はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

新日本フィルハーモニー交響楽団 定期演奏会 すみだクラシックへの扉

2024年04月13日 | コンサート
2024/04/13


昨日は錦糸町のすみだトリフォニーホールへ
新日本フィルハーモニー交響楽団 定期演奏会を
聴きに行ってきました。




指揮は佐渡 裕さん
ピアノは角野隼斗さん


佐渡裕さんは2023年から新日本フィルの
音楽監督を務めていらっしゃるそうです。


始まる前に佐渡裕さんが舞台に出てこられ
挨拶をなさいました。

この公演は 5月21日の福岡を皮切りに
6月2日の富山まで全11公演、全国各地を巡るそうです。

このツアーが全完売したのは
角野君のおかげだとニコニコしながら
話していらっしゃいましたね。

プログラム

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番 変ロ長調op.23

休憩

チャイコフスキ―:交響曲第5番 ホ短調op.64
                                               


チャイコフスキーの大きな曲が2曲のみ。

チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番は
とても有名な曲ですね。

冒頭から華やかな出だしで
ピアノが大音響でバンバンバンと入る。

オーケストラの大編成に負けない音。

この曲は美しいメロディも多いですが
音のダイナミクスの幅が大きくて
速度の変化も富んだ曲ですね。

ピアノのヴィルトゥオーソ的見せ場が多い曲。

両手オクターブの高速パッセージは
見ていても圧巻でした。

ほとばしるようなエネルギーを感じて
35分間、ずっと引き込まれてました。

終わったとき、近くにいた女性が
「天才!」と叫んでいましたよ(笑)。




(休憩中でピアノは片づけられた後)


後半の交響曲第5番は4楽章からなり
演奏時間が50分もある壮大な曲。

チャイコフスキーが苦しみながら
作曲したようで「運命」を象徴しているとのこと。

そう思って聴くと冒頭は暗さが漂います。

チャイコフスキーはバレエ曲を
たくさん作曲しているので
バレエを思い浮かべるような旋律も出てきて
これがバレエだったらどんな場面かなと
想像しながら聴いていました。

第4楽章で晴れがましさが表われ
管楽器やティンパニーもよく響いてました。

佐渡さんとオーケストラの一体感も
素晴らしかったです。

アンコールの弦楽セレナーデも
とてもきれいなうっとりするようなワルツでした。



すみだトリフォニーホールは初めてでしたが
駅からの通路でスカイツリーが見えるんですね。





通路にはこんなタイルも。



コンサートホールへ続く通路にピッタリの絵です。



〈おまけ〉

演奏が終わって拍手とともに
佐渡さん、角野さんが舞台袖に歩いていくとき
スタンディングオベーションをしながら
(つまり立ちあがって)
ずっとスマホで撮影している女性がいました。

後半のスタオベの時も同様でした。

関係者、スタッフとも思われない一般座席。

始まる前に「写真撮影、録画は禁止です」と
会場アナウンスがありました。

クラシックコンサートに限らず
ポップスだってどこの会場でも
だいたい撮影禁止ですよね。
肖像権ってものがありますから。

角野さんのコンサートでは
ご自身が撮影OKですというときに限って
観客は撮影させてもらいますけど。

私がすぐそばだったら、肩をトントンして
「撮影禁止ですよ」というのだけれど。

係の人も注意に来ませんでした。
(離れていたのかも)

SNSなどにあげなくても
禁止と言われていることはしてはいけませんね。

もし関係者の方が撮影していたのなら
この発言は撤回しますが
間違われないようにスタッフとわかる腕章
ネームプレートを付けてくださいませんか。

皆さんはどう思われますか?




コメント (6)
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