裏ユキヒロック

ロックとバイクとラーメンが大好きだ。

秋を愛する人は・・・

2008年09月30日 | ひとりごと・日記
「四季の歌」では、
「秋を愛する人は 心深き人」となっているが、
その後に人物の名前が出てくる。

「・・・愛を語る ハイネのような ぼくの恋人」

素朴な疑問。

「ん?!・・・ハイネって何? 誰?」

・・・さっそく、調べてみました。

ドイツ出身のロマン主義(ロマン派)の詩人
「ハインリッヒ・ハイネ」の事だそうだ。

愛についての詩が多く、ロマン派と呼ばれるが、
意外と毒舌で辛辣だったようで、
マルクスとも仲がよく、左翼的な思想もあったようです。

ユダヤ人だったので、当然ナチス・ドイツ時代に、
作品が弾圧の対象になったが、
彼の詩に曲をつけた「ローレライ」という歌は、
ずっと「作者不詳」として、歌われ続けたという逸話があります。
つまり、ナチスでさえも弾圧出来なかった訳です。

彼の言葉に「本を焼く国は、人間も焼かれるだろう」というものがあって、
まさにナチスドイツ時代には現実になったそうな。

「ん?!・・・彼?」

そう・・・ハイネは、れっきとした「男」です。

「ハイネのような ぼくの恋人」・・・もすかして・・・ゲイ?

「ローレライ」なんて美しい詩を書くから、
女性と間違ったのかなぁ~?・・・そんなことないよね?

男性の恋人の歌だと思うと、少し「男色」
・・・いや「難色」を示しますなぁ~。(笑)

ちょっと長くなりますが、ついでにと言っては何ですが、
せっかくなので「ローレライ」の詩を載せておきます。

昔の日本語の訳も綺麗ですなぁ~♪

----------------------

なじかは知らねど 心わびて
昔の伝説(つたえ)は そぞろ身に沁(し)む
寥(さび)しく暮れゆく ラインの流(ながれ)
入日に山々 あかく映(は)ゆる

美(うる)わし少女(おとめ)の 巌(いわ)に立ちて
黄金(こがね)の櫛とり 髪の乱れを
梳(と)きつつ口吟(ずさ)む
歌の声の
神怪(くすし)き魔力(ちから)に
魂(たま)も迷う
   
漕ぎゆく舟人 歌に憧れ
岩根も見為(みや)らず
仰げばやがて 浪間に沈むる
人も舟も 神怪(くすし)き魔歌(まがうた)
謡うローレライ


《訳》
どうしてこんなに悲しいのか わたしはわけがわからない
遠いむかしの語りぐさ 胸からいつも離れない
風はつめたく暗くなり しずかに流れるライン河
しずむ夕陽にあかあかと 山のいただき照りはえて

かなたの岩にえもいえぬ きれいな乙女が腰おろし
金のかざりをかがやかせ 黄金の髪を梳いている
黄金の櫛で梳きながら 乙女は歌をくちずさむ
その旋律(メロディ)はすばらしい ふしぎな力をただよわす

小舟あやつる舟人は 心をたちまち乱されて
流れの暗礁(いわ)も目に入らず ただ上ばかり仰ぎみる
ついには舟も舟人も 波に呑まれてしまうだろう
それこそ妖しく歌うたう ローレライの魔のしわざ



*ローレライとは、ドイツのライン川にある岩山で、
流れが速く事故が多いので、
この岩山が魔女だという伝説から・・・。

早すぎる秋

2008年09月29日 | ひとりごと・日記
去年は残暑が厳しく、9月に入っても
夏日なんて日が多かったような気がしますが、
今年は一気に寒くなりましたね。

太っていると、暑いより寒い方が得意というか、
有り難いですが、
あまりにも急激に寂しくなってしまい、
心の準備の方がついていけてない感じです。

・・・口ずさむ鼻歌も、マイナー調多し・・・。

♪か~ぁさんが~夜なべ~をして~
手袋~編んでくれた~♪

この歌って、・・・かーさんばっかりズルイよね?

「夜にひとりで鍋を食べながら、手袋編んでるなんてぇ~!!」






・・・それは「夜なべ」違いやんけ~!


v(ー_ー)うーん、秋になるとネタもオチもどこか寂しいなぁ~。

美徳

2008年09月27日 | ひとりごと・日記
先日、誘ってもらっていた講演会に行けなかったのですが、
なかなか良い講演内容だっとあとで聞いたので、
その講演の取材記事を地元新聞紙から拾ってみた。

中でも感心した内容を忘れないよう、
ここに書きとめておこうと思う。

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講師
自動車用品販売の
㈱イエローハット創業者(掃除に学ぶ会 相談役)
鍵山秀三郎 氏

「心あるところに宝あり~心を洗い心を磨く生き方」

自動車用品販売 業界2位のイエローハット創業者で、
創業する前のサラリーマン時代から、周りに苛められながらも
朝早く出勤し、掃除をし続けて来たそうです。
今では「掃除」を通して、心を磨く活動を世界中で行ってるそうです。

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美徳とは?

