ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

楽は苦の種、苦は楽の種

2009年05月20日 15時12分06秒 | Weblog
ここしばらくは、バリバリ仕事をこなして夕方には疲れ果て風呂に入ると
八時には熟睡という実に健全な生活を送っています。
運動不足気味なので、太り過ぎに注意です。

雑誌や新聞などで読んでからの、問い合わせが増えており今後は対応に追われそうです。
それにしても、ゴルフソリューションも反応良くて、これから本格的にエンジンをかけます。

銭金ではなく仕事が好きということは、お金ではなくて苦労を儲けているようなものです。
それでも、仕事が大好きで滑ったり、転んだりしながら、「社長!」なんて呼ばれながらなんとか生きているわけです。

貧乏はしてても、喰えない訳でもないし、
特にこれといって欲しいものがあるわけでもありません。

美味いものを食べると血糖値が上がって、食べ過ぎると体重が増えるわけですから、
キャベツと「おから(卯の花)」と納豆と「海苔の瓶詰」ぐらいの食事でちょうどよい。

着るものも、これからは夏ですから社内ではユニクロのTシャツで充分。
住むところもあって、寝るところが快適で、相応の妻がいて、たまに背中でも流してもらえればそれで天国。

人間、あまり日常が快適すぎると逆境に弱くなりやすい。

私のように充分すぎる生活環境から、一気に貧乏長屋の浪人暮らしのような生活に
落ちた経験は、
今になって自らのバイタリティーと根性に磨きを掛けた良い経験なのですが、
「もう一度やってみろ」と言われたら、どうしよう・・・・
今苦しいと思って生きている方へ・・・
「朝の来ない夜はない」、「苦労は買ってでもしてみるもの」です。

徳川家康公遺訓 

  人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し

  急ぐべからず不自由を常と思えば不足なし

  心に望み起らば困窮したる時を思いだすべし

  堪忍は無事長久の基怒りは敵と思え

  勝つことばかり知りて負くることを知らざれば害その身に至る

  己を責めて人を責むるな

なんて、ありきたりの遺訓ですが、
読み返すと実にいい言葉です。

今、他人が馬鹿に思えるほどに気分が乗っている方に・・・

平家物語より

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理を顕はす。
奢れる者久しからず、ただ春の世の夢の如し。
猛き人も遂には滅びぬ。偏に風の前の塵に同じ。

驕れる平家は久しからず・・・

本日は、なぜか謙虚な気分で仕事にいそしんでいます。
本日、高崎は33度。日本一の暑さです。


資産家の定義

2009年05月20日 09時23分13秒 | Weblog
「賢者の知恵」として、これからはシステムを「購入する」という考え方は不要となるはずです。

「ASP」や「SaaS(Software as a Service)」といった手段での、ソリューション提供ビジネスが増えてきます。

当社でも「ペトロマスタードットネット」に関しては、ASPによる月次課金制度をスタートさせています。
これにより、導入クライアントユーザーは一度に設備投資資金を用意することなく、
月次の安い費用だけで高度なシステムを購入して稼働させることができるわけです。

とくに、昨今のような不況の時には、リース契約や導入資金調達などの必要もないわけですから、
金融的なメリットは非常に大きいわけです。

すなわち、これまで設備導入に際して、煩わしさを含めて、
ネックとなっていた銀行などの金融サービスが不要となる時代が到来したわけです。

今朝の経済ニュースを見ていたら、日本の大手銀行はほとんど「大赤字」です。
実は、すでに既存の「金貸し」としての金融ビジネスの時代は終焉しています。
大衆のお金を預かって、大損して貸すお金が無いわけですから、本当はとんでもないことですね。
賢い人間にとっては金融機関に勤務していることは不名誉なことだと感じられる時代になってきました。
当社にもいますが、元金融機関の人間というものは常識やプロ意識が欠落している困った人種です。

これからのビジネスの「仕組み」は今までのような金融機関によるサービスを必要としない時代がやってきたわけです。
これらの仕組みを、其々の分野で「賢者」が構築しすでにスタートを切っているわけです。
非常識で無知な銀行員と、いかに必要なお金を借りるためとはいえ、仕事の説明などもしなくて済むわけです。
私は、馬鹿な銀行員とアブラムシとゲジゲジが大嫌いです。

経営者でも、これらに関する知識があると無いとでは、企業としての経営力が大きく変わってきます。

すなわち、「資産家とは何か?」を考えたときに、
昔の古い考え方では「土地」などの不動産を多く所有する人と答えたはずですが、
現在では、不動産を所有していても事業による「キャッシュフロー」が生み出せない無能な経営者や
地方などで不動産がお金を生み出すための運用の手法に乏しい地域では、
お金を生み出さない「資産」は、実は「納税義務」が発生するだけの無用の長物となっているわけです。
ですから、固定資産の納税だけでギブアップしてしまう「無能な資産家」が実に増えています。

アメリカなどの「資産家」は、「資産」というものに対する考え方が違います。
「資産」とは、お金を生み出す「仕組み」のことなのです。
すなわち、安定的にお金が入ってくる「コンテンツ(中味、内容、仕組み)」が「資産」であり、その「コンテンツ」を多く所有している人が「資産家」ということなのです。
考えれば、当たり前のことですね、「現実にお金が入ってくる手段」や「ノウハウ」を多く所有しているということです。

確かに、わが国では土地などの不動産を所有していれば、
何もしなくても国家に対して「固定資産税」を支払う納税義務が発生するわけですから、欧米的に考えると「負債」と同じことになるわけです。
国民が、皆で物納で納税したら国家はキャッシュフローが不足して、破綻してしまうはずです。
土地は、上がるものだという前提で将来国有財産を競売にかけて換金することで現金を調達する仕組みですから、
これでは、国家もそのへんの「競売屋」と変わりません。
しかし、土地は上がるものだという「神話」も崩壊しつつあります。

最終的には土地は国家のものであり「賃貸料」を支払っているのだということを日本国民も認識しなくてはなりません。
これでは、土地の賃借権」を売買している「香港」と何ら変わりません。

それにしても、お金を生み出す「コンテンツ」は資産計上されないケースが多いわけです。
最近では「ビジネス特許」などのように無形の資産も多く存在しています。

私自身が創った、「ビジネスソリューション」についても、
何千万円で販売されようが、資産計上されていない以上すべてが「粗利益」ということになるわけです。

そうすると、私も大変な資産家ということになるわけなのですが、
そのことを享受できるような時節がいつになったら、やってくるのやら、

「資産の定義」というものは、実に難しい。

二十世紀に社会主義が崩壊し、これからは、資本主義も限界的な破たんを迎えつつあるわけで、
本当の意味で「豊か」な生活とは一体どんなものなのでしょうか・・

今度「賢者」に会ったら聞いてみましょう。