2024/08/21
読みかけの本とは
平野啓一郎著『三島由紀夫論』
図書館から借りた本です。
この2週間、暇を見つけては
読んでいました。
図書館の貸し出しは2週間となっていて
他に予約がはいっていない場合は
さらに2週間の延長ができます。
しかし、この本は次の予約者があったため
2週間で返却しなくてはなりません。
その返却日が今日でした。
昨日は暇を見つけて読んだのですが
まだ半分程度。
670ページもあるうえ、なにしろ字が小さい。
たぶん、一般的な字の大きさにしたら
800ページくらいになるのではないかしら。
上下2巻に分けたほうがいいと思うけど
そうすると下巻が売りにくいのかな。
でも、この本は発売2ヶ月で3刷に
なっているので、堅い文芸評論で
この厚さと金額(3,740円)にしたら
かなり売れていると思います。
(3刷以降の売れ行きはわかりませんが)
三島由紀夫は相変わらずの人気なのか。
平野啓一郎氏の人気なのか。
確かに読み始めるとすごくおもしろい。
平野氏が精魂を傾けた力作である
というのは、よくわかります。
難しいところもあるけれど
基本、わかるようにかみ砕いて
書かれています。
読み進めていくと
ああ、そうだったのか、なるほど。
と思うことがあって
読むのが楽しいのです。
ただ、とても緻密な分析。
それで膨大な量になって受け止めきれない。
読んでみて思ったのは
三島自身の複雑さと難解さ。
私にとって
三島の作品はそうおもしろくないけれど
三島という人物は興味深い。
いろいろな思いが浮かぶけれど
まだ自分の中で消化していないので
ここに書くことはできません。
まだ自分の中で消化していないので
ここに書くことはできません。
昨日は、もう字が読めない
というくらいまで目を酷使して
ブログを書く気がしなくて
お休みしようと思ったくらいです。
それで今日も午後からは
『三島論』を読み続け
午後7時の図書館の閉館時間前に
カウンターに返却しました。
大雨が来そうな真っ黒な雲が出てました。
本を返して大急ぎで自転車で
家に帰り着くと同時くらいに
ザーと降り始めました。
すべり込みセーフで濡れずにすみました。
読みかけの続きをどうするか
また借りるのか
買ってしまうのか思案中。