ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

「朝のこない夜はない!!」、本年のご購読ありがとうございました。

2011年12月31日 05時10分33秒 | Weblog

東日本大震災の発生による激動の一年も、本日で終わりですね。
我々も大震災の影響で会社を引っ越しました。またそのことがテレビの「ガイアの夜明け」で取り上げられたり、
灯油配送システムとしての『雪ん子』が改めて社会的にも再認知された意味のある一年でした。

灯油を媒体とするホームエネルギービジネスの専用ソリューションとして
今後、どのようにしたら世の中に必要なビジネスモデルとして、より定着させることができるのか・・・、
機能についても、被災地企業などから多くの要望の対応などにも追われましたが、
何とか、自分たちの使命を果たすことができたと、一応の満足感を持って年を越すことができそうです。
ユーザー企業様からの評価の高まりをスタッフ一同が感じられたことは、今後に向けての自信を深めることにもつながりました。
我々にとっては、大きな意味のある一年間であったと思います。

軽油税納税管理システム『D-TAX』についても、
今後、消費税増税問題の推移によって緊急的な対応を迫られることが予想されておりますから緊張感を持ってさらなる開発に臨んでいく所存です。

社会の流れの中で、
目立たないけれども、「ことが起きれば、」改めて見直されるような業務に特化したビジネスソリューション。
地味だけれども、世の中の役に立つビジネスモデルの開発。

今年を起点として、「雪ん子」に関しては「宅配システム」としてのさらなる機能面の充実が求められており、
運用企業様や導入をご検討中の企業様からの期待が高まっていることについて、ありがたく感じておりますが、同時に企業としての責任感も感じています。

システム開発ベンダーとしての仕事は、お金と時間が掛る苦労の多い仕事です。
スタッフ全員が「ライフワーク」として、この仕事と真摯に向かい合い、経営課題を一つずつ乗り越えながら仕事を進める覚悟です。

また、当ブログにつきましても、
石油業界関連にとどまらず、非常に多くの皆様にご購読いただいており、アクセスランキングが高まっており感謝申し上げます。
私自身の人生の日記というよりも、「破綻からの再生」というドキュメントビジネスドラマのようなことになってきました。

厳しい年の瀬を向かえ、読者の皆様もいろいろな心境や立場で過ごしていらっしゃるはずです。
私だって、13年前に事業が破たんして、ゼロよりも下のマイナスからのたった一人だけの再スタートでした。
それが、世に求められるままボロ車で全国各地を飛び回り、こうして生きているのです。
勇気をもって立ち上がりましょう。そして元気に生きていきましょう。
特に、被災地の皆様、私も一緒に頑張ります。私にできることは何でも協力します。
『朝のこない、夜はない』のですから・・・・

私自身、あの大災害のちょうど一週間前、青森県八戸から宮城県気仙沼、宮古市と仕事で巡回していました。
特に、気仙沼港のすぐ傍の気仙沼商会様には地震発生時刻の一週間前に伺って、スタッフの皆様とシステムセミナーを行っていました。

「ガイアの夜明け」で気仙沼商会さんが紹介されていましたね、
その一週間後の放映が、私でした。
偶然とはいえ、なんと皮肉な事かと、テレビを見ながら涙が止まりませんでした。
私と、同行したスタッフも同様の気持ちになったはずです。

実は、あの日のスケジュールは、
青森の八戸、宮古でのスケジュールがあったので、一週間早めて伺うことにしたわけです。
あのままのスケジュールでいけば、私も同行のA君も確実に津波の犠牲者となっていたはずなのです。
あの時のスケジュール変更で「助かった・・」なんて、とても言えない、あの被災地の惨状・・・です。
人生なんて、何が起こるかわかりません。

あの時の出張では、陸前高田や釜石も車で伺いました。
三陸海岸の美しい景色が今でも目に浮かびます。

その後、我々スタッフは被災地におけるシステム復興に取り組みましたが、
あの被災地のど真ん中で、日本で最初ともいえる灯油配送の本格『クラウド』石油ソリューションを組み上げたという事実。
そして、その「雪ん子」クラウド版の最新システムが、現在あの被災地で順調に稼働しています。
少しで、灯油配送業務を通して被災者の皆様のお役にたてるということは、システム開発者として無上の喜びです。

このブログを書きながらも、涙が止まりません。
亡くなった取引先のスタッフの方の顔も浮かびます。
私が、あの時生きながらえたのは、きっと、「まだ、仕事をせよ」ということなのでしょう。

若かったあの頃、日本航空が御巣鷹山に墜落したあの大災害にも遭遇して頑張りました。
仙台のカメイの白坂さんがなくなって、カメイの社員と白坂さんの家族が来て私の自宅で炊きだしたオニギリを持って、
非常線を振り切って、皆であの墜落に現場に乗り込みましたね。
偶然とはいえ何か大災害などに遭遇する私の人生なのです。

大丈夫です。
「朝のこない夜はない!!」

今年最後の、「頑張ろう!!、ニッポン!!」
大声で叫んで、今年のブログの閉めとさせていただきます。


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