はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

アイスショーの可能性を広げる『氷艶』

2019年08月08日 | フィギュアスケート

2019/08/08


もう終わってしまった公演ですが、高橋大輔さんが光源氏を演じるアイスショー『氷艶 -月光かりの如く』が7月26~28日の3日間、横浜アリーナであったそうですね。

https://hyoen.jp/index.html


『氷艶』はスポーツと日本文化を融合した、ストーリー仕立てのアイスショー。
名前だけは目にしていましたが、公演は残念ながら終わってから知ったのですが。

宮本亜門さんの演出で、平安貴族の衣装とカツラをつけてスケートを滑り、主役の高橋大輔さんは台詞や歌もあり、氷上で激しい殺陣も舞うという、今までにない斬新さ。ミュージカルのようですね。 

短い動画を見ましたが、素敵でした。

『氷艶』は2017年から始まり、第一弾となる「氷艶hyoen2017 -破沙羅-」では歌舞伎とコラボレーション。松本幸四郎さん(当時:市川染五郎)を演出家に迎え、約4万人を動員したそうです。

私の知っているアイスショー・・・ファンタジーやドリームオンアイス、スターズはスケーターが自分の持ちプログラムを順々に滑っていくもので、全体を通して統一したイメージや物語はありませんでした。

氷艶のことを知った時、「こういうのは、いいなあ」と思いました。アイスショーの可能性が広がると思ったのです。アイスショーは氷上という制約があり、美しい舞台背景、装置を作ることができないんだと思っていました。今回、チームラボのプロジェクションマッピングが氷上を彩るのも素敵。

何より、高橋大輔さんが生き生きと演じているのが、よかったなあと思いました。
私はトップクラスのフィギュアスケーターはみんな好き。
そこまで上がるのに大変な努力が必要だったでしょうから敬意を払っています。大ちゃんはしばらくやりたいことが見つからなかったようでしたが、演じることに方向性を見つけたのかなと。
今回、何でもできる人なんだと再認識した次第です。

純和風の物語だけれど、リプニツカヤちゃんとランビエールさんが違和感なく出演しているのもいいなあ。日本の物語に美しい2人のスケーターが出てくれるのがうれしい。

今年は見逃してしまいましたが、来年もあれば見たいと思います。(スーパーアリーナ席、結構なお値段!)




コメント
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