「忍耐」 「謙譲」 「調和」 「勇気」

・・・であるが美徳を支える土台がないと、
「美徳」は時に「悪徳」に変わる。

忍耐は「怨恨」に、

謙虚は「卑屈」に、

調和は「妥協」に、

勇気は「粗暴」になり果てる。

そうならない為の土台とは・・・・

「愛」 「思いやり」 「他者への配慮」 だそうだ。

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常に物事には裏表があると思う。
美徳と悪徳が表裏一体であるという話は、なかなか興味深い。

それが、いつでもちょっとしたことから入れ替わる・・・・

良い事だと思ってやってること、プラスだと思っていたことが、
マイナスになってしまってることも多い。

常に聖人でいられない凡人の僕等は、
トランプカードのように表になってみたり、裏になってみたりして、
思っているように上手くいかずに、
毎日、悩んだり、悔やんだりしてるのだと思う。

恐らく、講師の言う「土台」・・・
「愛・思いやり・他者への配慮」を忘れ、
愛が憎しみ、ひがみになり自己愛・自己中心的なものの考え方を
している時に、カードはひっくり変えるのだろう。

この講師の場合、それを「掃除」することで、
気づき・・・解決しているという話なのだと思う。

恐らく掃除をするという行為で、
自分の気持ちの変化に気づき、
日々、自分の中のカードを「表」にしていることが、
出来るのではないかと思った。

確かに掃除をすると気持ちが良いというのは、
自分の中の心の整理と、他者が綺麗に気持ち良くなって欲しいという、
思いやりの気持ちが掃除の中に含まれているからかもしれない。

と、この講演の記事を読んだ感想ですが、

・・・たいそう賢くなったかと思えば・・・

思いつくのは・・・使わせてもらってる会社の車の中、
助手席がゴミ箱代わりになっている・・・
「ああ~ 掃除しなきゃなぁ~」
と、、せいぜい「そんなこと」ではあるが、
「そんなこと」さえままなっていないのだから

・・・ダメなんだろうなぁ~。(笑)

日々 精進、精進。

ちゃん付け

2008年09月26日 | ひとりごと・日記
大人になっても、自分のことを「○○ちゃん」って呼ぶ人

・・・ちょっと苦手。


ある時、テレビをみていたら、
○○ちゃん・・○○ちゃん・・・とやたらちゃん付けの
女の子が出ていた。

よーく見たら「ローラ・チャン」

中国出身のアイドルで、「ちゃん」は名前だった。

頑張って喋ってる日本語・・・ちょっと可愛いかもしれない。

アル~ビ レックス!

2008年09月25日 | ひとりごと・日記




23日(祝) ビッグスワンで行われた
Jリーグディビジョン1 第26節 
アルビレックス新潟 vs ヴィッセル神戸 戦を観に行った。

はいはい、またしても招待券であります。

一回も観戦料金払ったことがないですが、
これで7~8回は観戦に出向いてると思います。

結果は、3-2でアルビの快勝!

・・・快勝かぁ~?

結構、追いつ追われつのハラハラドキドキなゲームでした。

初点のマルシオ リシャルデスの
オーバーヘッドキックでのシュートはかなりイカしてたぜ。

日本人じゃ、あーゆーことを実戦でとっさに出てこないと思う。
(あんなことしようと思わないとも言えるけど・・・)

別に自慢ではありませんが、観に行った試合は負けなし!

断然、ホーム効果はあると思うが、
俺が観に行くと負けない・・・不敗神話も更新中であります。

残念ながら・・・
「勝利の女神」と言うよりも、「醤油のメガ盛り」って感じなのが、
嬉しいやら、悲しいやら・・・ではあります。

これでアルビも10位に浮上。

「無料」とは言え、行けば行くほど可愛くなってくのが
人の情ってもんじゃあ~りませんか。

この勢いで がんがれー!アル~ビッレクス!
今シーズン、もう一回くらい応援に行けるかなぁ~?

・・・ある意味、「ただとも」ってやつですかいなぁ~。

また前の席(招待席なので仕方ないけど)で、
最初から最後までDSとPSPを放さなかった馬鹿兄妹・・・
後頭部を叩きたくなりました。

うちの子があんな事してたら・・・
すり鉢状の観戦席からピッチに放り投げてると思う。

・・・あ、DS自体を買ってやってないけど・・・(笑)

古いタイプの親父ですまそorz


幸せのレイルロード

2008年09月22日 | ひとりごと・日記
久しぶりに詞を書いてみました。
先日の東京で最終列車に乗り遅れた経験から生まれました。

ちなみに、レイルロード=鉄道です。
聞き慣れないから意味通じないだろうか?
ロック好きだと、グランドファンクレイルロードが頭に浮かぶとは思うけど・・・

虎舞竜みたいに何十章にもなったりして・・・(笑)


「幸せのレイルロード」

駅前通り 人波に飲まれ
今夜もまた 明かりのない部屋へ帰る
何の為に僕は この道を辿るのか
このまま 消えてしまっても
新聞記事にも ならないだろう

あなたは言った
今までも これからも
愉しいこと 嬉しいこと
沢山あるよ と笑顔をくれた
でも僕は取り残されたホームで
快速列車を見送るばかりの日々

幸せを幸せと感じる心
あなたの為に 出来る事を探して
行き先もわからないまま
最終列車を待っているんだ

今度こそ
あの列車に乗らなくちゃ
勇気を出して乗らなくちゃ
走れ 走れ 幸せのレイルロード



降り出した雨 外れた天気予報
花のように傘が 一斉に咲き開く
あの人達は皆 何処へ帰るのか
帰る場所があって 待ってる人がいる
それだけで どんなに幸せだろう

あなたは言った
今までも これからも
苦しいこと 辛いこと
乗り越えられる と勇気をくれた
でも僕は取り残されたホームで
快速列車を見送るばかりの日々

夢は叶える為にあるから
夢の為に 出来る事を探して
来るかさえわからないまま
最終列車を待っているんだ

今度こそ
あの列車に乗らなくちゃ
夢を追いかけ乗らなくちゃ
走れ 走れ 幸せのレイルロード


幸せを幸せと感じる心
あなたの為に 出来る事を探して
行き先もわからないまま
最終列車を待っているんだ

今度こそ
あの列車に乗らなくちゃ
勇気を出して乗らなくちゃ
走れ 走れ 幸せのレイルロード

走れ 走れ 幸せのレイルロード

使いきりカメラと言えば・・・

2008年09月19日 | ひとりごと・日記
その昔・・・

使いきりカメラを初めて使おうと思ったうちの母親は、
包装されたアルミの袋を破ったあと、何を思ったかカメラ本体の
紙の部分も破り出して、器用に分解し始めたことがあった。

紙の部分も包装の一部と思ったらしい。

「オカン!!た、た・・・玉ねぎじゃないんだからさぁぁあああ=!」

「使いきり」どころか、一枚も撮られることなく、
無残に丸裸にされたカメラらしきモノがテーブルの上にあがっていた。

ある意味「使い切り?使い斬り?」・・ってことか?

