ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

宴会@くるみギャラリー

2011年10月11日 | 国分寺くるみギャラリー

さてさて。

撮影がとりあえず一段落して、試食開始です。

お料理たちは、持ってきたお重から和佳さんの器に全部移動されていきました。

 

 なにやらにぎやかな・・・(^^)v

 

誰ともなく「宴会、宴会・・・」って。

そおよね。大皿に盛り合わせたら、それしかないよね(^^;)。

 

 

写真撮影でものすごく盛り上がり、この企画決まった!!みたいになっていたのですが、実はまだ誰もひと口も食べていない。

口に入れた瞬間、「うぇ~っ。まずぅ~。食えたもんじゃない。帰れ!!」・・・なんてことになったらどうしよう・・・。

そうなんです。この段になって突然現実が私を襲ってきて、もうドッキドキでした。

 

でも、・・・すごく喜んでいただけました。よかった。よかった。よかったー!!(涙)

 

 

食べているうちに「これはもう少し柔らかくしてホクホクしていたほうがいい」「いや、私はこれくらいがいい」など、ご意見もいただき始め、本番までにはもっともっとおいしくできるように・・・と力が入ります。

でも、力の入りすぎも問題。

きっと、相当リキんでたんでしょうね。ひじきもお豆も戻し方が少し浅い。人参もいつもよりほんの少し固い。ごはんだって、ほんのほんの少し固いの。

 

お料理って不思議。そういう心の状態が出るんだなあ・・・って思いました。

 

 

それと、器の力。

器は好きだから、結構選んで買っているけれど、作家さんのものって全然ちがう。

まして、大好きな和佳さんの作った器。お皿はたぶん見たことなかったけど、こういう感じかな・・・って想像しながら作るのはとても楽しかった。

「出会い」ってあるって信じてるけど、器とお料理、これも出会いじゃないかなあって思いました。とってもおこがましいのですけどね。

 

そして、あーなんて楽しいのでしょう。この宴会モード♪ わーい(^^)(^^)

 

 

「あのハートランド出そうよ」って声に、奥からビールが出てきて。

食べ尽くされてほぼ残骸(^^;) 

このカップも和佳さんのだって。他の作家さんのも。

作家さんの器で宴会できるのも、ギャラリーの宴会ならでは。いや、宴会をしにきたわけでは・・・(^^;)。

 

当日は料理は車で運ばないといけないなあとか言う話になって、「でも、そしたら飲めないよ」「24時間置けるところがあるからそこに置けば・・・」とか、あれれ、何だかもう終わってからの宴会の話になってるし(^^;)。

でも、それ、すごく楽しみ。いっそ、国分寺に泊まろうかしら(笑)。

 

その後も次から次へといらっしゃる作家仲間さんたちに、「いいとこに来ましたね」ってみなさんに食べていただいて、最後はお皿は空っぽになりました。

 

 

こうして、来年3月の企画が決まりました。

詳しいことはまだこれから。楽しみです。

 

 

最後にもうひとつ画像を。

古森さんが撮った写真を送ってくださったのだけど、小さく出来ないの。だから見にくいけど、画面さわって全体を見てみてください。

他にもたくさんあるんだけど、画面に収まるように加工できたら、またご披露しますね。

 

 

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「器とごはんの・・・」 企画会議@くるみギャラリー

2011年10月11日 | 国分寺くるみギャラリー

 

わくわくしたこと、感動したことはすぐ言葉にできないタチです。

だから、この、先週の金曜日のこと、書くのが今になってしまいました。

心がふるえるほど素敵なことだったから、大切に書きたくて今日になりました。

 

 

昨日書いた、二人展に持っていったお弁当。

到着してすぐギャラリーのまん中のテーブルに広げて、企画会議です。

  

まず最初に盛りつけ前をみんなでパチリ。

 

 

 奥の和佳さんのお皿。

これに盛り付けることになりました。

 

