大判カメラ日記。

ワイズクリエイト オフィス・木戸嘉一のブログです。

ワイズでは良い写真プリントを販売する事に努力してます。

2012年11月15日 | 日記

先日開催された叶悠眞さんの写真展「東京航空暫し鳥になって・・・」は沢山の来場者があって大好評だった事はお伝え致しましたが、その後も配布したカラー16ページの出展図録の影響もあるのか写真使用やプリントについて沢山のお問い合わせや購入希望を頂いています。因に昨日も注文頂いたアルポリック仕様の全倍サイズプリントが7枚も仕上がり、その発送作業がありました。何せ小さな事務所スペースで全倍サイズプリントを7枚も発送する作業は大変です。一応は段ボール箱に入っていますが輸送途中で欠損等があってはいけないとコーナーの補強し、更にプチプチを2枚重ねにして包みます。写真を見て頂くとその苦労をお解り頂けると思います。ところで今回のアルポリック仕様の全倍サイズプリントは1枚115,000円 で販売致しましたが、芸術写真が相応の金額で取引される事は大歓迎です。実は20年以上も前に著名写真家15人に協力頂いて1カットを100枚しかプリントにしない事を条件でプリントに1/100から100/100まで番号を付け額装した4切りプリントを30,000円で販売した事があります。当時は体系立てたプリント販売など無く結構な話題となり、銀座・伊東屋でも販売されるなどもあり、富士フイルム社のお偉いさんも「話が聞きたい」と訪ねてこられた程でした。ただ当時は日本家屋で写真を飾るのはどうか等の問題もあり15人の作品も20枚づつ位しか販売できなかった記憶があります。時代は変わって現在は住宅事情も変わり大きな壁面もあり、写真を飾るのも何の問題もありません。日常で「気に入った写真」を見ながら生活する。これって良いと思いませんか?ワイズでは今後も写真販売に積極的に取り組んで行きたいと思っています。ご期待下さい。


石橋睦美さんから「森の四季カレンダー」を頂く。

2012年11月14日 | 日記

ここのところ写真家の来客が多い様です。昨日も石橋睦美さん、近藤辰郎さん、そして知新温さんも来社された。明日は航空写真家の芥川善行さんも来社される。沢山の写真家にお出で頂くといろいろな情報や面白いお話をうかがえて大変楽しい時間となります。また今回は石橋睦美さんより山と渓谷社発行の2013年カレンダー「森の四季」も頂いた。このカレンダーは表紙を見ただけでも「この写真は石橋さんだ!」と解り、更にページを捲る度に石橋ワールドが広がって行く。やっぱり森の写真て良いですよね。ところで昨日も曽我定昭さんの2013年のカレンダーの事を書きましたが、そういえば今年も残すところ1ヶ月半になってしまいました。まだまだやる事が一杯で果たして年内に予定の仕事が完了するか心配ですが、少しずつアクセルペダルを強く踏んで頑張んないといけないと思う今日この頃でした。


曽我定昭さんからのカレンダープレゼント。

2012年11月13日 | 撮影

伊豆・天城撮影会の宿泊は天城湯ヶ島温泉の「湯ヶ島たつた」だった。日本旅館と天然温泉の組み合わせは撮影で疲れた身体を癒すのに最適です。掛け流しの湯に浸かりながらゆったりしていると何もかも忘れてリラックスできる至福の時でもあります。ただあくまでも撮影会アテンドに仕事で来ている事を認識してちょっと気を引き締めなければなりません(一応書いときます)。お風呂の後は伊豆ならではの美味しい海と山の幸を頂きましたが、生わさびを沢山使ったわさび鍋はとても美味しい味でしたね。食事の後は講師の曽我定昭さんの写真講話の時間です。天城の自然や写真への取り組みに始まり、今回参加者全員にプレゼントされた2013年のオリジナルカレンダーを1枚1枚めくりながらの作品説明に熱が入ります。カレンダープレゼント付きのこんな講話会は滅多に無く参加者全員大喜びでした。曽我さん熱弁ありがとうございました。また今度は季節を変えて催行したいなとも思っていますので今回参加できなかった方は是非楽しみにしていて下さい。


