◆撮影:2012年10月14日、金糞峠(比良山系)への途にて
(マツカゼソウ)
2012年10月24日(水)
『山野走』
<ほしだ園地>
[私市駅]6:21:00→[星の里いわふね]→(かわぞいの路)→6:41:13[ピトンの小屋]6:46:00→(さえずりの路)→7:00:13[やまびこ広場]7:04:00→(まつかぜの路) →7:23:03[飯盛霊園・境界]7:27:00→(せせらぎの路) →(管理道)→[やまびこ広場]→(さえずりの路)→[ピトンの小屋]→(かわぞいの路)→8:14:45[私市駅]
<ありがとう、ほしだ園地の職員さん>
磐船街道入口に設置された「電光道路情報表示板・気温計」に往路でプラス7℃とあった、因みに帰路では10℃。“星の里いわふね”辺りの気温が、今秋初めて10℃を切って7℃まで一気に下がった。
168号線を走るときに、ひんやりとした空気を感じたが意外と寒くはなかった。それは風がなかった所為なのか、それとも私市駅をスタートするときに、ティーシャツの上にもう一枚長袖シャツを羽織っていた所為なのだろうか。我が身体は右腰、左膝を除くと終始至極快調であった。しかしその左膝であっても、まだ軽微な痛みは存在するのだが、以前のような酷い痛みが生じることはなかった。腰も然り。
“さえずりの路”を上るとき、左5mくらい上方草叢中でガサガサッと音がする。見上げると長い尻尾を有した茶色っぽい大柄の鳥が、僕の足音に驚き慌てて逃げようとするところであった。それは瞬時のことで、その姿をしっかりと捉えることはできなかったが、僕の拙い鳥にかかわる知識では、それはキジのように思えた。さて、この辺りにキジは棲息しているのだろうか。
“かわぞいの路”を戻るとき、雑木林が繁茂する薄暗い森中をヒラヒラッヒラヒラッとゆったりと翔ぶジャノメチョウらしき大形の蝶を見かけたが、直ぐに樹林中に姿を消した。僕はその蝶をしっかりと確認したいものと林中に一歩二歩と踏み込んだが、立ち並ぶ雑木林に阻まれてしまう。
“せせらぎの路”を下るとき、今月初旬に咲いていた3出複葉、青色唇形の花の名称が判明した。そのときには僕の踝までにも届かないくらいの背丈のものばかりであったのだが、今朝駆けるとき、花の数は少なくなっていた様子だが、残っているもののなかに少し高くまで伸び上がって青の花弁をつけるものがあった。そしてその中の一つの横に、“アキノタムラソウ”と記された札が掲げられていた。そのとき僕は心中で呟いた、「ありがとう、ほしだ園地の職員さん」と。
しかしいずれにしても、実際に咲く花を記憶として、また記述して、もしくは撮影して持ち帰った写真などを植物図鑑の写真と参照するとき、その花の咲き始めや終焉のときの場合などとで同じ花であっても様子が違ったり、また茎の背丈や観る角度などで、その雰囲気様子が微妙に違うときがあるように思う。矯めつ眇めつ眺めまわす必要がありそうだ。