2019年7月以来の「東京タイムトラベル」。
コロナ禍で東京へは4年間も行けてませんでした…なんてこったい。
あ、説明しよう!…東京タイムトラベルとは、東京(周辺)の史跡を巡る旅です。考察する時代は様々、時代を超えて現在の東京を歩いてみる旅…つまり、東京タイムトラベルです。
…とは言え、ソロではなく歴史好きのバンドの先輩に企画してもらって連れていってもらいます。おんぶにだっこ的な…いや、おんぶもだっこも出来ない重量級なわたくしですが、毎回ありがとうございます!
今回もよろしくお願いいたします!
まずは、新潟 燕三条駅から上野駅まで上越新幹線でビューン♪と2時間ちょい。
禁煙に成功しちゃったので、私は裏切り者ですが、見事な「ヤニ色」に染まった上野駅の喫煙所の天井は健在。
この色を見ると「あゝ上野」という気持ちになります。
JR上野東京ライン~相鉄線で、横浜の鶴ヶ峰へ。 濃紺の車両が如何にも「横浜」って感じの車両がお洒落。
鶴ヶ峰駅前でランチ。 早速、「中華食堂 日高屋」を発見したのですが、隣接して日高屋がやってる焼き鳥店「焼鳥日高」にINして、インですか? イインですか?
立ち飲みと看板には書いてあったように思いますが、ちゃんと椅子とテーブルがあり、注文はメニューの紙にデジタルなペンの先を当てると、ペンについてるスピーカーから音がして注文できる近未来なシステム。
新幹線の中ですでに2本開けてますが、とりま横浜鶴ヶ峰で乾杯♪
西日本に迫ってる台風の余波か? 風はありましたが猛暑日は変わらず。とにかく、冷ややっこがありがてぇ~♪
そして、焼鳥。 うん、ぜんぜん悪くない! せんべろ、せんべろ。
腹が減っては何とやら…炭水化物もお腹に入れときましょう、焼きそばです。
そして、駅前から歩くこと5分程度で、本日のお題「鎌倉時代 畠山 重忠(はたけやま しげただ)公」。
まずは、首塚へ到着。
2022年NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の13人の中の、おひとり。
鎌倉幕府の立役者でしたが、頼朝の没後に実権を握った初代執権・北条時政の謀略によって、謀反の疑いをかけられて一族もろとも滅ぼされたんです。
「畠山重忠の乱」と言われてますが、全くの濡れ衣、策略に嵌っただけです。
武勇の誉れ高く、その清廉潔白な人柄で「坂東武士の鑑」と称されたそうです。
首塚からすぐにある「首洗い井戸」 ここにあった井戸で討ち取られた首を洗ったとされます。
最後の合戦場「二俣川」。
動画しか撮ってなくて、写真はネットからの借り物ですが見てみたかった「さかさ矢竹」を見ることができました。
「さかさ矢竹」とは、畠山重忠は戦死の直前に「我が心正しかればこの矢にて枝葉を生じ繁茂せよ」と矢箆を地に突きさした。やがてこの矢は自然に根付き、年々2本ずつ生えて茂り続けて「さかさ矢竹」と呼ばれるようになったという竹です。
駅前から市街地と言いますか、丘の上の住宅街へ徒歩でトホトホ…いえ、トボトボ。
「六ッ塚」と言う、重忠のお墓。 墓を6つに分けてあります。
そこから坂道を上がったり下がったりしながら、
「すずり石水跡」へ。
重忠が布陣した際、この水で墨をすったといわれているそうですが、すでに枯れていました。
崖はコンクリートで覆われ、グレーチングの掛かった集水桝があったので、「まさか、この水だったら嫌だなぁ~」って感じでした。(^^;)
昭和の始め頃までは崖から水が湧き出ていたそうですよ。
畠山重忠の悔しさと潔さを嚙みしめながら、横浜 鶴ヶ峰を後にしてお宿のある「大塚」へ移動。
途中、"ダンジョン"や"迷宮のラビリンス"こと「渋谷駅」で、山手線のホームに出ることが出来て、ホッとしてパチリ。
お宿は1泊 夕朝飯なしの素泊まり6千円の「ホテルサンターガス大塚店」。上野にもあるビジネスホテルのようです。
大塚駅の脇の道路側には、路面電車の都電荒川線も乗り入れてます。いわゆる「チンチン電車」車両は新しいデザインになってますが、道路を走る電車…風情あります。
大塚はもともと芸者さんの町、花街だったようですが、王子製紙(現:日本製紙)の従業員が王子駅から大塚駅へ上がり酒を呑みに来ていて飲食店が多い街になったようです。
数ある名店の中から、「鳥忠」。以前も2回行ったことがあります。吉田類の酒場放浪記や、おんな酒場放浪記の方でも紹介されてるお店です。
本当は今回は違うお店に連れてってもらうのがメインテーマでもあったのですが、ことごとくお盆でお休み。😅
残念無念でしたが、また行く機会を貰ったと思えば、それもまた良し。(ポジティブ・シンキング)
ボクシングジムの角海老(かどえび)の並びです。
ショーケースには招き猫。 老舗ってどこも立派な招き猫が居るように思います。 2階で宴会もできるみたいですね。
お通しは、手羽先の先っぽを、大根やしめじと一緒に炊いたやーつ。
生ビール 大!。
間髪入れずに、カンパチの刺身。(一応、韻踏んでみました。)カンパチは通年ですが、旬は夏とも言われてるそうです。
ハムカーツ。 人気メニューみたい。
焼き鳥は、盛り合わせのタレでいただきます。
ホッピーにしました。 「固い! 固てぇ~よぉ~♪」(@ 町中華で飲ろうぜ)
"冷やっこ"ならぬ、"湯やっこ"と言うのが、カウンター上に壁に掛かった札メニューにあったので、気になって頼んでみましたが、、、これが正解!
