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大判カメラ日記。

ワイズクリエイト オフィス・木戸嘉一のブログです。

一眼デジタルカメラで大判フイルムを複写し投影できるか?

2015年09月10日 | カメラ機材

日本リンホフクラブが定例会会場として使っている湯島地域活動センター会議室の予約が競争率が上がって取りにくくなっています。予約も一月前からでこれに落選すると定例会が実施できない最悪の状態も考えられるのです。そこで新たな試みとして二月前から予約可能な池袋の勤労福祉会館の予約を行いました。よって10月の定例会会場は勤労福祉会館になる事を会員の皆さんは認識下さい。勿論これについては9月19日発行の会報にも大きく記載していますのでくれぐれも間違いの無いようにお願い致します。ところがです、この会場変更でまた思わぬ問題が発生したのでした。それは講評会に使用している富士フイルム社が3台のみ製造した中の1台の大判フイルムも投影可能なオーバーヘッドプロジェクターの移動問題なのです。アルミケースに入っているこのOHPはとんでもなく重くて台車に載せてやっと運べる私と同じ様な重量級だったのです。今まではワイズから数分の会場でしたので台車で搬入していましたが池袋になると話は違います。そこで考えたのが書画カメラと液晶プロジェクターの採用だったのですが、テストの結果は書画カメラでは大判フイルムを忠実に再現する事は不可能だと言う事が判明です。更に検証を行い、高級一眼デジタルカメラのライブビュー機能とライトボックス、液晶プロジェクターを組み合わせる方法でした。平たく言うと大判フイルムを複写して投影する方法になりますが、この複写技術は平行を出さなければならないので結構難度が高いのです。そこで私なりに考えて試作したのが写真の簡易大判フイルム複写装置です。モノレールの左右に一眼デジタルカメラと大判フイルムが簡単にアタッチできるライトボックスを取付、中間に蛇腹フードを配し外光の影響を少なくしています。昨日は生憎の台風でしたが日本リンホフクラブの川太会長と田中副会長が来社されたので早速テストを行いましたが・・・バッチリなのです。後はHMDI端子に付いた液晶プロジェクターを導入すれば、池袋でもどこども簡単に搬入できるのです。台風の雨の中、川太、田中両氏は液晶プロジェクターの確認にヨドバシカメラAKIBAへ出掛けて行きましたが10月の定例会でのデビューを皆さん楽しみにしていて下さいね。

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