山歩人・吉克の山楽日記

北海道の“山”を中心にオールシーズン山歩(散歩)する・・・単独登山多し、山をテーマに限定した時々気まぐれ日記です!

復活の白水岳!やっと登頂・・・道南アルプス再興願う

2020年11月02日 | 🗻山日記

道南Alps白水岳1136m標識が賑やかな山頂だったが白水岳を復活させたチーム他力本願のメンバーらに感謝小生もメンバーの1人だが少しカンパしたくらいで何もしていないので申し訳ない気持ち

道南の山々を中心に活動し、ヤマレコ等では知名度上昇中チーム他力本願のメンバーらが、 道南アルプス山塊の一つ白水岳に登りたい一心で登山道の復活を目指し約3年間(延べ15回)にわたり整備2020/7/12地元登山愛好家らとともに汗と涙の結晶による努力で完成させた。今から遡ること1991年~1996年、熊石地区の熊石山歩会(2011年解散)が、白水岳~冷水岳、遊楽部岳までをつなぐ約20㎞に及ぶ縦走路を完成会員の高齢化で解散した後も個人的に整備を続けたが体力的に厳しく断念。荒廃した登山道を一緒に整備する若手人材が地元に見当たらなかった。冷水岳、白水岳はネマガリダケが登山道に繁茂し登山者の行く手を阻んでいた2017年秋、熊石山歩会など数名で途中まで登山道の整備をされた記録がヤマレコにアップ。その行動に感化されチーム他力本願は整備協力に参加。2018年6月から共同での整備作業が本格的にスタート。ヤマレコとYAMAPの面識ある仲間数人にも声をかけ新チーム「白水岳に登り隊」が結成。登山道整備の楽しさや苦労をSNS等で発信しながら、白水岳登山道の復活に至る。今後、八雲町熊石地区の登山愛好家らで白泉岳までは若干の整備を続けるようだが、登山道の維持管理には用する登山者らがササなどの刈り払いするなど登山者の協力は欠かせない

まだ夏タイヤだったが、早朝3つの峠越えをし登山口へ。miyaちゃんに関心札幌からは遠いが晩秋の道南の山々も素晴らしいN氏と整備に感謝し、行くぞー本日、八雲高校山岳部数名とソロ数名に出会った。倒木あり白泉岳までは一気に登ります6合目もれ途中の白泉の滝阿吽の滝急登続くが紅葉美しい白泉岳1043.7m三等三角点▲白水山笹刈りの跡よく刈ったものだ冷水岳聳える乙部町などの各岬日本海美しい。松前大島や奥尻島も見える。白水岳はまだまだ奥だザイルも整備されていた南白水岳1122m積雪5㎝で雪だるま中白水岳1124mやっと白水岳見える八雲側の山々と太平洋雄鉾岳目立つ端麗な山容の冷水岳つい遊楽部岳までいっちゃいそうな矢印(廃道中)みんな~ありがとう山麓の紅葉ひろむくんって何FM青森聴きながらの下山来年積雪時冷水岳に行こうそして花の時季にまた白水岳に来よう 往復約7時間

れ違いソロ登山者に、ここを再興したチーム他力本願はどんな会なんですかと問われ、「ざっくり言ってまとまっているようでまとまっていないメンバーです」「個性の強弱が醸しだすハーモニーの美しさが、一糸乱れぬ高度なアンサンブルとなって山へ、そんな変梃なチームです」・・・

全国的に山岳関係者らの高齢化や自治体の予算不足などなどで登山道の荒廃は多くなってきている。体力的に厳しくなり、整備を断念しているところが多い。登山道の一緒に整備する若手人材が地元に見当たらないのが現状だ。この白水岳はネマガリダケが登山道に繁茂し、登山者の行く手を阻んでいたが今年、復活した。しかし、冷水岳など荒廃したままである。山岳地は過疎地域が多く、財政状況などが苦しい地元自治体からの協力は得られない。人材の高齢化や資金不足、整備しても自然災害が頻発すると、登山道の持続性が保てないなど効果的な登山道の整備や維持管理は難しい。やはり登山者の積極的な協力がないと荒廃してしまう道が増える。草刈機・刈払機はそんなに高くはないので、登山者のアイテムとして「草刈機」を持つ時代が来るかもしれない。「今日はあの山の草刈ろうぜ~」といった若者が増えてくれることを祈る。「ササカリガール」とか「草刈隊」とか。山だけではなく、下界では、草刈りができず、伝統行事が途絶える事例もある。過疎化による空き地増加や高齢化で、草刈りの依頼は増える。地元自治体は登山も観光振興の一つとして捉え、積極的かつ前向きに、委託事業でも何でも良いので各種団体等と連携して登山道維持管理に取り組んでいく体制づくりを検討してもらいたい(事故等の責任は自己責任と明確にして)。いつかは自然に帰る山々だが、この道南アルプスはもったいない気がする・・・

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