・・・のですが、なかなか始まらない。

実は私、アーティストの皆さん(変な書き方だったらすみません!!)なので、盛りつけとかやっていただくんだと思ってたんです。この空間、器に合った、芸術から見た盛りつけ・・・みたいなのがあるのだと思って。

先日の撮影はそうだったから。写真撮影を意識した、絵としての料理というか。それはそれは見事でした。人には得意分野があるから、きっとこの日もそういう「企画会議」になるのかな・・・って、思っていました。

 

しかし、皆さん「いや・・・あの、私は料理の盛りつけはわからない」・・・と、お箸が浮いたままになっている。

え、どうしよう。私みたいなヤツがこのお皿に盛り付けていいんですか・・・。自信ないんです。ひえ~どうしましょう・・・。

 

でも。それじゃあ。私の感覚で。

どう置けばどのおかずもおいしそうに見えるかな。ひとつひとつをじっくり見て、味わってもらえたらいいな。そう思ってお箸でお皿に置いていきました。なんだかひとつひとつがかわいく思えてきます。

 

 

できました。まずお決まりの写真撮影。

 何だかみんなもおすまししながら(^^)。

左から。古森さん。みなさんのお仲間の伊藤さん。ギャラリーオーナーの寺口さん。和佳さん。

 

 

あーだこーだ言いながら出来たのがこれです。

 

  

 

 

ちがうのにも盛り付けてみましょう・・・ということになり、長いお皿も登場。

初めは一番上の写真のように黒いテーブルに置いていたのだけれど、お皿が映えるかな・・・と、展示の棚に場所を作って移動。

そうね、こちらの方がお皿がきれいに見えます。

 

  箸置き?

いえいえ、ちがうんです。

古森さんの棚から「これちょうどいい」って、和佳さんが。小鳥がかわいいでしょ。

でも、きっと洗いにくい。洗うのこわい。誰が洗うの・・・? と、きっと今日だけ登場の一品!?

 

 

こうして無事に撮影終了。企画会議もまずは一段落。ホッとしました。

 

 

でもね。私、この時、心がふるえてました。

だってね、お皿に盛り付けていくうちに、お皿もお料理もいきいきとし始めた気がしたのです。

どちらもまるで生き物のように、呼吸し始め、おしゃべりを始めた、そんな気がしました。

きっと大げさだと思います。でも、心底そう思いました。とても幸せだと思いました。そして、あー私はこういうことがしたかった、こういうものが作りたかったのだと、思いました。

 

おなじみのおかずでしかないけれど、今までこの瞬間のために作ってきたのかもしれないな・・・なんて思いました。

きっと、この日のことを私は忘れないでしょう。忘れないようにこれからも作っていきたいなあと思いました。

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ふたたび・・・「古森秀夫・堀込和佳 二人展」@国分寺くるみギャラリー 

2011年10月11日 | 国分寺くるみギャラリー

先日、おべんとさげて訪れた日のこと、それから、この二人展のこと、ちょこちょこっと書きましたが、今日はやっと本編です。

 

中央線に乗ってたどり着いた国分寺。はじめての街です。

なんとなく想像していたのは、今私が住むニュータウンとはちがう空気が流れていること。歩くだけで楽しい発見のある場所じゃないかなということ。

・・・あたっていました。駅からトコトコ歩きだしただけで、じっくり味わってみたい魅力がありました。

なんせ、両側にそそられる飲み屋さんが・・・いえ、そうじゃなくて(^^;)。

 

携帯を取り出して撮りたいポイントが次から次へとあるんだけど、手には大事な風呂敷包みが。

ひっくり返しちゃ元も子もない・・・とガマンして歩くのでした。

 

 

たどりついたのが上の写真の「国分寺くるみギャラリー」。

ノロノロしてすっかり到着が遅くなっちゃった私。中を覗こうとすると顔がたくさんこちらを・・・。

すみません。やっぱりお腹すいちゃったですよね(^^;)。

 

ごあいさつもそこそこに、いきなり風呂敷を解くことになるのですが・・・。みなさまには先に作品を、ね。

 

