ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

石油ビジネスの神髄を見せてやるぞ!

2011年04月07日 05時47分39秒 | Weblog
石油業界のみなさん。

世の中には、いろいろな職業があり、人々はそれぞれの職業で碌を食んでいるわけです。
我々は、たまたま石油ビジネスに携わっているのです。これは、まさに運命であり「天職」なのです。

灯油配送で頑張っている被災地から、
泥にまみれたままのハンディPOSターミナルがそのまま修理要請で送られ、
社員と家内が受け取りました。

「津波」の中で濡れて傷ついたハンディPOSはすぐに修理のためにメーカーに送られましたが、

涙が、出てきます。 よく頑張った!!

「安値価格」の拡販競争に明け暮れて、自分だけ良ければ・・・・、の石油業界。

その結果として「共倒れ」。 情けない業界だと思いませんか?

そして、全国各地に「SS過疎地帯」とまで呼ばれる現象が生まれて消費者が困っているのです。

この現状をみて、それでも「別に、石油業界だけではないと・・・」言い切れますか?

今回の災害で、石油エネルギーの位置づけ、SSの存在価値観も見直されるはずです。


自分はこの国難に際して何ができるのか。

大災害が発生してから、多くの日本国民が災害復興や被災者救援に本気で立ちあがっています。

実業家、スポーツ界、芸能界などをはじめとして、多くの支援協力の動きが連日報道されています。

海外からの支援に対しても感謝しなくてはいけないと思います。

これほど、日本人が純粋に人をいたわり、
「国を愛する気持ち」が国民全体に湧きあがったことはないと思います。

『災いを転じて福と為す』

冷静に観ていると、
国家や業界などの体制を批判することだけに専念していた国民のマインドが
「復興に向けて」まさに一致団結し『建設的』な方向に動き出しているようにも感じられます。

国としての機運が大きな「過渡期」に入ったのだと感じます。

戦後に生まれた団塊の世代は、
高度成長の波に乗り大きな挫折を感ずることなく生きてきたわけですが、
ここで一番、戦後の復興を成し遂げた先人がたどった試練を学びつつ今回の国難を乗り超えることで、

真の成熟した先進国として、
世界の人たちに「日本人」の根性と素晴らしい思いやりによる、『奇跡の復活』をご覧いただきましょう。

そして、石油業界は
消費者の信頼をより高めるために、さらに努力しましょう。

一度は石油ビジネスで挫折してから努力している私としては、

自分自身の復興も目指して、
まだ、そして、もう一度、この業界に「やり残したことがある」と感じています。

こんな、自分に何ができるのか・・、いや、絶対にできるはずです。

頑張ろう! 日本!