伊豆・天城で都会のラッシュ並み超満員バスに乗る。

2012年11月12日 | 日記

天城の森撮影会の2日目は八丁池付近の森を撮影する事になっていた。宿泊したを8時15分に出発し早めに「道の駅・天城越え」に到着した。本来ならば旅館から直接撮影地に直行すれば良いのだが、八丁池に行く林道は交通規制で路線バスでしか行く事が出来ないシステムなのである。9時6分発の路線バスに乗るために道の駅のバス停には我ら撮影グループを入れて40人近くの列が出来てしまっていた。こんな人数がバスに全員乗る事が出来るのかと不安になっていたら、何とやって来たバスはマイクロバス級の小さな路線バスである。もちろん全員乗車等不可能で急遽臨時バスが手配され、我らグループは全員この臨時バスに乗ってやっとの思いで終点の八丁池口に到着であった。予定より遅れて若干撮影時間が短くなってしまったが、ブナありシャラありの伊豆の森の魅力に皆さんそんな事は忘れて撮影三昧でした。ただ問題は帰りであった。念のために行きのバスドライバーに「2時10分の帰りのバスに乗れない事は無いか?」とたずねたところ「中型バスなので大丈夫!」とのこと。ただ写真を見て頂ければ解る様に、帰りは50人もの人数が並んでいたのです。定刻になってバスがやって来たが、未だかつてこんなにバスに乗った事が無いくらいの超満員、すし詰め状態です。何で伊豆の自然の中で都会のラッシュ並みのバスに乗らなければならないのだとブツブツ言いながらのの30分であった。


伊豆・天城撮影会の指導講師はテレビに登場の曽我定昭さんです。

2012年11月11日 | 撮影

9日からマミヤカメラクラブとワイズ大中判写真の会、共催による「伊豆・天城撮影会」です。今回の撮影指導講師は天城の写真集を3冊も出版している写真家の曽我定昭さんです。流石に10年以上天城に通って取材を続けている曽我さんの撮影ポイント案内と撮影指導は目から鱗状態で大変為になる撮影会でした。特にこの撮影会と同じ日、9日の夜にNHKが放送した「新日本風土記・天城越え」にも曽我定昭さんが10分も登場して天城の魅力を語っていましたが、それほど天城に魅せられている曽我さんならではの指導と参加者も大喜びです。またテレビの影響力って凄いですね。撮影会中もいろいろな方々から「曽我さん昨日見ましたよ」などの声がかかっていました。ただ残念ながら例年より紅葉が多少遅い様でこれからが紅葉本番になりそうです。皆様も来週あたり出掛けられては如何ですか。


皆さん蒸湯の入浴心得って知ってましたか?

2012年11月10日 | 日記

今日は伊豆・天城の撮影会真っ最中ですがその様子は帰社してからゆっくり書きますので、今回は先月の栗駒山の森ワークショップ時の面白いスナップを紹介したいと思います。栗駒山ハイキングコース脇に沸き出す温泉が川の様に流れています。この温泉の川に足湯を楽しむ人が沢山居ました。通常足湯とは溜まったお湯に足をつけ込むものとのイメージでしたがこんな流れる足湯は初めて見ました。まあこのくらいならばそんなに驚くほど珍しい光景ではないのですが、暫くハイキングコースを登ると小さな小屋を発見しました。中をのぞくとビニールカーテンで仕切れる様になった人工芝のスペースが3つあります。正直言ってこれだけでは何がなんだか解りませんでした。徐に上を見ると「蒸湯の入浴心得」なる説明ボードを発見しました。何でも人工芝の上に置かれたレンガを外すと、そこに穴があいていてそこから蒸気が出る仕組みになっているです。能書きを読むと「全身を蒸す事によって体内の血管を拡張し血液の循環を良くし体調を良好にする」「熱気により大量の発汗により体内にある各種の老廃物を汗と共に排泄し健康増進に効果がある」との事です。ようするに裸になって蒸気穴の上で吊るされたビニールにくるまりじっとしていると健康になると言うのです。効果はありそうですがハイキングコースを通る人たちは珍しそうに皆小屋の中を覗いて行きます。そんな中流石に裸になって蒸湯する人は滅多に居ないと思うのですが・・・。覗き込んでいたかなりお年寄りのおばさん達も口々に「はんずかしくて入れない」「丸見えじゃない」「ちょっと不衛生かな」と言っていました。勇気と自身ののある方は是非お試しを!


故・磯貝猛さんの写真展が開催されます。

2012年11月09日 | 写真展

2010年に北穂高岳(3106メートル)の山頂近くで登山道脇の浮き石を踏んでバランスを崩し約50メートル滑落して亡くなった写真家の磯貝猛さんの写真展案内ハガキが届いた。磯貝さんとは昔からの知り合いで、亡くなる前にもご自身で企画されている撮影ツアーパンフレットをワイズにおいてくれないかと連絡があったのを記憶している。もちろんワイズにも何回か来社され日焼けして真っ黒な山男が白い歯を見せて笑う姿が印象深い。そんな磯貝猛さんの写真展が開催されるのを大変驚くとともに懐かしく思う。今回の写真展案内ハガキは磯貝さんの奥様からのものだったが、葬儀に出られず弔電のみで失礼してしまった事もあり会期中には必ず顔を出してご挨拶したいと思っている。写真展案内ハガキの力強い山岳写真はまるで今でも磯貝猛さんが健在のようである。

