ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

「次なる、一手」は・?

2012年09月10日 14時36分26秒 | Weblog

今日も、、灯油拡販に関する問い合わせが相次いでいます。

周辺SSの閉鎖や配送体制弱体化で自然増が発生している地域が増えています。
「元売り出荷ベース」などのマクロ的な情報よりも、いま、これから、自社の今年の冬の灯油配送需要にどのように応えていくのか、
昔からのような配達では、急増する需要に追い付かないといううれしいような地域もあるのです。

実際に全国各地を廻ってみると、配送灯油に関してはすでに「残存者収益」が明らかになった地域が増加しています。

昨年度は「配送センター」の設置の告知だけで配送に追い付かないという企業もありました。
今年は、さらに地方などでは老朽化した地下タンク問題でSSの閉鎖を前提としてシーズンインを迎えるSSが多いといわれます。

今後の灯油ビジネスは、マクロの情報よりも地域に密着した自社マーケットの囲い込み戦略が必要です。
中小零細SSが原油価格を論ずる、「着眼大局」も重要ですが、今は、より具体的な「着手小局」が大切なのです。
自分の会社で今できること、為すべきことに着手しましょう。

 

 


「雪ん子の強み」、ユーザー様との距離感を大切に

2012年09月10日 03時17分21秒 | Weblog

灯油システムのベンダーとして開発したり、販売していて一番大切だと感ずることは、運用ユーザー様との「距離感」です。
灯油ビジネスでは、「地域性」や「企業特性」などがありますから、それぞれの企業で考え方や取組みの手法も異なります。

従来、SS業界は元売り系列下にあって、与えられたビジネスフォームを画一的に運用するようなケースが多かったともいえますが、
地域に密着した灯油販売の現場では、色々な課題を抱えているケースも多いわけです。
競合他社とは一味違う配送サービスや顧客との密着度が求められています。

ですから、我々のような中小ベンダーとしては、その部分を忘れるわけにはいきません。
システム屋としては、「代理店販売」による拡販手法のほうが経営効率的には楽な手法ともいえるわけですが、
我々としては、クライアント地企業が抱える現状の課題や今後の要望をヒアリングしながら、システムを提案していくということが大切だと感じています。

パッケージ商品として販売されているシステムは、当然応用的な運用や細かい部分での対応が不可能ですから、
ユーザー様からはいろいろなご要望が出てくるわけですが、それらの情報が次に向けてのバージョンアップ情報として生かされていくということ。
それらの葛藤の中から生まれたのが現在の『雪ん子』であるといえます。

システムの販売効率は経営的に直結しますし、現場での実務対応も大切ですから、経営者としては、一番悩む部分でもあります。
当社はこれまで、スタッフも少ないため運用企業との距離感を大切にしながらプロジェクトを進めてきました。
そして、これからもお客様との距離感を大切にしていくことが大切だと痛感しています。

おかげさまで、「雪ん子」を販売していただける販売窓口企業は増えてきましたが、
やはり、一番大切なことは「運用企業との距離感」だと感じます。
運用企業のさらにその先には多くの「消費者」が存在しています。
現場の情報を開発に生かしてフィードバックしながら、仕事を進めることが大切だと思います。

これが、「売り負けない。」ということなのだと確信するに至りました。
やはり、お客様の顔を見ながら、一緒に考えるということですね。

まだまだ、先の長い商売になりそうです。