◆撮影:2012年10月14日、八雲ヶ原湿原(比良山系)
(リンドウ)
2012年10月27日(土)
『山野走』
<ほしだ園地~むろいけ園地>
[京阪・私市駅]7:14:00→[星の里いわふね]→(かわぞいの路)→7:35:14[ピトンの小屋]7:43:00→(さえずりの路)→7:57:43[やまびこ広場]8:05:00→(まつかぜの路) →8:25:35[飯盛霊園・境界]8:29:00→(飯盛霊園内)→[戎バス亭]→8:47:21[ビオトープ田原の里山(車止め)]→9:01:51[堂尾池]9:15:00→(小池)→9:31:38[むろいけ園地入口]→(湿生花園) →(森の工作館)→[むろいけ園地出口]10:00:00→(蟹ケ坂ハイキングコース)→(車道)→10:28:24[JR・四条畷駅]
<秋を楽しむ>
黄花のアキノキリンソウに出合ったのは、“ほしだ園地”と“飯盛霊園”との境界鞍部、次は堂尾池畔であった。なかでも堂尾池畔では至極繁茂していたのだが、その畔の日当りのよい道端に大群落を作っていたのは黄花のヤクシソウであった。そしてヤクシソウに負けじと僅かに湿ったところに多く開花していたのはミゾソバで、白のものと淡い紅色のものの二種の色彩のものがあった。ところで、ミゾソバがもっとも繁茂していたのは“湿生花園”で、その殆どを席巻していたといっても過言ではないだろう。“湿生花園”で咲いていた花は、他に二種のアザミくらいだろうか。一つはオハラメアザミだろうか、もう一つはキセルアザミだろうか、分からない。その一つのアザミ相手にミドリヒョウモン蝶が遊んでいた。堂尾池畔の日当りのよい処ではヤマトシジミ蝶と天狗蝶の舞う姿を見かけたし、赤蜻蛉がゆったりと浮遊していた。さて、草叢中で「リリリリッ、リリリリッ」と鳴く虫は草雲雀だろうか。堂尾池で見かけた花に、チジミグサ、エノコログサ、イヌタデ、アザミなどがあり、堂尾池よりほんの少しの処に、夏には所狭しとヒツジグサが咲く小池があるのだが、その畔ではミズヒキが紅色の花をつけていた。
堂尾池から少しばかり階段を上った処と、“むろいけ園地”へと続く車道にもう少しで飛び出す森中の二ヶ所に楓並木があり、紅葉の季節に其処は、見事な紅葉のトンネルへと衣替えするのだが、その季節はまだまだ先のように思えた。ところで、“ビオトープ田原の里山”の林中に掲げられていた札に「平成24年6月24日、ゲンジボタルが乱舞する」と記されていたのだが、「ゲンジボタルの見学に一度やって来たいけど、夜の時刻にここにやって来ること事態難しいよな」と思った。
秋天の青空の下、清閑な森中の景観を思う存分楽しませてもらった。堂尾池に着いてから蟹ケ坂ハイキングコースを下り始めるまでの殆どの道程を歩いた。左膝の状態が芳しくなかったのもその一つの理由であったが、精神力不足と身体力不足が最大の原因だろう。四条畷神社から四条畷駅への街路を駆けるとき、腰に微妙な違和感があった。ところで、“ピトンの小屋”前の掲示板を見ていて、3日前に“さえずりの路”で見かけた大柄の鳥の名称が「ヤマドリ」であることが分かった。ほしだ園地の職員さん、ありがとうございます。