山野颯想

山野走、山野歩、山野逍遥など、山野にかかわる事柄を中心に記載しています。

裏六甲・烏帽子岩(20数年振り)

2012年11月11日 | 岩登り

Si047

◆撮影:2012年10月14日、奥の深谷源流(比良山系)にて

(ヤマトリカブト)

20121028日(日) 

T山の会』

<烏帽子岩>

■参加者:ABちゃん、MOくん、MK子さん、YUSUN

[JR道場駅]→[百丈岩]→(鎌倉峡)→[烏帽子岩]→[JR道場駅]

20数年振り>

道場駅舎で皆がやって来るのを待つとき、既に雨が降っていた。計画は「不動岩で岩登り」であったのだが、降雨ゆえ鎌倉峡にハイキングに行こうということになった。今日の降雨は昨日から分かっていたことなのだが、そもそも、我々の山の会には「中止」という言葉が存在しない。僕は、京橋駅でJRの切符を購入する前にABちゃんにメールを送信した、「不動へ行くのですか?」と。すると「雨なので、百丈岩になると思います」との予想通りの返信があった。「明日雨なら“百丈岩”で脱出訓練なのだろう」と僕は昨日より考えていたのだ。

ところがである、皆が揃ったところで「鎌倉峡にハイキングに行こう」と計画が変更になったのだ。雨の岩場で脱出訓練を行なうことに気乗りがしていなかった僕は胸を撫で下ろした。それは雨や泥砂でロープが濡れ汚れるのは間違いが無いゆえ、帰宅してからの、陰干しや泥落しという手間暇を考えたからだ。

“鎌倉峡”の右岸の道を20分ばかり進んだとき、先頭を歩いていたMOくんが「戻ろう」と言った。それは、予想外に岩場が多く雨で濡れて足下が至極悪く、尚且つ、道から川面までかなりの高さの処が現れるので、滑落して怪我でもしたらつまらないと考えたからだろう。そのとき、「計画が不動岩のとき、もし降雨の可能性があるときには渓流靴も準備する」という話が持ち上がった。「雨の時は鎌倉峡で沢登り」と考えたのだが、しかしその流れはけっして清冽な流れという様子ではなかった。

その後、“烏帽子岩”を20数年ぶりに訪れることになった。「道場駅から然程遠くはなかった筈だ」「車道から直ぐの処に岩場があった」などの、僕の微かな記憶を頼りに歩き、直ぐに辿り着くこととなったのだが、「僕が攀じれるルートは皆無みたいだ」と、僕は岩場を見上げるばかりであった。併しだ、次回機会があれば、最も平易なルートでよいから二十数年ぶりに一度攀じってみたいと思った。

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