磯貝猛「山の写真展」
2012年11月19日~24日
ギャラリー・アートグラフ
東京都中央区銀座2-9-14  03-3564-0372 

 


日本リンホフクラブ写真展委員会と写真展打ち上げ。

2012年11月08日 | 日記

昨日は日本リンホフクラブの写真展委員会メンバーが集まって、来年度の写真展で採用された作品以外のポジ返却業務と写真展用プリント校正業務がありました。返却ポジに間違いがあってはいけないと何回もチェックを重ね返送準備完了です。これに来週出来る写真展案内ハガキを同梱して発送致しますので写真展応募会員の皆様今暫くお待ち下さい。それにしても毎回毎回と委員の皆様大変ご苦労様です。この様な縁の下の力持ちが居るから日本リンホフクラブも安泰なんですね。また先日開催した叶悠眞さんの写真展に会場アテンドしたボランティアスタッフに対して叶悠眞さんから「感謝の宴」を開きたいとの申し入れがあり、夜はワイズ近くのイタリアンレストラン「た喜ち」で8名が集まり楽しい時間を過ごしました。特別に叶さんが持ち込んだ高級ニュージーランドワインも頂く事が出来て幸せ気分も味わいました。叶さんご馳走様でした。


エボニークラブ写真展 『旬美』開催です。

2012年11月07日 | 写真展

木製の大判カメラメーカー・エボニー社が主催するエボニークラブの写真展が下記日程で開催されます。主催者挨拶に「自然に畏怖の念と共に向き合い、自然を自然のままに、大型カメラで 細部にまで拘った写真」とありますが、やはり大判カメラで捉えられた写真は精密描写力が違いますよね。また木々を撮影した場合等は精密描写力だけでなく、大判カメラ独特の被写界深度の浅さが被写体を浮き立たせます(もちろんパンフォーカス写真も良いですよ)。因に今回の写真展案内ハガキの写真図案が違うのに気付かれたと思いますが、何と出展者毎に印刷を変えているそうです。これならば誰の写真をハガキに採用するか等ともめないで済みそうですね。グッドアイデアでした。

エボニークラの写真展『旬美』
2012年11月9日(金)~2012年11月15日(木)
富士フイルムフォトサロン東京
東京都港区赤坂9丁目7番地3号03(6271)3350


米 美知子写真展「森に流れる時間」9日より開幕。

2012年11月06日 | 写真展

写真家の米美知子さんから写真展の案内状が届いた。今月の9日から12月18日まで品川のキャノンギャラリーSにて「森に流れる時間」と題した写真展を開催すると言う。初日の9日にはオープニングパーティもあるが、残念ながら同日はマミヤカメラクラブ主催の撮影会アテンドで伊豆・天城に出掛けなければならないので出席はできそうもない。後日会場を訪れ米美知子さんにお祝いのメッセージを伝えたいと思っています。また米美知子さんファンにはたまらない講演会も11月10日(土)の15時から同地キャノンホールSにて開催されますがwebで申し込む事が出来るので興味のある方はトライして下さい。それにしても風景写真家・米美知子さんは本当に人気写真家として大成したと感じます。ワイズが設立された1999年には確かカメラ雑誌のコンテストに応募していたアマチュアカメラマンの記憶があります。今はいろいろなセミナー、講演会、撮影会などのイベントにひっぱりだこの様子です。そのうちワイズ、マミヤクラブでも声をかけて見ようかな・・・。


浅草のロシア料理のストロバヤで腹一杯食べる。

2012年11月05日 | グルメ

浅草にロシア料理の美味い店が在ると友人に聞いていた。なんでもその中のフォアグラのソテーが最高で滅多に食べられないとも聞いていた。浅草なら近いし一度行ってみたいと思っていたところ、その友人から突然連絡があり「今日は席を設ける」との事でした。こんなおいしい話には滅法弱くて即「行きます」とOKサインを出してしまった。本郷からタクシーで10~15分でそのロシア料理のある浅草ロックスビル近くに降り立った。友人が待ち構え早速その店へ。名前は「ストロバヤ」と言う。初めて浅草に行った人では絶対に見つからない路地に店を構えていた。オーダーは友人のお薦めでが写真を見てください。タラバガニのグリル、エスカルゴ、オリジナルサラダ、フォアグラ。そしてキャベツロール(ここではロールキャベツとは言わない)、ロシアンティでフィニッシュとなったが、もうめちゃくちゃお腹いっぱい状態でした。特に噂のフォアグラは絶品で、正直ってロシア料理を食べているので無く、フランス料理を食べているようでもあった。ごちそうさまでした。

ロシア料理 ストロバヤ
東京都台東区西浅草2-15-8
03-3841-9025


秋葉原でガラスに入った異様な会社員発見?

