ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

課題は工業用潤滑油販売と直売部門専用ソリューション

2008年09月13日 18時07分48秒 | Weblog
連休ですが、依頼されている原稿書きと、新しいソリューションのドキュメント制作に没頭しています。
原稿書きなんて作業はとても会社で出来る作業ではありません。

予めレジュメで課題を絞り込んでおいて、一気に内容を埋めていくという手法で原稿書きのスピートアップを図ります。

今回のテーマは、石油流通ビジネスの中でも今もっとも注目されている、直売システム、特にEDI(WEB電子商取引)を中心とする工業用潤滑油販売と直売部門業務の具体的な省力化ソリューションの説明です。
あまり一般的なガソリンスタンドの業態には関係ない話題なのですが、元売や大手商社、卸売り流通などを中心とする業者にとっては現在最も新しい話題のはずです。

既に、元売や大手商社、元売系販社などで稼動を開始している「ペトロマスター・ドットネット」を中心とするソリューション説明となっています。

流通ITソリューション に関する説明は、技術的な部分よりもかなり具体的でしかも現実的な課題が中心となります。
例えば、販売に関する「与信限度額伸縮」をどのようにチェックしていくかなどといったところでしょうか。

あとは、現在各元売によるインターネットによるWEB発注を特約店レベルでも運用してリテールユーザーからのWEB受注システムを稼動させるシステム。
これにより、特約店レベルでも受発注業務を完全に省力化できるというわけです。

これらのシステムについて、どこの企業でも使えるような導入価格に出来たら素晴らしい。と思われるでしょう

しかし、「夢ではありません」。
既にシステム開発は我々の手で完了して実稼動を開始しています。

まさに、「夢を形に・・」といったところなのです。

これからの石油ビジネスは着眼大局・着手小局

2008年09月13日 05時25分28秒 | Weblog
夏が過ぎて秋が来ると毎年のことながら、SS店頭でのガソリン販売から灯油配送やら潤滑油対策など直売部門や外販部門が活況を呈して、ようやく儲かる季節に向かい石油ビジネスも活況を呈してきます。

実際、石油ビジネスはこれからの季節で大きな経営格差がつくわけです。
石油業界の有力企業は「油外収益」というよりも「SS外収益」に傾注してきたところが経営的な成果を上げてきたという事実が明確になってきました。
現下の状況ではかなりの大手でもSS店頭の油外収益だけで企業としての利益を出すことは至難の業だということです。
最近、石油流通ビジネスとしての本流のビジネスを確立している老舗企業は本当に強いと感じています。

「仕切り体系」が変わるといっても、大局的な業界の動きですから其々の企業にたいして平等な競争条件であることに変わりはありません。経営者の知識として知っておくことはもちろん大切ですが、一般業者よりも情報力が強いため、確実に有利な手法を選択することが可能です。

こんな時に、情報力の薄い業者は先走ってトリッキーな知識やマイナーな感性を前提にした業者間情報に乗せられて失敗するケースが多いわけです。その部分では要注意です。慎重な対応が求められます。
しばらくは昔とは異る形での「系列再強化」の強みが発揮されることになるはずです。

石油流通ビジネスでの優劣は明確化しています。
たとえば、各元売りともドル箱の「工業用潤滑油」販売などは地域別の拠点代理店の強化を急速に進めています。

店頭ガソリン販売中心のサブ店などとは全く異なる、商品知識や流通システムを駆使したビジネスステージでの高収益ビジネスが集約化しつつ拡大しているわけです。

たとえば、EMなどでは全国エリアを6社に集約して来年2月から新体制に移行します。(燃料油脂新聞 9/10日既報)
移行後の倉取りは一回につき現行2㌔から8㌔と4倍に引き上げられるということです。

今後、工業用潤滑油を取り扱う代理店や特約店は拠点代理店と個別の取引契約を締結して需要家に販売することになるわけです。

これからは、たとえ特約店でも、元売りから仕入れるのではなく、『指定された「拠点代理店」から仕入れて販売してください』ということになるわけです。
当然、物流合理化が必要です。

拠点代理店では当然のことながら「受発注システム」などの整備もポイントになってきます。

実は当社は現在、激動するこれらの流通変化に対応できる石油ビジネスソリューションをすでに開発完了し、有力ディーラー様に対する納入構築を開始しています。

「ペトロマスター.NET」(ペトロマスタードットネット)

がいよいよ、発信します。
システム概要については、近日中に公開いたします。
ご期待ください。