フィルム

2008年09月18日 | ひとりごと・日記
今月あたまの東京への出張時に、
うっかりカメラを持っていくのを忘れてしまった。

仕方がないので、有楽町の
「♪ビッグ~ビッグビッグ~ビッグカメラ」で、
使い捨てカメラ(今は、使いきりカメラって言うのかな?)を、
久~~~~しぶりに買って使ってみた。
(・・・正式には「レンズ付きフィルム」と呼ぶようですね。)

結局、お仕事で使う出番はなく、
暇つぶしに休んでいた日比谷公園や、有楽町の駅前の撮影をしたけど、
それでもまだフィルムが残っていて、
先日の秋田フェリーツーリングの時にも使いまわした。

使ってると「お?いまどき珍しいねぇ~?」なんて言われましたが、
現像してみたら吃驚!!

下手なデジカメより断然・・・綺麗だし・・・味があります。



*その他の写真はこちらにアップしてあります↓
http://pics.livedoor.com/u/yukihi69/

以前、「使い捨てカメラでさえ、1000万画素に相当する」
と聞いたことがあったのですが、
最近はずっと完全にデジカメに慣れていたけど、
今回比べてみて改めて「フィルムの力」に関心しました。

もうひとつ関心したのは・・・

「現像してみないとどんな写真になってるかわからない」
って部分が以前はマイナスのデメリットと思っていたが、
まさに!?それこそ最大の愉しみであり、メリットだったってこと。

「便利=使いやすい」は違ってたみたいな感じでしょうか?

手間とお金は掛かりますが、現像されてくるまでの時間が
待ち遠しくて、出来上がった写真を見た時の喜びってのは、
無駄ではなく、むしろ大事なことだったのです。

またフィルムカメラを引っ張り出して使ってみようかなぁ~♪

ぶらぶらだらだら

2008年09月16日 | ひとりごと・日記
連休は有り難いのですが、
連休が長ければ長いほど、休み明けがシンドイ。

土曜日は、半分仕事も兼ねて、柏崎へ。

今、準備してる現場の写真を撮って、
その他はブラブラと中古CD屋を廻ったり、服屋さんを廻ったり・・・。
あ・・もちろん・・・ラーメン屋さんもね。(笑)

柏崎市の有名店 駅前の「そばよし」へ。
花びらチャーシューと大盛りの盛りの良さで、
地元に愛されてるお店。

・・・ラーメン(というか、今回は焼きそば)に関しては、
「大盛りユキヒロック」の方で詳しく!!
http://blogs.yahoo.co.jp/yukihi69

翌日14日は、嫁の実家の稲刈りを手伝いに行く予定だったのですが、
天候不順ということで、稲刈り自体が中止になってしまい、
何をどうしたらいいのかわからない一日になってしまい、
ダラダラと過ごしてしまった。

嗚呼~・・・二日間もブラブラ・ダラダラと過ごしてしまったぁ~♪
勿体無い 勿体無い

でも、休みなんだから本来
ブラブラやダラダラ過ごすのも正解は正解なのかもしれない。

いつから、ブラブラやダラダラを「無駄」って考えるように
なってしまったのだろう?

「人生に無駄なことなどない!!」

・・・などと、自分で自分の不甲斐なさを慰めつつ、
昨日はバイク☆メン2名と一緒に、ラーメン店を巡るツーリング
略して「ラーツー」へ出かけた。

出発前に、久しぶりにバイクを洗ってみたものの、
思っている以上にサビが増えていてショック~!

以前のオーナーが綺麗にしていたので、製造から20年くらい
経ってるのに、結構ピカピカなとこが気に入っていたのに・・・
オフシーズン前には一度、サビ落としして磨いてあげようっと!

3名の少人数ということで、普段はあまりしない
信号待ちで、自動車の脇をすり抜けるのや、
無理のある追い越しなど・・・
いわゆる「街乗り」にチャレンジ。
(別に頼んだ訳ではないが、自然発生的に・・・)

自動車と違い、混雑時をスイスイすり抜けて走るのも
バイクのひとつの大事なテクニックだと思われます。
(もちろん、交通法規内に限る)

結果・・・必要以上に疲れました~☆

「車の間から歩行者が飛び出してきたらどうしよ?」
とか、考えながら走らないといけないし、
追い越しとかは、反射神経と言いますか、
流れを読んでいかないといけない・・・。

チョロチョロ世話しなく動くのは、性格的にも身体的にも
あまり、向いてはいないようですが、
・・・またひとつ・・・勉強にはなりました。
(バイク乗りの先輩 ありがとうございます!)