2012年11月04日 | 日記

パソコンのアクセサリーの買い物に久しぶりに秋葉原に出掛けた。流石に時間の流れが速い街だけあって、今まで在った店が無くなっていたり、新しい店を発見したりであった。そんな中、JR秋葉原駅の昭和通り口に近い広場に異様なスペースを発見した。平日だったせいもあろうがガラスで仕切られた大きなスペースに背広を着た会社員が沢山たむろしているではないですか。「何だ?」一瞬思って注視すると、どうもガラス張りの喫煙スペースの様で皆さん煙草をくわえて、ある人は電話をしたり、またある人は会話したり、書類に目を通したりである。いや、ちょっと異様な光景ですよね。喫煙者はだんだん肩身の狭い思いをしながらでも「プカプカ、プカプカ」の情景であった。


神田古本まつりで買ったのは「昔の東京駅」はがき。

2012年11月03日 | 日記

昨日、あるお客さんが神田古本まつりの帰り途中とお立ち寄り頂いた。そう言えばもうそんな時期なんだと思ってしまった。神田古本まつりとは、主に東京都千代田区神田神保町にある神田古書店街を中心に毎年10月に開催される日本最大の古書のお祭りで100万冊以上の古書類が一同に陳列される。ここで何故「古書類」と書いたかは、ご来店頂いたお客さんが、何と何と「昔の東京駅舎」が印刷された絵はがきを買ってきたからです。この様に必ずしも古書だけでない掘り出し物も販売しているのです。因みにこの絵はがきは特価500円で「胃腸良薬太田胃散本舗」が作った様でして、先日新装再現された東京駅舎の昔の写真が印刷されているのでした。(この絵はがき私も欲しい)この古本まつり、今日3日まで開催していますのでお近くの方は是非行ってみて下さい。いろいろなイベントもやってますので結構1日楽しめますよ。

【名 称】 第53回 東京名物 神田古本まつり
【会 期】 2012年10月27日(土)~11月3日(土・祝)
【主 催】 千代田区、神田古書店連盟
【会 場】 神田神保町古書店街(靖国通沿・神田神保町交差点 他)
【規 模】 参加店:約100店舗、出品点数:のべ100万冊
【最寄り交通機関】 都営地下鉄、東京メトロ「神保町」駅


湯島天神・菊まつり始まる。

2012年11月02日 | 日記

数日前、ワイズ近くの湯島天神境内を通ったところ参道に菊まつりの小屋掛けがされていて、中には未だ花の咲かない菊が沢山陳列されていました。「あっ、そうだ菊まつりの季節だ!」と思いましたが、それにしても未だ寂しばかりの開花状態です。オフィスに戻ってインターネットで湯島天神・菊まつりの 事を調べたところ会期は11月1日から23日までとの事でした。と言う事は昨日からもう菊まつりが始まっていたのです。今年は湯島天神の梅まつりも会期中には開花せずに終了と同時期に開花するなど遅れに遅れました。うむ、菊まつりも同じ運命か?などと思ってしまいます。因みに今年もNHKの大河ドラマ「平清盛」をテーマに二景五体。大作りと呼ばれる千本咲、大懸崖、盆庭を中心に古典菊の「江戸菊」「巴錦」等の菊花、約2千株を境内に展示するそうですから、見計らってお訪ね下さい。

湯島天神・菊まつり
平成24年11月1日(木)~11月23日(祭)


吉村和敏さんから写真集「RESPECT」が届く!

2012年11月01日 | BOOK

写真家の吉村和敏さんから写真集「RESPECT」が届きました。この写真集、副題に「世界を旅する写真家が贈る出会いと絆、そして永遠なる豊かさのかたち」とあるように、人との出会いを大切に更に掘り下げ、その土地、生活を知る事から完成したのではと思われる。登場する人々の表情ひとつひとつに物語があるようで大変興味深く拝見させて頂いた。また特筆すべきはこの写真集は全てモノクロで仕上がっていることである。モノクロ写真の階調表現の豊富さにも感激しました。さぞかし印刷にも気を遣われたのではと思ってしまいます。何か久しぶりにモノクロの素晴らしい写真集と出会った感じがしてならない。こんな写真集なら自宅の書棚に入れて、いつでも見る事ができる様にしておくべきと思う。何故ならこのモノクロ作品はいつ見ても飽きが来ないと感じるからです。

吉村和敏写真集「RESPECT」
発行 フォトセレクトブック
発売 丸善出版株式会社 03-3512-3256
定価 本体1,800円+税