「佐渡どうだった?」
「さぁ~どうかなぁ~・・・」
えー・・気を取り直して
「佐渡をバイクで一周する会」の会長と副会長 計約2名にて、新潟港を出発。
会長はYAMAHAのセロー号をフェリーで持込み、私、副会長はどうもバイクにコンディションに不安があった為、
佐渡でレンタルバイクを借りるよう手配済み。
(レンタル1日半におまけしてくれて、125ccのスクーターが9500円燃料付)
ちなみに、フェリー(2等)は、2,320円程度。往復で4,640円でありまして、
ある意味・・・海外旅行気分が味わえるとあっちゃー、
「あなた!!これは行くっきゃないでしょう?」
(バイク&乗船1名付き250cc 片道6,370*2=往路12,740円でした。)
台風の余波で、結構・・・時化、シケ。
カモメたちがお見送り・・・って、ただ「かっぱえびせん」が喰いたいだけか?
カモメはかっぱえびせんが大好物のようで、皆さん餌付けしてました。
わたくしは、眠いので・・船の後のデッキのベンチでエンジンを子守唄にお昼寝。
エンジン音にも負けないくらいのイビキで、目覚めた時には周囲に人がいない。(笑)
両津港につくと、さっそくバイクをお借りして、いざ出発!
いや待てよ・・・時間は丁度 お昼飯どき。腹が減っては原たつのりと昔から言うではないか?
両津の商店街の外れに、漁師さんがやってる良さそうな寿司処を見つけたが、
あいにくの時化で漁がなくて、今日は臨時休業とのこと・・・残念。
(これがほんとの)逃した魚は大きいってことで、翌日・・早めに両津に戻って、
「絶対に喰おうぜ!」ってことになった。
もちろん、そういうことに限っては・・異論はございません。
他に良さそうなお店を見つけることができず、佐渡唯一?のファーストフード店「マックス」とやらで、
佐渡のB級グルメをいただく。
「やっぱ、佐渡と言えば、ハンバーガーと焼きそばとコーラとフラポに限る!」
・・・なんて(デブだけど)痩せ我慢を言いながら、揚げ過ぎのポテトに、焦げた焼きそばに舌鼓・・・。(ToT)
125ccのスクーターはもっと馬力あるかと思えば、50ccとあんまし違いがわからない。
ま、乗ってる人が人だけに、比率で言えばそんな感じで合ってるのか・・・。
とりあえず、安全第一で佐渡を一周するのだ。・・・それでいいのだ!
両津から45号という海岸線沿いを走るシーサイドライン・・・弾崎(はじき)~大野亀と、大佐渡方面から廻り始めました。
「細道には海と空と山しかねぇ~。 」
途中、大型の観光バスが、トラックと睨み合いをして一歩も引かないくらい細い道だ。
↑灯台守の夫婦 近づくと自動で歌が流れ・・・ビビる。
大野亀 二つ亀 かな? 亀を見たとこでなんと? がけ崩れの為・・通行止め!
「えーとねぇ~・・12キロくらい戻って峠道を迂回してくれっちゃ!」と、
交通誘導員の指示に従い・・泣く泣くスゴロクのように、来た道を戻り、三崎山を越える峠を迂回。
この時点で・・佐渡をバイクで一周する会の一番大事な目的がオジャン。
欽ちゃんの仮装大賞の残念だった時の音が脳内に響き渡るのです。
「ま、仕方ないっちゃ!」
山を越え外海府に出て尖閣湾を目指す・・・何度か乗ってるが、ここの遊覧船がなかなかの迫力。
「キャー! イヤ~! マジー!!・・・」 そうだ、今日は時化・・波は高いのだ。
阿鼻叫喚の船内で、絶叫マシーン並みの大アトラクション状態で、尖閣湾の切り立った海岸を見学。
別の意味でも、迫力満点。
相川の民宿で一泊。 7350円にビール大瓶をいただいたので、ジャスト8000円也。
「喰いきれないほどの料理が自慢の宿」のはずが、今日は時化なのです・・・残念無念。
せっかく佐渡に来て、佐渡らしいと言いますか、美味いもの何一つ喰えてない、す。
本当は宿の手前・・・「二見」ってところに伝説の「二見食堂」という、
実は「新潟県で一番美味い!」と言われるラーメンがあるはずなのだが、
昨年で閉店してしまったそうな・・・一度食べてみたかった・・・。
夜は、なるべく、イビキで迷惑をかけまいと寝ないようにしていたが、結局・・・熟睡。
「お陰で・・・寝れんかったわ」と、翌朝 お礼を言われたので、「いえいえ、それほどでも・・・礼には及びません」と、
・・・謙遜しておきました。苦しゅうない、苦しゅうない。(笑)
2日目は、 三川ゴールドパークで砂金を取り、真野の日本酒共和国に酔いしれ、小木港ではたらい舟に乗るという
計画を全てキャンセル・・通りすぎるだけ。(笑)
あ、どうしても行ってみたかった「宿根木」には寄りました。
舟大工たちが、集まった集落で、舟みたいな板壁で微妙に曲面のある家が集まり、
江戸時代の町並みが残っているのです。
写真で見たことのある「三角の家(舟の家)」とか言う、本当に舟のような家は、実物を見ると思ってたより小さかった。
でも、念願の家が見れて満足、満足・・・足は満たされたが、腹は減った。
両津に戻って、昨日の臨時休業だった漁師の料理屋さんにGo!!
「いや~・・今朝もろくなもんが採れんで、休みだっちゃ・・わりいねぇ~・・・」
「ガーン・・・・」
仕方がないので、佐渡空港方面に少し向かい見つけた回転寿司屋さんで昼飯。
「ん?・・・んん?」 地元で喰ってる一皿100円の店と別に変わらない味・・いや、寧ろ・・ぐらいなのに・・
少しつまんだだけで・・・お会計は・・・2000円超・・・ぼったくられてない? 観光客価格か?
さらば!佐渡が島 また来るZ!
佐渡一周できず、美味いもの喰えず、やり残したことがいっぱいある旅ではあったけど、
なんとかかんとか、雨にもほぼ当たらず、気持ちのよい秋晴れをバイクで、
海岸線を何も考えず疾走できたのは本当に楽しかった。
佐渡は・・近いし、費用もさほどかけずに、ずいぶんと「旅行した」気分は味わえるお得な観光地だ。
対費用効果抜群だ!
佐渡一周200キロくらいらしいが、今回は途中で引き返したりしたので、総走行距離250キロくらいに
なったと思います。ハーレーや、ビッグバイクも多かったけど、バイクの大きさは、250ccくらいのが丁度いい感じでした。
今度は美味しい店をよく調べてから、250のスクーターで廻ってみたいな。
本当にこの旅が実現できたことに感謝、感謝なのです。
追伸
新潟佐渡汽船の駐車場は、乗船客用の割引がありますので、
忘れずに窓口で割引券をもらいましょう!
1日上限1500円がなんと800円に!!私は出発(朝9時)翌日(夜7時)で1600円でした。
追伸2
会長・・・イビキ・・・すみませんでした。
orz
これに懲りずにまた、ぜひ楽しいツーリングを!