先日、一日だけですが代車でハイブリッド車に初めて乗りました。
まず始めに思ったのは、「おー!!スゲー!この代車・・・ハイブリッドじゃーん!」です。
次に気になったのは「本当にハイブリッド車は元が取れんの?」という部分です。
何かの記事になってましたが、ガソリン代の節約で年間3万円ほどしかなく、
車種により幅があるが、ガソリン車とハイブリッド車の価格差が60万円程度だと、
ペイするには「20年?!」
結論的には、節約されるガソリン代だけでは難しいとのこと。
市街の短距離移動だけでは、ガソリン車もハイブリッドも燃費はそんなに変わないようなので、
よっぽど長距離運転をする営業車などでなければ難しいみたい。
更に長く乗れば、いずれ充電池の交換をしないといけないようです。充電池乗せ替えは50万円~とからしいです。
「じゃー・・・なのにどうしてこんなに売れてんのだろう?」
昭和40年代生まれの私は「ガソリン代でペイ出来るかどうか?」という「現金」的な「価値観」に左右されていますが、
そういう「経済至上主義」のような価値観はもう古いのかも?
かと言って・・・「環境に優しいからさ=社会的正義感」ってだけでもないような気がします。
単純に冒頭の感想「おー!!スゲー!この代車・・・ハイブリッドじゃーん!」という時点で、
すでに「元は取れてる」のかも。
つまり、満たされているってこと。
最終的には、購入するお客さんが満足できれば、それが価値なのでしょう。
ヒット商品ってのは「その価値が、わかりやすいかどうか?」じゃないだろうか?
電気自動車に移行するまでには、充電スタンドなどのインフラ整備に不安があるけど
「電気とガソリンの両方で走る車」であれば安心じゃありませんか?・・・とか、
「燃費 リッター何キロ」という数字のマジック。
「地球環境に対して慈善活動をしてるようなセレブ達がみんな乗ってる」というステータス感。
そういう、「価値」のわかりやすさが示されているから成功したのでは?と思うのです。
「価値がわかりやすいほど・・・勝ち。」