これ、いいなー、今度真似してみようっと。(後日、真似してみましたが、その話はまた今度。)
お客さんがひっきりなしに来て、見てるだけで酔えそう。待ってるお客さんもいたので早々に退却。
2件目は、昼に続いて「日高屋」(笑)
「日高に始まり、日高に終わる」…新しい格言が生まれました。
餃子と唐揚げ。
キムチとメンマともつ炒めな、おつまみ盛り合わせ。(キムチ食べ終わった後の写真)
メンマをナメンマよ。
〆にラーメン。 呑んだあとはこういうのがいいよね。
私はラーメンでなく、〆チャーハン。 うん、ザ・冷凍チャーハンって感じ。
スープ付き。
翌日はフリーで単独行動。私は上野の鈴本演芸場で落語を観に行くことにしました。
まー、その前に大塚駅前の富士そばで遅めの朝食。
カウンターの巾木部分の擦れ具合が、お店の年季を感じます。
富士そばは、蕎麦よりカツ丼が大好きなんですが、今回はセット。しかも、コロッケをトッピングして、セルフ・コロッケ蕎麦。
カラッと揚げたコロッケを、わざわざ汁に漬けてボロボロにしちゃう愚行、背徳感が刹那で虚無。
カツ丼はミニサイズ(てか、十分ハーフサイズ)でした。せっかくなんで、やっぱ一人前、、、もしくは大盛りで食べたかった。
大塚駅から上野駅まで、まあるい緑の山手線。
大塚駅のホームから見えた広告看板 。
「筋肉は一生ものの服」と言うジムの看板。
「えー!? 贅肉だってそうだよ、ダウンジャケットだけどね。」
真夏に脱げないダウンジャケットを着込んでるんだぜ! ワイルドだろー?
上野公園に建つ、ル・コルビュジ設計の国立西洋美術館。(建築の学校では、ル・コルビュジエって習ったような気がしますが、国立西洋美術館のHPではル・コルビュジになってます。)
ロダンの考える人?を写真に撮る人。
マンホールが桜なんですね。 桜の季節はもっと人がいっぱいなのでしょうね。
彰義隊の墓。
将棋したい、、、ではない。
西郷隆盛の像だ…ぞう。(;^_^A
…てなことを考えながら、鈴本演芸場へ。毎年のように来てたのに…こちらも4年ぶりです。
今日はこんな感じ。
人間国宝になった落語家”五街道雲助”の呪い、、、違った、祝いの興行みたいでしたが、本人は出てませんでした、残念。
鈴々舎 馬風さん、コロナになってから体調悪いみたいで、椅子に座っての出演でしたが「楽屋外伝」聴けて良かった。流石ですよね。
お弟子さんの”桃月庵 白酒(とうげつあん はくしゅ)”さんがトリでしたが、迫力ありました。
漫才の”ロケット団”のコロナをネタにした漫才が、なかなかキレッキレでしたよ。
せっかく「第34回 納涼名選会 鈴本夏まつり」と銘打たれてたので「死神」や「夏の医者」は長いので無理は言いませんが、前座噺で「皿屋敷」のひとつも聞きたかったです。
アメ横を通りながら上野駅に戻ったのは夕方4時半。 アメ横の人通りは活気を取り戻してるように見えましたが、お店の数はグンと減ってたように思います。
ハードロックカフェ前で落ち合い、帰りの新幹線までもう一軒。
庄屋だったお店が「満天酒場」になって四~五年経つと思いますが、上野じゃ「行きつけ」みたいになっております。
昨日から、冷や奴ばっか食べてるような気がする。(;^_^A 痩せちゃう、痩せちゃう。
モツ煮が白濁した塩味で「ほほー」って感じ。辛い赤味噌で味を整えるスタイル、良いね。
やきとん?かな。
マグロでなく、ブリ。
結果、
「東京タイムトラベルと言いつつ呑んでばかりで、これじゃ~…東京タイム”虎”ベルっすねぇ~。」
えー、お後がよろしいようで、、、。
Special thanks too.
マコさん、いつもありがとうございます! また、連れてってください! ょぉろしくお願いいたします!
(次回、静岡浜松リベンジかもしれません?!)