ここのところ、マミヤ会報誌の巻頭企画「写真家・吉村和敏はなぜ写真集出版に拘るのか」のために吉村和敏さんとのやり取りが頻繁です。メールはもちろんのこと、何と8x10インチのオリジナルポジまでお送り頂いています。さらに先日は9月25日発売予定の新刊写真集「雪の色」(丸善出版:2800円+税)も届きました。発売前の本を拝見させて頂く事は今までにも何回かありますが、マミヤ会報誌のインタビューで事前に内容の一部をお聞きしていたので、封を切る時から期待感が最大限に増幅されます。封筒の中からお出ましの「雪の色」を見た瞬間に思わず「お~っ!」と唸ってしまいました。それはお聞きしていた通り表紙が吉村和敏さん拘りのベルベット印刷なのです。そしてページを開くと日本の何気ない雪景色の中に、まるで吉村和敏さん自らが好みの色を付けたかのような風景がこれでもか、これでもかと続くのです。もちろん幾ら続いても飽きることなく1枚1枚の作品がちゃんと自己主張をしているのです。これはまさしく「吉村和敏ワールド」なのです。他の写真家では絶対に撮らない風景でもありますよね。もしこの写真集を2冊買ったならば、1冊を観賞用の書籍にして、もう1冊を全部ばらして各々の作品を額に納めて、週変わり、月変わりで部屋の中に飾りたい気持ちにもなります。また巻頭企画の中でも紹介予定の8x10インチカメラで撮影した写真集「KANRANSHAx観覧車」(今秋発売)も期待以上の内容で発行されるのではと、お送り頂いた8x10インチオリジナルポジを見て確信を覚えました(写真一番下)。ワイズではこれらの写真集をマミヤカメラクラブ、日本リンホフクラブ、ワイズ大中判写真の会各会員に対し「吉村和敏・写真集注文書」を会報と一緒に同封してご案内する予定です。会員の皆さん、吉村和敏さんのサインの入った新刊本を是非注文下さいね。
吉村和敏写真集
「雪の色」
定価:2800円+税
発行:フォトセレクトブック
発売:丸善出版
発行日:2015年9月25日
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