国道17号を長岡~六日町~塩沢・・・
走行距離180キロ程度でしたが、妙に疲れたラーツーになりました。

ちょっと首が痛い。

・・・あ、そうそう、ラーメンは2軒。

先日も行ったばかりでしたが、長岡の「ぶしや」と、
六日町に移転オープンしたという噂の「天心」へ。

仲間が「まだ食べたことがない!」というので、
並ぶのを覚悟で「ぶしや」に行ってみると、
相変わらずの店内は空いてるのに
・・・「外待たせ」スタイルで、イラっとしながら30分以上は並んだと思う。

上越の有名店「あごすけ」の「外待たせ」は、
並んでても、お茶を出してくれたり、待たせるにも待たせたなりの
愉しみを演出できてると思うけど、このお店はそこまでじゃなかろうに・・・
だいたい、行列出来るほどの店かよ?・・・
とか・・減らず口を叩きながら・・渋々並ぶ・・・並ぶ・・並ぶ・・。

お腹が減ってるので機嫌が悪いのです・・・すんません。

とか言いつつ・・・大盛り喰っとうが!

・・・うーん、お口の中が・・・魚粉まみれ!!

2軒目は、ものすご~く期待大の「天心」へ。

お昼営業が終わってしまう3時までになんとか間に合わせたく、
3台のバイクは競うようにスッとばす。

到着してみると、案外小さなお店で逆に吃驚・・・
入り口には「終了しました」の文字で・・・(哀)
・・・更に吃驚。

ガ━━(= ̄□ ̄=)━━ン!!

仕方がないので、先々月だったかに行った塩沢の「ノガミ」へ。

生姜たっぷりの塩らーめんは、後味に甘みがあって、
豪快かつ繊細なお味。

やはり、もう少し麺が固めでもいいなあ~と思いながら、
なかなかウマッシュ!

思わず「大盛り」にしてしまった自分に後悔しながら、
また長岡に戻り、「お値段以上・・・ニトリ♪」という家具屋で、
「お値段どおり・・・ニトリ♪・・・じゃねーか?」
と悪態をつきながら、ソファーを購入したいと言う仲間の
お買い物にお付き合い。

隅から隅までズズズ~イと、展示してあるソファーに座って、
リラックス&デラックス・・・暫しご休憩できました。

「日の暮れるのが早くなりましたねぇ~?」

7時前なのに、もうすっかり暗くなった帰り道をすっ飛ばす。

「今シーズン・・あと何回バイクに乗れる休日があるのだろう?」

少し寂しい秋の夜風を感じながら、ひとり思うのであった。

スズキ ジェンマ

2008年09月11日 | ひとりごと・日記
「昔の名前で出ています~♪」

・・・ですが、最新モデルの「スズキ ジェンマ」と一緒に
秋田ツーリングへ行ったのですが、
その近未来デザインにちょっとメロメロ。
(県内で2台目の時点で注文したとか言ってました。)

東京にいた時に、人から貰って
ジェンマの50cc乗ってたことがあったので、
懐かしい名前にジーンときた。

サイズ的には250ccで、自分の巨漢を乗せるには
ひとまわり(も、ふたまわりも)小さすぎなのですが、
これで400ccクラスだったら、かなり欲しいなぁ~と思いました。



よくよく考えると、スズキの「SW-1」というバイクが
出た時にもかなりグッと来ていつかは欲しいなぁ~と
思っていたのですが、今回のジェンマのデザインは、
意外とSW-1の流れも無きにしもあらずなのかなぁ~とも
勝手に思ったりして。

車検要らずの250cc このくらいが街乗りには
経済的で、すごく便利なんだろうなぁ~とも思う。

もう少し歳をとったら、ビッグスクーターもいいなあ~。

この前、YAMAHAのT-MAXに抜かれて、
ちょい悔しく思いました。



V-maxの次はT-maxも悪くはないかなぁ~。

・・・そんな金ないけどね。

「どうしても、ハーレーに乗りたい!!)
と免許取得に頑張っていた
近所のロックンロール仲間(先輩)が、
いよいよ大型自動二輪の「卒検を合格した!!」
というメールを昨夜貰いました。

すでに、ハーレー発注済・・・
日本に入ってくるの2台目とか言ってたから、
たぶん、200万超コースかなぁ~?

う~む・・・気合い入っとります!(笑)

お金かけても、かけなくても、
見て良し 触って良し 乗って良し

・・・バイクは楽しいなぁ~。

斬捨て御免

2008年09月09日 | ひとりごと・日記
角界の話は、やはりひとごととは思えない。

(「やはり」ってどの辺が、「やはり」なのかよくわかりませんが・・・)


「大麻」も悪いけど、もっと悪いのは親方の「怠慢」~?
・・・みたいなぁ~。

「辞任」

辞めればオッケーという「責任の取り方」って
実に日本的だと思うのですが・・・?
「武士の情け」っていうのとも違うような気がします。

福田さんも同じだと思うが、
結局、「誰が好き好んでこんなことやってられっかよー!」
ってことになる。

再発防止策や協会の再編などを行ってから、
辞任するのが本当の責任の取り方だと思うのですが・・・。

とりあえずマスコミは解りやすい悪役を作り上げるのが得意。

若かりし頃の「北の湖」の映像を見ましたが、
まさに今の横綱「朝青龍」のふてぶてしい顔と、
ソックリに見えたのは僕だけでしょうか?
(朝青龍は格闘家として、好きなのですが・・・)

「強すぎて人気がない」

格闘技としては正しいと思いますが、相撲では邪道?

もともと、日本の格闘技は「道」だと思う。

柔道のオリンピックを見ていても、
どんどんレスリング化していて・・・つまらない。

そんなにルールを変えてまで、国際的になる必要はあるのかな?

柔道や相撲ってのは、道を究めるひとつの手段であって、
その辛い修行を乗り越えて到達し、いくら強くなっても
・・・結局は「己に勝つこと」

人格や教養みたいなものを養い、精神的な高みを求めるものじゃなかろうか?

だからこそ、ひとつの道を極めた人は、庶民から
愛され、尊敬されてきたのではないのかな?

