2021/07/11
今日のドリーム・オン・アイスの楽日公演。
マスカレイドには度肝を抜かれましたね!
ど、どうした?・・・・
どんな気持ちで演じたかはご本人でないとわからないことですが、私は表現の極致を極めようとした演技だったと捉えたんです。
さまざまな感情を表現する、そういう演技の完成をねらっていたのでは。
演技が始まって、音ハメがぴったりという云い方も浅いんですが、この3日間のなかで、もっとも無駄のない動きをしていると感じました。
あの助走のまったくない3A、見ている方には突然のジャンプであっても、お手本のような美しい、高さのあるジャンプ。
振付の中で、いかに完璧に動きをこなしていくかを求めていたと思うのです。
そしてマスカレイドとは何なのか、この曲に流れているテーマ。それが不条理なものに対する悲しみや怒りだったと思うのです。
主人公になり切っていた、つまり演じ切っていたのではないかと。
本当のことはわかりません。私の解釈なので・・・。
ただ、どの動きも美しく精緻を極めていたことを思うと、完璧を求めていた、演技に徹していたと思えるのですよ。
こんな演技をする人が他にいるだろうか。
その意味では、フィギュアスケートを超えたものを見せてもらったという感謝の思いです。