最近の石油業界は「格差」が拡大しており、私が接するクライアント企業でも課題や話題となる内容についてそれぞれ大きな格差が出ています。
特に、石油流通企業における、情報システム部門に関しては、
システム管理者の存在意義が大きく変化していると言えます。
最近ではウィンドウズを中心とするオープン化によりシステムの平準化が急速に進行し、
特に石油業界では業務専用ソリューションにより運用コストも大幅に軽減化できる時代となっていますから当然のことだと思います。
現在でも、システム担当者の「業務囲い込み」による業務改善に関する弊害発生を指摘する経営者の方が多いですね。
『まるで、一部のシステムスタッフに会社を「ハイジャック」されたようだ。』と頭を抱える経営者の方もいらっしゃいます。
そんな企業では、旧態然としたシステム担当者の存在そのものが原因となり業務の改善が遅れたり、システム障害となっているケースもあるようです。
企業としては、時代に合った新しいIT技術や経営手法で省力化を進め、経営力の強化をはかりたいと考えるわけですが、
従事するスタッフの力不足や不勉強により遅々として目的に届かないというジレンマが発生しています。
確かに、システムスタッフなどに、「変化や業務改善」を嫌う傾向がありますと、経営者は頭が痛いですね。
現状打破を目指そうとしても、当面の業務を囲い込まれていては確かに「企業ハイジャック」に合ったような状態になってしまいます。
経営者が前向きに改善を進めようとしても、レアケースを提示しては抵抗する、保守的な社員がいると本当に困ります。
そんな抵抗勢力が幅を利かしている企業では、
スタッフの入れ替えや配置換えもできない。固定化した膠着状態が発生して、旧態然としたスタッフが安穏とポジションをキープして堂々と居座る。
一概に、石油流通ビジネスとはいっても、
1店舗だけのSS運営企業から、大手商社まで経営規模や業態も大きな格差があるわけですから、
そんな課題を論じてみても、関係ない、理解できない人も多いと思いますが、抜本的な経営改善を目指している企業にとって、
このことは最近大きな経営課題ともなっています。
このような課題が解決できたら、経営的にスケールメリットも発揮できるのに・・・
と、考えている経営者の方が意外と多いですね。
やはり、システム担当者は、新しいIT環境に対応できる、柔軟思考の人間に置き換える必要があります。
大企業でしたら、人材も豊富ですから即時対応が可能ですが、一般企業では難しい課題となってます。
特に、地方都市などでは人材確保も思うに任せないという現実もあるようです。
ですから、我々のような石油流通システムに精通したプロフェッショナル企業の存在意義が見直されているわけです。
企業というものは、外見的に見えない課題が存在しているとつくづく感じています。
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