芸能も芸術もスポーツも政界もみんな同じ土俵だと
思ってるマスコミの姿勢もいかがなものかと思う。

「尊敬」の念や「感謝」の心を忘れたら、人は争いしか出来なくなる。

父親を馬鹿にしてる子供を見ると腹が立つが、
あれは母親の姿を真似してるだけだ。
自分の旦那を馬鹿にしてるってことは、それを選んで夫婦になってる
自分自身を馬鹿にしてるってことに気づかないのだろうか?
(逆ももちろん然り・・です、はい。)

尊敬がなくなった関係は喧嘩が絶えない。

そもそも、どんな関係に於いても「対等な立場」なんかないと思う。

腰に刀を携えていた時代なら、何気ない一言、一言が命がけの問答なのだ。

「あ、言い間違った」なんて言ってる間に斬られて終わり。

・・・斬り捨て御免

何でもかんでも言いたい放題、喋ればいいってものでなく、
もう少し、そんなことを考えながら喋ったらどうだろう?

少し無口になるかもしれないが、
もっと優しい会話ができるかも・・なんて思う。


秋田~新潟 フェリー DE ツーリング 2008

2008年09月08日 | ひとりごと・日記
今年、初めてのロング・ツーリング。

2~3人での日帰りのプチ・ツーリングや、
ラーメン店を巡るラーメン・ツーリングなど、
県内を廻るツーリングは去年より走ってるような気がしますが、
今回は8人参加のロング・ツーリング。

しかも趣向を変えて行きはフェリーで帰りはバイクという面白いルートを選択。
正確には一泊二日ですが、ほとんど日帰りのようなスケジュールで、
ちょっとしたミステリー小説とかのトリックに使えそうな(オーバーか?)
コースでした。

まず、行きは23時半出港の新潟港(山の下埠頭)から新日本海フェリーにて、
バイクを積んで秋田港へ翌朝5時半着。

フェリーは思っていたより豪華で、何といってもお風呂が有り難い。
2等で旅客運賃が4,000円+大型二輪車が3,400円ですので総額7,400円。

例えば、ツーリング後に打ち上げと称して飲み会をすれば、
あっという間に使っちゃうお金で、宿泊してお風呂に入って・・・しかも
バイクまで運んでもらっちゃうなんて・・・なかなかリーズナブルだと思う。



ただひとつ心配だったのが、イビキが酷いのでデッキに
出て寝ようと決めていましたが、ちゃんとビーチ用のベッドがあって、
エンジンの音がちょうど良いカモフラージュになって、
寒くもなく、暑くもなく・・・でベスト・ポジションで眠ることができました。







「♪行きは良いよい~ 帰りは怖い~」

はてはて・・・これから300キロオーバーの陸路である。
(通称:スパルタ・ツーリング。)

天気予報はあまりよくなかったが、なんと!?快晴!!
(さすが自称:晴れ男!顔や身体も腫れ男!)
9月なのに、真っ赤に日焼けまでしてしまいました。

混まない朝のうちに、秋田港から男鹿半島へ向かって逆走。
(こっからすでにスパルタ・ツーリングの様相になってます。)







八郎潟の直線道路を走ってると、なんだか北海道を走ってるような気分になって
なかなか気持ちが良かった。
山形と秋田の県境辺りまで自動車で以前来たことがあったが、
ほとんど青森に近いこの辺はまた違った景色なのです。

でも、朝早いのでお店も観光地もな~んもやってません。(笑)

・・・そそくさと、秋田港に戻り、新潟目指していざ行かん!!

R7号をひたすら南下・・・なんか(南下)文句あっか?なのです。
しかも、秋田だけに・・・もう飽きたヨ~ン(秋田ヨ~ン)・・
・・・なんて、駄洒落でも考えて走ってないと
眠くて・・眠くて・・ZZZ

(てか、最近の俺の文章・・・安易に駄洒落に逃げてるよね?イカンイカン・・)

秋田県内の道の駅で暫し休憩。

再度、国道沿いを走り出すと、やたらあちこちで
ビーチパラソルを立ててアイスクリームを売ってるおばさん(おばあさん?)が多い。

後で聞いたら秋田名物の通称「ババヘラ」と呼ばれるもので、

http://www.babahera.net/origin.php

ババ(おばあちゃん)が専用のヘラを使って、三角のコーンに
盛ってくれるアイスで、黄色とピンクがバラの花のようでもあり、
味は「何味?」って話になったけど、実際に食べてもらわないと
なかなか表現が難しい。
昔、駄菓子屋さんで食べたことのあるような味といいますか、
一応、ピンクがイチゴ味で、黄色がバナナ味だそうですが、
結局、仲間内の結論としては・・・
「砂糖の味・・・に間違いない!!」ってことで落ち着きました・・・(笑)
150円でしたが、なかなか素朴な味で美味しかったですよ。


暫し、アイスを頬張った後、
今度は山形との県境にある「秋田富士」と言われる「鳥海山」へ回り道。

山道と言っても広くて、カーブもそんなに急でないので、
バイクで登るにも結構気持ちよい。
ガスっていて、なかなか景色を楽しむって感じではなかったですが、
途中、雲の隙間から見えた眼下の日本海は綺麗でした。

山頂で写真など撮って一休み。

「帰りも気を付けましょう!」と降りた鳥海山麓では
・・・後続のバイクがなかなか来ない。

「道 間違えたのかな~?」「バイクの調子悪かったもんね~?」
などと、こういう時の人間ってなかなか最悪の事を
考えたくないように出来てるようですが、
実際は後続の一台がリア・ブレーキを強く踏みすぎて
カーブで転倒してしまいました。

