二日目は、スッキリお目覚め。
屋上露天風呂の他に、自分の泊まった部屋の階にも風呂があるみたいだったので、朝食前にひとっ風呂。
外は薄っすら雪景色。(ちなみに、新潟弁では少し頭の弱い人を「うっすら馬鹿」と言います。)
実は昨夜の宴会で、明日は名古屋も東京も「大雪」とのことで「大丈夫かなぁ~?」という話題があったが、新潟に比べたら「大雪だなんて大げさだな~」と、さほど気にするほどのことはないとたかをくくっていた。
海岸沿いのホテルだったので、その日の朝もちらつく程度の雪で安心していたが、名古屋市内に向かうと結構な雪でまさかの名古屋銀世界。
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↑雪に煙る名古屋駅
バスに乗り込んだ時点で主催者側から本日の予定である「トヨタ・テクノ・ミュージアム」の見学なども全てキャンセルして、急いで帰ることになったとのアナウンス。
僕ら新潟組以外は、皆さん新幹線で東京や北関東から来ていたので名古屋駅から帰ればなんとかなるのですが、うちらは帰りも飛行機、しかも新潟~名古屋間は一日一往復しかなく、18時半の飛行機。
運行情報を確認しても今のところ欠航の予定はない。
さてさて、どうしたものか?
基本的に欠航が決まらないうちに、新幹線に切り替えて帰ってしまい、もし欠航じゃなければ、自己都合でのキャンセルになってしまうので払い戻しはない。少なくとも欠航が確定するまで、飛んだとしても18時半まで名古屋で足止めとなる。
こうなったら「まな板の鯉」焦っても心配してもなるようにしかならない。
「せっかくなので・・・」名古屋サイトシーンなのです。
まずは、団体ではキャンセルになった「トヨタ・テクノ・ミュージアム」へ。名古屋駅からタクシーで5.6分。室内だし、ゆっくり時間を潰すしかあるまい。
トヨタの歴代の名車が見られるような博物館なのだと思い込んで楽しみにしていたが、実際は「トヨタ自動車」になる前の織物の機械を開発し、どんどん高速、自動化して世界的な企業になって行く過程が半分。
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↑実際の工場を改装した博物館。改装と言ってもここまでカッコイイと凄い。金が掛かってる感満載。
その後、その機械の特許を売って立ち上げたトヨタ自動車の黎明期の展示が半分という内容だった。
織物にはあまり興味がなかったが、実際にその機械の進化をみたりしていると面白い。モノづくり日本の知恵と技術に感服。自動車館の方は、車好きなら2~3日通っちゃうんじゃないか?くらい「濃~い」展示内容。デザイン的なものより、機械としての自動車の真髄を見せるような展示でした。
↑今、こんな車があったら絶対に売れるよね。
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↑トヨタ初のEV車だそうです。逆に近未来なデザインじゃない?
なんだろ?折角のINAXの工場見学が霞むくらい・・・さすが、世界のトヨタにただ驚くばかり。
さて、まだまだ時間はあります。飛行機の欠航もなかなか決まりません。
名古屋と言えば・・・「名古屋城に行ってみたいにゃ~」ということで、またタクシーにて5~6分だったでしょうか? 名古屋城へ。
タクシーの運転手さん情報によると、名古屋でも年に2~3回は雪が降ることがあるけど、今年は初めてと言う
「雪の名古屋城だがやー!!」
「風流やねぇ~。」
受付で無料のガイドさんと他の観光客さんと一緒にグループで見学することが出来たので、なかなか面白かった。城と言っても建物は復元したもので鉄筋コンクリート造の博物館となっているのですね。城壁? 石垣?だけは当時のものとのこと。
「階段だったらやだなぁ~」と思っていたが、なんと!?エレベーター完備。外国の観光客の方々は驚くだろうなぁ~。サムライ・ニンジャのお屋敷にエレベーターがあるなんて・・・デブには有難い。
見学後、名古屋駅付近で名古屋名物。。。名古屋めしを喰いましょう!と言うことになりました。
ひつまぶし、味噌カツ、味噌おでん、手羽先、天むす、エビフリャー・・・その中でも、味噌煮込みうどんはなかなか美味い!との情報を聞いてたので、また名古屋城から名古屋駅に戻るタクシーの運転手さんに「味噌煮込みうどん」の美味しい店を教えてもらった。
だったら・・・駅の地下街「エキチカ」の中のお店「山本屋 本店」が良いとのこと。
・・・なんと、3時過ぎなのに、10人くらいの行列。
狭い店内なのですが、1200円平均くらいの割りと高めだったけど、味噌煮込みうどんにはボリュームのある「つけもの」(おかわり自由)がセットになっていて、更にごはんを頼むとそのご飯もおかわり自由になっていた。ショッパイのか、ご飯を頼む率が多かったのでオラも真似してご飯がセットのメニューにしました。
「八丁味噌なのかな?」八丁味噌ってもっと黒いイメージでしたが、この山本屋は赤い味噌でしたし、昨夜泊まったホテルで出た味噌汁と同じ味でした。「煮込み」と言う割には、うどんは固めで「????」でしたが・・・美味い!さすがの名古屋めし。
うどんを啜ってると、ようやく飛行機の欠航が確定してた。
東海道新幹線の切符を買って、とりあえず東京駅へ向かうことになったのはすでに16時半を過ぎていた。東海道の方は10分遅れくらいで運行していた。東京まで行けば、「上越新幹線はこのくらいの雪に負けるはずがねぇ~、雪国なめんなよ!」と思っていたが、、、、。
ようやく到着した東京駅の様子がおかしかった。
中央線や山の手線が運行していて、長野や秋田新幹線・・・ましてや、上越新幹線も17時からずっと動いていないとのことで、東京駅は混乱してた。
駅員さんに聞いてみたが、「再開のめどはまだ立っていない」とクールな対応。
全体に混乱と言っても、罵声が飛ぶとかはなく、どこか皆さんクールで「さすが、日本人」というマナーの良さ。
しょうがないので、駅の丸柱に背中をつけて座り込んで再開をじっと待つしかないのです。
結局、夜の9時まで待ってたらようやく、3時間遅れで動くことになった。どうも、大宮~東京間の都内の雪が酷く、除雪などしてて東京駅に新幹線が入れなかったようだ。
新潟に11時半過ぎに到着。
「いや~ 疲れた~」
けど、そんなハプニングも後になっては良い思い出だ。
雪の名古屋旅行・・いえ、あくまで研修旅行。 楽しかった~♪
ひつまぶしとか、味噌カツとか、きしめんとかもっと名古屋めしを堪能したかったのが心残り。
あ、そうだ・・・一番驚いたのは、「名古屋弁」ってのはもっと「ミャーミャー」言ってると思ってたのに・・・全然・・違ってた。むしろ新潟よりもっと綺麗な標準語だったのは肩透かし。あれって鳥山明先生や、名古屋出身の芸能人とかが大げさに誇張してるのではないでしょうか?
「名古屋はミャーミャー言わない。」
勉強になりました。