そうそう。今回の二人展のおふたりは、ご夫婦です。

和佳さんとは先日の「小さな和み展」で再会を果たし、この日はその日のご縁で伺ったのですが、古森さんとは初対面。

「小さな和み展」でも作品を出していらしたので拝見していたものの、実はちょっと緊張。

だって、DMに

「古森秀夫(ドローイング)・堀込和佳(使う絵としての陶)」ってカッコ書きがあって、むむむ、何やらむずかしいぞ、どうしよ、ごはん持って行きます!!って言ったものの、本当にそんなノリで行ってよいのだろうか・・・心の片隅でちらりと???が。

でも、来ちゃったし。 ・・・でも、そんな心配無用でした(^^)。

 

先に、和佳さんの作品から。

  

どれもやさしい色合い、でも強さも感じると思いました。

どれもよくって、全部カメラに収めたかったけど(カメラちゃうけど、携帯やけど ^^;)一枚で全部収めようとしたのは無理が(^^;)。

 

 

 

  

これかわいいの。動物さん、うまく撮れなくてごめんね。

 

そして・・・。

この器が素敵で。小さな器。棚に収まってて、棚がまた素敵なんです。

そしたらね。この棚、うおつかさんからいただかれた古道具の棚なんだって!!

ひゃー。うおつかさん。私が尊敬する、勝手に師とあおぐ、うおつかさん。私、この棚にさわっちゃったよ。ひゃあ~♥

 

 

気を取り直して、古森秀夫さんの作品。

  これがなんとかわいいこと。

ちいさな缶?にちいさな世界が。ひとつひとつにお話があるみたい。

 

 

壁にこんなかわいい空間が。素敵な色だったんですが、うまく撮れませんでした。ごめんなさい。

とりさん?は陶器でできてて、はっぱみたいな形の大きいのは紙なんですって。うーん、どういえばいいかわからないけど、とにかくかわいくて、壁は限られてるのにひろがりというか夢がある感じ。

こんな言葉で表現していいかわからないけど、ほんとに全部とってもかわいい。

 

 

こんな作品に囲まれたギャラリーのまん中で、お重を広げて・・・♪

 

 

帰り道、少し駅の方に歩いたところに、これまたガラス張りの小さなお店が・・・。

  「LES JEU」

外からひょいとのぞくと、さっき見た古森さんの作品がお店の壁や窓際に飾られていて♪

お店右奥はバーカウンターかな。

んー。入ってみたい・・・。また今度(^^)。

 

 

これで駅に戻って、中央線に乗って帰途についたのですが、ありゃりゃ。お料理の話は・・・眠いからまた明日こそ、ね。

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今日のお出かけは・・・

2011年10月09日 | 日々のこと

 

新横浜7:22発に、飛び乗って・・・。

 

 

 岡山行き「ひかり」です(^^) 

 

 

行った先で見かけた・・・

・・・何だかそそられる建物。タクシーから撮ったら、これ実はなかなか面白そうな・・・

 

 

帰り際にパチリ。

 

ズームしたら、なんかレトロな写真か絵みたいになっちゃった・・・。

 

 

さて、お土産は・・・

わさび園のおっちゃんが出してた出店で、これだけで500円!! 

少し話しかけたら、おっちゃんノリノリで、わさびの保存法3通りも教えてくれました(^^;)。

自家製わさび漬けも買いました。

 

 

んー。いったい私はどこへ(^^;)

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「古森秀夫・堀込和佳 二人展」 盆景‐ふたつの場所から‐

2011年10月09日 | 国分寺くるみギャラリー

中央線に乗って行ったのは、ここ。

国分寺くるみギャラリーで開かれてる、「古森秀夫・堀込和佳 二人展  盆景‐ふたつの場所から‐」。  

 