身体の方は幸い、打ち身捻挫・・程度でしたが、
バイクの方はガソリンタンクが凹み、
ヘッドライトとウインカーも割れていましたが、
奇跡的に走行再開できる状態でした。
(良かった・・良かった・・・)



「お前の豚鼻で!美味そうなラーメン屋を探しあてろ!!」


今回のスパルタ・ツーリング主宰の男塾 塾長の一声で、
先頭を走ることに・・・・。

怪我人もいるので、早々にお店で休ませたいと思いながら、
走ってみるとなかなか目ぼしいラーメン店がない。

「らーめん 哲」という看板が気になった。

バンド仲間の名前の一字だったので、後で何かの話の種にもなるかと思い、
わざわざ、反対車線へUターンして寄ってみた。
(詳しくは、いつもの大盛りユキヒロックにて・・・。)

「ご利用は・・・計画的に・・・」

・・・やはり、事前にちゃんと調べておくべきでしたね。
「塾長・・・カタジケのーござった。次回 リベンジさせてくだされ!」

満腹になるとどうしても眠い・・・のでござる。
・・・山形と新潟の県境にある「あつみ」の道の駅で休憩。

休憩というより・・ガッチリ寝てしまう。
再出発はすでに夕方の4時近くだったと思う・・・新潟は大雨らしい
という話を聞いてしまった。
長岡での「音楽と髭たち」のイベントが雷雨のせいで途中、
中止になった話をしていた。

確かに、雨雲がこちらに向かってる感じもする。

ここからのR7号がなかなか厄介。

村上あたりから渋滞に巻き込まれるが、雨雲はどんどん押し寄せてくる。

ポツポツと雨に当たりながら、高速道に乗ったはいいが、
今度は容赦なく雨に叩かれた。
Tシャツ一枚なので、ビシビシと身体に大きな雨粒が当たって痛い。
日暮れで真っ暗になるが、眼鏡をかけていなかったので、
ほとんど何も見えない状態で走りぬけた。

「怖わ~♪」

途中、黒崎インターで雨宿りをしていると、ほとんど雨は止んでくれた。
う~ん、最後の最後で雨の仕打ち・・・なんか罰ゲーム感が漂う。w

インターでは簡易的反省会も・・・。

反省その1
 そんな都合のよい時間帯の船があるのか解らないが、
出来れば行きはバイクで、帰りがフェリーだと気分的にも肉体的にも
もっと楽だったねェ~・・・という結論に。

反省その2
 事故もあったけど、なんとか帰ってこれて良かった。
暑くてもちゃんとライジャケ(ライダージャケット)を着ていたお陰である。
出来る限り、次回はちゃんとした装備と相応しい服装で走ろう。

反省その3
 事前に美味しいラーメン屋を検索しておくべき!
今回は「美味いなぁ~」ってモノに当たらなかったのは残念。

反省その4
 ビッグ・スクーターもいいなぁ~♪



・・・てな訳でですが、大勢で楽しめた今回のツーリング、
反省は反省で尽きませんが・・・それよりももっと大事なこと
後で考えれば・・・

「みんな~ みんな~ たのしい~ 思い出です~♪」

(全員で復唱)

「お・も・い・で・で~す!!」

と、卒業式の時にみんなで叫ぶ「送る言葉」のような感じも良いもんですね。


みなさん、楽しいツーリングありがとうございました。
ぜひ、また行きましょう!!


東京アゲイン

2008年09月08日 | ひとりごと・日記
何故か東京に行く機会が・・・
もしかして・・・呼ばれてるのかな?

「東京物語'08」が終わった3日後。

今度は、まじめに本業のお仕事で東京の霞ヶ関へ出張へ。

とは言え、これから担当する工事の受注御礼と挨拶を兼ねて、
少しばかりの打合せと設計図の原図を借りに行くだけ。

今は運送も携帯もネットも充実してるので、
あまり出かけるメリットも少ないのですが、
慣習と言いますか、習慣と言いますか、
昔からそういう仕組みになっとります。

ま、基本的に「フェイス TO フェイス」こそ、
最も大事なコミュニケーションだとは思いますので
・・・全てが無駄とは思いません。


「田舎モノは、地下に潜らない!」

東京駅から地下鉄使えば、「霞ヶ関駅」っていう一番最寄の駅に
行けるのだが、山手線の「有楽町駅」から日比谷公園を突っ切れば、
徒歩10分程度なので、訳のわからない蜘蛛の巣のような
地下鉄に乗るより、地上の電車だけを使って徒歩を駆使した方が、
よっぽど安心だ。

午後一番の約束だったので、暫く日比谷公園で休憩。



ベンチに座って噴水などを見ていたら、ウトウト・・・。

・・・気がつけば、鳩に囲まれていた。

「鳩だけに・・・ハッとした。」

(魚に囲まれてたらもちろん・・・ギョっとしましたが・・・)


3年前ほど前に行った時より、警備は少なく思えた。
手荷物検査、金属探知機・・・一連の検査を受けて、
ようやく20階建てのビル内で打合せは順調に終わった。

「発注者が自分より年下」・・・
自分が歳とれば、当たり前なのだが・・・なんだか変な気分だ。
以前の年上だった担当者達は、北海道や大阪など移動になっていた。

公務員はいいねぇ~なんて思っていたが、
民間の何倍も働いてる人は大勢いる。
「なかなか大変なお仕事だなぁ~」と思うが、
霞ヶ関1丁目1番地に居ると、なんだか自分が日本の中枢にいるんだと、
勘違いしてしまう人の気持ちもわからないでもない。

夕方、時間があったので上野近辺で働く同郷の仲間と・・・軽く一杯。

暫し、先日の終電乗り遅れについて反省会。

結論としては・・・「飲みすぎ~!」という一言に集約
・・・全会一致で可決。(笑)

