
炊き上がったら、心もちしっかりした味がついていた。
それが大きめのたけのこによく合っていた。
おこげもばっちり。お鍋で炊いているからね。
 
 
いろいろあっておいしい。それが家庭料理の楽しさ。
今度はちょっと上品にしあげてみよう。
冷蔵庫の中の水に浸した筍をのぞく。なんだか愛おしい。
 
 
 
 
 

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