撮ってきた写真も載せたいし、いっぱい気持ちも書きたいけど、この企画展、10日までなんです。

ハッと今気がついたの。だから、とにかくご紹介だけしたくて。

お近くの方、近くじゃない方もふと中央線に乗りたくなった方、連休中ふとどこかに行ってみたくなった方・・・。ぜひ足を運んでみてください。

小さな素敵なギャラリーにお二人の作品が並んだり、壁にあったり。

ふらりとのぞいて、なんかいいなあ・・・なんて思って、ふらりと出ていって、何だか心があったかくなる、あとでじんわりくる、そんな感じがしました。

って、私、そこに3時間もいたんですけどね。

 

明日は「かんたん金繕い」のワークショップもあるようです。(13:00~16:00 随時受付)

いいなあ、欠けたままで捨てられないお気に入りの器・・・ってあるんだなあ。でも、私は行けないの(泣)。

 

私の訪問記(行楽弁当持参のね ^^)はあらためて書きますね。明日(今日か)はまだ暗いうちから起きなきゃいけないの(**)。

 

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国分寺くるみギャラリー企画

古森秀夫・堀込和佳 二人展

盆景 ‐ふたつの場所から‐

20119月28日(水)~10月10日(月)

12:00~19:00  最終日17:00まで

場所:国分寺くるみギャラリー

(JR国分寺北口 徒歩6分  早稲田実業正門前)

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「つづき・ひとの『わ』ランチ」 予約受付始まってます!!

2011年10月08日 | ひとの『わ』ランチ

おはようございます。

昨日の中央線に乗ってったまま、まだ心が横浜に戻れてない、今朝の私です(^^;)。

 

 

が、これだけは早くお知らせしておかなくては。

 

チームKの「つづき・ひとの『わ』ランチ」の予約受付のお知らせです。

すでに10月1日から始まってます。

当日可ですが、なにしろ70食限定です。「行ってみよう」と思われた方はお早めにご予約をお願いします。

 

予約は「つづき・ひとの『わ』ランチ」のHPの「お問い合わせ」からできます。

電話予約もできますが、ここを見てくださっている方はぜひHPからメールでお願いします。

事務作業軽減にご協力お願いいたします(^^)v

 

 

「70食やなんて上野さん大きく出てる」・・・って思われる方も多いのでは。

私もそう思う(^^;)のですが、でも4月の「被災地応援 春野菜もりもり!!おばんざいランチ」は1時間で76食が出て完売・・・という快挙でした。

あれは、みんなのキッチンさんが主催で宣伝もされていましたのでその効果だと思いますが、今回もそれに負けてない企画です(いや、おんなじ私が作るんやし、競わんでもね・・・^^;)。

今回は都筑地場野菜を農家さんから直接買い上げ、農家さんを直接応援。

また、前回のような売上の半額を義援金に・・・という企画はないのですが、(自分たちで全部やるので予算もきついのですよ・・・トホホ)、都筑でまかなえない野菜やお米は岩手から買い上げます。

そういうささやかですが、私たちにできる支援をしていきたいと思います。

他にも当日いろいろ企画が満載なので、ご興味をもたれた方はぜひいらしてください。

詳細は「つづき・ひとの『わ』ランチ」のHP

http://team-k-tsuzuki.jimdo.com/

をごらんくださいませ。

 

まだこういった細かい情報はupしてないですけどね。

掲示板にはちょこっとメッセージを書いてみました(^^)v

これから当日までいろいろお知らせしていきます。

 

 

「みんなのキッチン10月号」も今日から新聞折り込みやポスティングが始まるようです。

届いたら、ぜひ裏面、最後のページをチェックしてみてね♪

 

 

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第一回 「つづき・ひとの『わ』ランチ」

 ~秋野菜で楽しむ 京のおばんざい~ 

日時:11月10日(木) Open11:30 LastOrder13:30

場所:みんなのキッチン

(横浜市営地下鉄 センター南駅 一番出口徒歩4分

昭和大学横浜市北部病院の向かい)

料金:¥1,000円  (70食限定)

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行楽弁当 (^^)