一軒目の立ち飲み屋からより早く電車に乗れるようにと移動した
駅内のショットバーにて、スコッチウイスキーをスコッチだけ飲もうと
頼んでくれたのが、「ボウモア」という、強烈な歯医者さんの匂いのする、
面白いお酒で、詳しい説明をしてもらったら、一杯では済まなくなってしまった。

「歯医者さんの匂い」とは、ピート味の香りで、
アイラ島のボウモアという町の蒸留所で作られたスコッチウイスキーで、
「アイラモルト」と呼ばれ、海の近くなので海藻や
磯の香りがすると言われるようですが、

「そう言われてみたらそうかもなぁ~」とも思いましたが、

・・・やっぱ、「歯医者さんの匂い」・・・なのだ。

「これよりもっと強烈なのをもう一杯だけ飲みたぁ~い!」

ってことになってしまい、
彼ら行きつけのバー「カスク」へ連れて行ってもらいました。

噂には聞いていましたが、なかなか品のあるバーでして、
まだ誰もお客さんがいなかったから、話ができたけど、
他にお客さんがいたら、私語厳禁みたいな雰囲気がありました。

「アードベッグかな?カリラかな?・・・」

いい感じで酔いが廻ってきたのと、聞きなれない銘柄だったので、
忘れてしまったが、ボウモアより優しいお酒でした。

世界中に何万・・何億?もの銘柄があって、
更に作られた年代によって、また味を変え、
更に飲み手側の体調や気分で掛け合わせていったら、
もう天文学的な組み合わせになっちゃうじゃないですか?

今夜出してもらったお酒があまりにも広がりのあり美味かったのと、
マスターの後ろに輝いてるボルトが星屑みたいに見えて、

「ここは宇宙ですねぇ~」

と訳のわかったような、わからんことを言いながら、
「あ!時間ないよー!走れ~!」の一言に、
巨漢を揺らしながらまたもや駅までダッシュ・・・・!。
新幹線乗り場って地下に潜って、潜ってだから・・・
足パンパン、息ゼェ~ゼェ~・・・死ぬかと思ったわ~!!

今夜も8時半からバンド練習がある為、
6時過ぎの電車に乗らなくてはいけなかったが

結局・・・2本遅れ。

新潟到着は9時半でした。(それでもちゃんとドラム叩きましたよ~!)

今回は、なかなかハードボイルドな東京出張になりました。
いいね、たまにはニヒルに・・・

結局・・・飲みすぎだってことには違いないのですが・・・。(笑)


東京物語'08 その3

2008年09月05日 | ひとりごと・日記
以前に一度、小岩~新小岩を訪れたことがあったが、
その時の街の印象は、「ガラ悪~」だった。

駅を降りた所から、いろんな国の言葉が聞こえてくる。

韓国、中国・・・アジアのどこでもないような国のネオン、
看板、そして料理店の数々・・・日雇いや外国人の街。

駅前の博多系の居酒屋で飲み直し。

いろんな事があって、小腹が空いたので食べた〆の博多ラーメンが
意外と本格的に美味しくて吃驚。

今夜の寝床はなんと!?一泊3千円のカプセルホテル。

イビキが尋常でなく酷いことは、前々から本人も承知していたので、
フロントでその旨を伝え、
「どこでもいいので迷惑をかけないような場所にしてくれ!」
と頼んだが・・・

一笑されて

「大丈夫です!皆さんイビキかいてますよ!週末は満室ですし・・・」

初めてのカプセルホテルだったが、思ったより広くて寝心地は良かった。
(後で聞いたら、ここのホテルは他のところより広い作りになってるそうだ。)
テレビもついてるし、たまたまやってたNTVの24時間テレビをつけながら、
酔いと疲れであっという間に寝てしまった。


「ZZZzzzzZZZZZzzzzzz・・・・」


まさしく・・・泥のように寝てると・・・突然!!

ロールスクリーンになってる足元の入口が開く。

「うるせぇ~んじゃー!コラー!」

薄暗いがそこにうんこ座りしてる坊主頭の男
一見してすぐに解る、浴衣の両腕から
お見事な和彫りの青い刺青が・・・!

「うわぁ~!吃驚したぁ~ あ~スンマセン~!」

「おら=!服も気がえんと!他人に迷惑かんけんじゃねー!」

と、ヤクザに叩き起こされ説教されてしまった。

「あ、ハイ・・・すんません・・・」

引きずり出されないように必死で奥の方に縮こまるが、
いかんせん畳一畳・・・逃げようがない。

ましてや、ヤクザの方が全うなことを言ってるのが可笑しいと思う男だが、
笑う余裕はなかった・・・正直殺されるかと思った。

朝まで必死で寝ないように起きていたが、
朝方はいつの間にか寝てたと思う。

・・・今までこんなに24時間テレビが、
有り難いと思ったことはない夜だった。(笑)

・・・あまりにも、出来過ぎた話だったので朝一で皆にメールで報告。

「これから風呂に入ってチェックアウトするけど、
まさか?!風呂場でヤクザに再会・・・さすがにそこまではないよねぇ~♪」

なんて冗談で言ってたら・・・

まさかのまさか・・・本当に風呂場で昨夜のヤクザと遭遇。

肩~両袖~おしりの上までビッシリと彫られた刺青。

(・・・お見事でございます!)

