顎鬚仙人残日録

日残りて昏るるに未だ遠し…

東水戸道路の側道

2015年07月03日 | 散歩

自宅近くの北関東自動車道東水戸道路の側道は散歩コースの一つです。開通後約20年も経ち、法面の木々もうっそうと大木になりつつあります。季節の移り変わりも楽しめて、今年の春は蕗を摘んで、キャラブキが我ながら美味しくできあがりました。



今は端境期で、夏草が茂るにまかせていますが、山ブドウが花を付けていました。野鳥が種を運んできたのでしょうか、秋の山歩きでは摘まんで口にしますが、酸味の中にブドウの甘さも残ります。この野生種でワインを作っている方もいますが、多分糖類を少し添加するんでしょうね。



この側道もどこから種が運ばれるのか、季節によっていろんな野の草花が出てきて飽きさせません。トラノオも咲き始まりました。咲く場所によって、オカトラノオ、ヌマトラノオがあり、オカトラノオの方が名前の由来の虎の尾のように花穂が曲がっているので、この写真はオカトラノオでしょうか。我が家の庭では、毎年カクトラノオが薄いピンクの花穂が上に向けて咲きますが、これもトラノオの仲間です。

ところで、偕楽園の梅で、水戸の六名木の中に「虎の尾」という品種があります。名前の由来は、蕊の曲がり具合からきている説もありますが、別な説もあり説明の時はいろんな説があるということで、断定しないことにしています。結局は名付けた昔の方に聞くしかありません。