2011年10月07日 | 国分寺くるみギャラリー

今日は、新商品「ひとみさんの行楽弁当」のご紹介です。

 

・・・すみません。またふざけてしまいました(^^;)。

 

 

昨日、今日と二日間でリキ入れて作ったおかずたち。

 

・人参とルッコラの練りごま和え

・ひじきと大豆の炒り煮

・いろいろお豆のサラダ

・炒りおから

・れんこんバーグ

・切干大根の甘酢和え

・かぶの葉雑穀おにぎり&梅しそ雑穀おにぎり

・ぬか漬け(かぶ、きゅうり、なす、みょうが)

 

以上でございます♪

 

 

きっと、私の講座やイベント、料理教室に参加された方、はたまたうちに遊びにきて食べた・・・などなどの方には、たぶんおなじみのものあると思います。

そう、今日はとっても大事な日だから、おなじみの自信作で固めてみました。

 

全部、野菜と乾物で、お砂糖は使わず(ひじきの炒り煮と練りごま和えには、味の母使ってます)、調理法で甘味を引き出してます。

 

 

これをハイカラお重に詰めて、風呂敷に包んで、いざ。

はるばる中央線に乗って行った先は・・・やっぱ行楽・・・?!(^^;)

 

いえいえ。この先はまた詳しく書きたいから、とりあえずまずはこれだけで。

今日は頑張ったのだ(^^)v

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うちあわせ @みんなのキッチン

2011年10月07日 | ひとの『わ』ランチ

 

できました!!

「みんなのキッチン10月号」。

ご連絡いただいて、編集部に伺ってきました。

見えるかしら。「つづき・ひとの『わ』ランチ」の文字。先日、我が家で撮影会をしたときの写真がばっちり入ってます。

いざ、こうして紙面になってみると、すごくうれしいです。

自分の子どもがカラー写真で新聞に出てる!!・・・みたいな感覚です。

本当に自分でつくったのかしら・・・と思ってしまうような仕上がり。

早く皆さんにお目にかけたいです。

今週末8日からポスティング等されるらしいので、見かけたらぜひチェックしてみてくださいね。

あ、載っているのは裏側、最終ページです。

 

と、書いているけど、実は我が家の一帯はポスティング地域に入っていないんです。

他にも「うちは入らない」という方、たくさんいただいたので差し上げます。

あと、公共の施設なんかにも置いてあります。見かけたら手にとってくださいね。

 

 

いただいたあと、「みんなのキッチン」代表の有澤さんとしばしお話を。いろいろ話していたら気がつけば1時間半も。

思えば、去年の今頃、元気がなくて、でも何か動かないといけない気がしていて、その時に目に止まった「みんなのキッチン」見学会の記事。

それを見て、ここに足を運んでから丸1年。

そのときは、「今の私にはこのようなところで何かやれることなどない」と思って、とりあえずストックしておいた書類たち。

それが今は、4月の「被災地応援おばんざいランチ」を経て、ハウスクエアでの「おうちカフェ」、そして、来月は仲間と一緒に自分たちの企画で「ひとの『わ』ランチ」をする。

何だか不思議・・・。

 

4月のランチは「みんなのキッチン」が主催だったから、細かなところも相談しながらとにかく手探りで段取りし、当日は無我夢中で料理をしたけれど、今度は自分が代表の「チームK」

扱うのが食べるものなだけに、とても責任を覚えます。

でも、有澤さんを始め、スタッフの方々も応援してくださっていて、この日も60代の調理チームのマドンナランチのことを参考に聞かせてくださったり、たくさんアドバイスをいただき、もうこれはみんなのキッチンの名物ランチになるべく頑張らなきゃ!!・・・と、力が入りました。

 

 

この日はもうひとつ、打ち合わせを。

11月、「ひとの『わ』ランチ」の前に、お弁当の仕事をやることになりました。

お弁当屋さん!!