もう服脱いじゃってるし、風呂に入らずそそくさと逃げる訳にもいかず、
「すんませんでした~」と小声で謝りながら粗相のないように
隣で背中を流す。

すると、自分の腕にも、この夏は冗談で貼ってた
タツゥーシールが剥がれていなくて、
ホンマもんの刺青と、ショボイ自分のシールが並んで体洗ってるのが
妙に、自分の中で可笑しくて、可笑しくて・・・

しかも、何か突っ込まれるといけないので、
必死でこすって落とそうとする・・・。
(コレ・・シールですから~・・・俺、へたれですから~・・・)

・・・こういう時に限って落ちないものなのです。

お陰さまで会話も弾まずw、すぐに出て行ってくれたので、
なんとかゆっくりお風呂に入ることが出来ました。

・・・カプセルホテルでイビキ殺人事件・・・危ないとこでした。

にしても・・・

世の中、ドラマや漫画みたいなことって本当にあるんですね。
今回は、そういうのを呼び込んでしまう旅になってたのかもしれない。

「フゥー・・・小岩・・・濃い~わ!!・・・(大爆笑)」

12時まで寝てられるホテルだったので、
有り難くお昼まで時間を潰せた。

昨夜は遅かったからよくわからなかったけど、
ロッカールームには「これが家財道具一式です!」って感じの
日雇い労働者の唯一の寝床になっていた。
でも一日3千円じゃ、1ヶ月で9万円・・・そんなに安いわけではない。

ネット難民・・格差社会・・ニート・・派遣・・・ワーキンプア・・・
外国人・・・ヤクザ・・・。
またもや、社会の裏側を一晩で見たような気がする。

でもさ・・・カプセルホテルなんかにいるヤクザ・・・
しかも全身刺青・・古風な旧タイプなんて、きっと「訳アリ」なんだろうな・・・。
少しヤクザの人生を想像してみたら、寂しい気分になった男。


昨夜の仲間と合流。彼の行きつけの立ち飲み屋で真昼間から奢ってもらう。
店のテレビでは「アッコにおまかせ!」をやっていた。

ますだおかだの「スベり芸」は素晴らしいと絶賛してみたり、
待ち合わせの時に、ラリったおっちゃんが何かを叫びながら
通って行ったことを報告したが・・・
「ふーん・・いつもそんな感じ・・」と、軽くあしらわれてしまった。(笑)

一品100円~300円くらい 酒や焼酎が200円程度・・・
1000円も飲めば満腹、2000円飲んだら泥酔だろう。
現金かチケットを買って、現品と交換するシステム。
このお店は「マグロ」が押しのようで、もちろん刺身もいいが、
「魚卵生刺身」ってのが美味しかった、珍味ですね。
アゴ焼きってのも骨をしゃぶりながら食いつく・・・

・・・うーん!美味し!

二軒目は、「野菜炒め」が絶品という中華料理屋さん。

妙に腰の低い汚れた小熊のプーさんのような店主で、
冷水の代わりに麦茶をポットに入れて出してくれてるのだが、
それを良いことに、コンビニで買った焼酎のワンカップを勝手に持ち込み、
その麦茶で割りながら飲み始める・・・「勝手に焼酎麦茶割り」。

「野菜炒め 500円」は、確かに絶妙な火通し加減と味付け
・・・こりゃまた美味し!

持ち込みで堂々とただ酒飲んでるのに・・・

「なんも言わんのか?」

小岩は、ホント社会の底辺ではあるが、
底力に満ちた素晴らしい街だった。
遠慮やカッコなんか付けてたら生きては行けないのだ。

たぶん、いつも周りの目を気にして、足の引っ張り合いを
ギスギスとやってる「勝ち組?」より、
よっぽどココに住んでる人達の方が何倍も輝いて見える。

まさに、Dead or Alive

食うことがままならないような世界では、
生きることに迷ってる暇はない。

「・・・迷いが無いから・・・強いのだ!!」

俺もなんか・・・パワー貰った気がする・・・

男は持ち込み焼酎の勝手麦茶割りを、
飲みながらそんなことを考えていた。

「氷~!入れて~!」

「・・・はい、はい、すんませんねぇ~・・」

と、謝りながら氷を入れてくれる
人の良い中華料理屋の店主・・・・憎めませんが・・・

「・・・さすがにそこは・・・怒ってもいいと思う!!」(笑)


夕方、たまたまこの週末、引越しの手伝いで
大宮に来ていたバンド仲間に
「(大きな)荷物だと思って・・・帰り乗せて~♪」
と頼んでいたのが幸いした。

・・・すんません、もう帰り賃もございません・・・。




来月、結婚式の2次会でうちらのバンド演奏をする新宿の
レンタルパーティールームの下見に新宿へ。
(担当者の女の方がすんごく可愛かったなぁ~。)

サクサクと下見&打合せを済ませ、
「東京一の人気ラーメン店?」と一時期は
呼び声高い「麺屋 武蔵」へいざ出陣!

・・・思ったより不発だった為、立て続けにすかざず二軒目。

盛りの良さと、ニンニクたっぷりのB級グルメの王道のような
豪快系ラーメンの「ラーメン 二郎 新宿店」をやっつけて・・・

ようやく帰れることに・・・いや、帰していただけることに・・・。
(ラーメンの詳細レポートは、
いつものラーメン・ブログ「大盛りユキヒロック」で・・・)
http://blogs.yahoo.co.jp/yukihi69

せっかくの歌舞伎町でしたが、もうココで遊ぶ元気もありまへん。
・・・堪能しすぎた東京二泊三日。

「ありがとう! 東京!! ありがとう みんな!」

疲れたけど、面白かったです。

旅はやっぱ人ですね。
綺麗な観光地だけ廻ってても何も楽しくない。
旅はいろんな人と会うからこそ楽しいのだと思う。

「もう・・ヤクザは懲り懲りですけど・・・」

男はそんなことを思いながら、帰りの車で荷物のフリをしていたが、
また大きなイビキをかいていたに違いない。

完。