価格設定・地域リーディングカンパニーの悩み

各地で、地域一番のＳＳディラーによる価格設定のタイミングが注視されています。
災害対策から一段落、最近、有力ディラーさんの経営者の方から色々な電話がきます。

どんな大手企業でも、適正な「採算販売」を望んでいるわけです。

地域一番店としては、市況の上げには極力早めに対応しなければ適正な地域市況を形成できません。
しかし、リーデングカンパニーの価格設定を横目で見ながら、
ゲリラ戦を挑むＰＢ系安売り店が各地に存在しています。
リーデングカンパニーとしての価格設定は常に難しいモノです。

今回の災害では、常に数円の安値価格差で商売してきた各地のＰＢ系業者や中小業者が「玉切れ」で閉店し、
地域のお客様はリーディングカンパニーに集中して列をなしました。

災害派遣要請で自社大型ローリーもないため、チャーターしたローリーで遠方まで蔵取り。
なんとか、閉店せずに頑張ったそうですが、

今度は、「供給体制」の差別を指摘され困惑しています。

そして、価格も平常の供給体制になれば、元のもくあみ。

どんなことにも、「屁理屈」はあるものです。


元売、特約店、販売店、商社系、販社系、ＰＢまで
まるで、石油ビジネスは『ゴルフのハンディキャップ』のようなものです。
女性や高齢者はフロントの赤ティー、シルバーティーで、普通の方は白ティーで、上級者は「バックティー」で、
それでもゴルフは、ゴルフなのです。

しかし、商売に「ハンディキャップ」はないでしょう・・・・・、
ゴルフなら、「ルール」と云うものがあります。

「ルール」無視だったら、
ビジネスもＵＦＣのような過激な格闘技みたいなものと割り切るしかありませんね。

性格は温厚なのに格闘技マニアの彼は、なんでも、プロレスや格闘技に置き換え納得します。

女房が、レディースティーでナイスショットして、フルバックから打った自分より飛んだら、
「凄いね～～～」と云って褒めてもみますが、
本気で、「私の方が飛ぶわ・」なんて言われて、頭が熱くなれば、
力んでしまって、自分のドライバーがＯＢなんてことになりかねません。

リーディングカンパニーなのですから、
『大人の対応を・、貴方はプロで、そのＰＢ系業者は所詮どこにでもいる「横町のシングル」だよ』、と慰めてみても、
「やはり、自分なら頭にきて、ＯＢを打ってしまうかも知れないね・・・・」

これから、たぶん日本の石油業界をリードしていくはずの優秀な経営者ですが、
愚痴のひとつも言いたくなる気持ちがよく判ります。

それでも、何だかんだ云っても「ルール」を守るジェントルマン。
だから、消費者から支持され、元売からの信頼も厚いリーデングカンパニーなのです。

そういえば、奥さんのゴルフの腕も上がったようで。。

ボチボチ、ゴルフにでも行きましょうか、
地元ではゴルフも出来ないでしょうから、こちらまでおお出かけください。

なんて、話をしています。

遅い桜のつぼみもようやく膨らんできました。