これって、10年越しの夢です。

って、ずっとやりたいって思い続けてたわけではないのですが、いつかできたらいいなあと思っていた時期があって、前の車はそれも想定して軽のワゴンにしていたり、懐石弁当風の容器を買ってみたり、・・・あれは7年位前かな、それがいつの間にか昔描いた夢どまりになっていたのだけれど。

急に現実になりました。

まだ1回きりのことだけど、ここから何かがまた生まれるかもしれないし。

ランチとかぶるところもありますが、まったく別物として考えて準備しなくてはいけない大変なこともいっぱいです。

でも、これでまた私の作ったごはんをたくさんの人に食べてもらえます。すごくうれしいです。頑張ります!!

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ありあわせで 豚汁

2011年10月07日 | ごはん

 

昨日の栗ごはん・・・の続きです。

 

朝、栗ごはんを食べて、出かけて、帰ってきてすぐごはんの仕度。

 

でも、作るものはもう決まっている。そう、豚汁。

これだけ寒いし、栗ごはんはあるし。野菜もいろいろ残っていたから買い物にも行かなくていい。

 

 

私は豚汁が好き。すごく好き。食べるより、きっと作るのが好き。

いろんな、結構お地味な野菜と豚肉がそれぞれいい仕事していいおだしが出て、そこにお味噌を入れて味がまとまる・・・あの瞬間が好き。

ピタッと来たらそれがうれしくて、なんども味見をしてしまう。そのあと座って食べるより、この時が好き。

豚汁って、家庭や人によってちがうでしょ。それも面白い。 ・・・って、語りだすと止まらないから、今日は昨日の豚汁の話。

 

 

お鍋に水と、いつものようにチョキチョキ切った昆布を今日は心持ち多めに入れる。具が多いから負けないように、そのほうがいい。

野菜・・・大根、人参、玉ねぎ、ごぼう・・・ここでつまずきました。

そうだ、きんぴら作って使ってしもたんやった。ひしゃげた細いのが2本残ってるだけ。

うーん、どうしよう(**)。

 

・・・少し考えたけど、しゃあない。ありあわせで作ろう。

 

 

大根、人参、玉ねぎを切って、鍋に。

ごぼうは泥付き。たわしで泥を落とすついでに汚そうな皮はとってしまう。皮はむかない。ひしゃげてても同じようにする。

これはそれでよかった。皮むく人だったら、何にも残らないだろうな。

かろうじてささがきにできるところはして、残りは包丁でささがきのと同じ感じで刻む。水に浸けたら、なぜかいつも以上にアクが出た。なんでかな。すごい黒いし、一度水を替えよう。

しばらく漬けておくと、あれれ、ひしゃげごぼうが気のせいかシャッキリしてきました。

むむむ・・・。そうか。

野菜かごの中だったし情けなく見えたけど、半分干し野菜状態になってたのかもしれん。

だから、干しごぼうを水で戻した状態なんだわ(^^;)。

 

このごぼうも入れて、火にかけ煮立てているとアクが出てきたから取って、豚バラ肉も入れてまたアクを取り、味噌を溶き入れ、それから豆腐も投入。

ありあわせで、本日の豚汁。できあがり♪

 

  これだけでごちそう♪ 

 

この日は他に、塩さばを焼いて、前の日の残りの肉じゃが、ぬか漬け(きゅうりとなすび)・・・で、ほとんど豚汁しか料理していない(汗)。

でも、なかなか充実した食卓(^^)v

 

・・・と思っていたら、娘が「お母さん、野菜が少ない!!」

え、何をおっしゃる。ほとんど野菜やん。

 

わかってる。菜っ葉がないのよね。これに小松菜の胡麻和えとかそういうのがあるとよかったけど、・・・買い置きなかったんです。好物だものね。ボールいっぱいでも食べちゃうくらい。

うー。ごめん。せめて、ネギの青いとこ、豚汁にたっぷり入れてお上がんなさい。

 

ありあわせで作った豚汁は、思いのほかしっかりごぼうの香りがして、おいしくできました。

普段なら捨ててしまったであろう、ひしゃげたごぼうさん。使ってみてよかった。ありがとね。

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栗ごはん

2011年10月05日 | ごはん

 

今日は急に冷え込んで、雨も降り、本当にとても寒い一日ですね。

寒いけどコートを着るのは早い気がして、ニット・カーデを羽織って出かけたら、ちょうどいい感じでした。

 

 

朝、お布団から出たくないけど、かすかにいい匂いがする。

そう、昨日寝る前、栗ごはんをしかけておいた。そろそろ炊ける頃。味見をしなくちゃ。

 

 

栗は「利平栗(りへいぐり)」。

先日、時々寄る八百屋さんの店先で見つけました。

あー、もうそんな季節か。栗ごはん食べたいなあと見ていたら、利平、丹波、熊本・・・とある。

利平が一番高い。

お店のおばちゃんが「せっかく買うなら利平がいいよ。木が少ないから、なかなか手に入らないし。1,000円に負けとくよ。」って。

うーん、どうしよう。 ・・・なんとなく乗せられて買ってしまいました。また、着物だったのに(^^;)。

 

おばちゃんは、これが一番おいしいと言う。

ただ、「ちょっと固いから、普通より長く水に漬けておいてからむくといいよ」とのこと。

はい。おいしもんのためなら頑張ります!!

 

  お、大きい。大粒なんです。

 

 

普通の栗なら、ひと晩漬けてから皮をむきます。

でも、長く・・・と言われたから、1昼夜と少し、水に浸けておきました。

さあ、むくぞ。

 

ところが、ドラマを見ながらむけばいいや・・・と、夜に残したのが失敗。

この栗、本当に固い。指が、指が、めちゃくちゃ痛くなる。肩にも力入って、つまってくる。

そやけど、明日は絶対栗ごはんと決めたから、挫折できないし。

「栗むき太郎」だっけ。便利グッズのコーナーで売ってるの。あれがあれば・・・(**)。

あれだけふやかしておいたのに、鬼皮が本当に固い。泣きそう・・・。

 

結局、2時間以上かかって1kgくらいの栗をむき終えました。

 

 

米は普通に研いでざるにあげ、吸水させてから普通の水加減。

本当なら30分くらい吸わせてすぐ炊きたいところだけど、朝炊いてお弁当に入れてあげたい。

だから、そのへんは適当に妥協して。

塩を小さじ1杯強・・・かな。これもいつも適当だから(^^;)。

入れて必ずかき混ぜて味見をします。ちょっとしょっぱいかな・・・というくらいに。

昆布とお酒を入れようかと迷ったけど、おいしい栗ならシンプルに塩だけで味わいたいから入れませんでした。

栗を上にのせて、・・・おやすみなさい。

 

 

さてさて、炊き上がって味見。

うーん、少し塩気が足りなかった。栗を崩さないように気を付けてかき混ぜながら、塩もパラパラとふり入れて、まんべんなく塩も回るようにして修正しよう。

 

 

いただきます!!

おー。本当に美味しい。

口に入れたときはそっけないというか、ねっとりした甘さもないし、もさもさして感じる。

でも、食べ始めるととまらない。栗本来の甘さ、存在感。美味しいよ~(^^)。

 

たっぷり炊いたから、夜もまた食べられました。

そのまま保温にしておくとまずくなるから、すぐ切って、夜は温めて食べます。

数年前までは、土鍋で炊いておひつに入れていました。うーん、今もそうしていたら、さらに絶品栗ごはんだわ。

 

夜でもおいしい、この栗ごはん。

どれだけおいしいかというと、栗をおかずに栗ごはんを食べられる・・・わかるかなあ、そういう感じ。

炒りごまとかもいらない。邪道に感じる。これだけでいくらでも食べられる。

食べきるのが本当にお名残惜しかった。

 

苦労したけど、おいしかったし、よかった。

でも、でも、・・・ちょっとしばらくはむきたくないなあ(^^;)。

おいしかった。八百屋のおばちゃん、ありがとう♪

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