スターター(先発)のリッチ・ハーデンが【4回表】途中、左脇腹を痛めて、降板。ブルペンで1球も投げていなかった藪恵壹が、急遽マウンドに上がることになった。特別にマウンド上でウォーミングUPを許され、入念にピッチング練習。1アウト、ランナーなし、バッター7番ホルへ・ポサーダ、カウント「0-2」から引き継ぎ、初球はファストボールでストライク。スタンドの観客の拍手を貰い、2球目は「86mph」でワンバウンドして、観客から「おおっ」。「3-1」になって、マウンド上、一つ息を吐いて、3球目を打ち上げさせて、レフトフライ。8番(!)ジェイソン・ジオンビーにはフェンス際まで飛ばされるが、ライトフライで3アウト。ラインをひょいと跨いで、3塁側ダッグアウトへ。
【5回表】先頭のロビンソン・カノには初球を狙われ、センターの頭上に飛ばされるが、好守マーク・コッツエイが背走してキャッチ!! ここに飛んだら、安心だ。1番デレック・ジーターには「3-2」フルカウントから、アウトサイド一杯にファストボールを決めて、空振り三振! 「あの」ジーターを俯かせる。2番トニー・ウォマックには「2-2」から、キャッチャーのサインに首を振り、渾身のファストボールで詰まらせて、ショートフライに打ち取る。
【6回表】3番ゲーリー・シェフィールドには「宝刀」スライダーで初球を見逃し、2球目で空振りさせ、3球目も同じ球で引っ掛けさせ、ショートゴロ。大打者を翻弄している。そして、4番・松井秀喜とのメジャーリーグ初対決。阪神タイガース時代には、嫌というほど対決してきた両者。顔も見たくないほど打たれているだろう? と思ったら、NHK(衛星)が提供するデータでは、「150打数43安打、打率287、5本塁打、17打点」。「意外に抑えている」と解説の武田一浩氏。
2球チェンジアップがすっぽ抜けた後の3球目、キャッチャーのサインに首を横に振り、投じた球はツーシーム。これを引っ掛けた「不調」松井。その瞬間、口を大きく開けて、後悔。ピッチャーゴロが、藪の頭上に舞い上がり、クルッと体を反転させて、1塁に送球した藪。難なく2アウト奪取。フィールディングには定評がある。メジャーの観客も唸らせただろう。5番アレックス・ロドリゲスも初球を打って、セカンドフライ。3分足らずで、このイニングを終わらせた。
【7回表】先頭の「好調」ティノ・マルティネスには、ライトに大飛球を飛ばされるが、ライトフライ。8番ポサーダにはツーシーム(90mph)でファウルを打たせ、「2-2」から、またしてもキャッチャーのサインに首を振り、同じ球でピッチャーゴロに打ち取った。8番「ブーイングを浴びる男」ジオンビーとの対決。
地元オークランドからFAでヤンキースに移ったが故に、打席に立つ度に、ブーイングを浴びせられているが、本人はオークランドに残留したかったハズ。球団の財政事情で引き止められなかった。ジオンビーには気の毒なブーイング、だ。ここまで12打席ヒットなし。ここも「3-2」から藪の得意のフォークにバットがチェックスウィング。「空振り」を取られ、三振。スタスタとダッグアウトに帰る藪。球審に抗議するジオンビーだが……
【8回表】先頭のカノにショート内野安打。ショートストップの見せ場だったのだが……巧いショートなら、OUTにしていただろう。1番ジーターに「0-2」と追い込んで、キャッチャーのサインに首を4回も振って、投じた外のボールでファーストゴロに打ち取ったが、ファーストがエラー。ダブルプレーは叶わずとも、最低でも1アウトは取れたハズなのだが……2番ウォマックが送って、1アウト、2,3塁になったところで、3番シェフィールドを敬遠。4番・松井との再対決寸前で、左腕リカルド・リンコンを送られ、交代。
試合はその後、後続が打たれて、藪に1失点が記録されたが、4イニングスを1安打2奪三振(自責点0)。完璧なリリーフを見せ、故障のハーデンに代わって、18日(日本時間・19日)のボストン・レッドソックス戦の初先発が、どうやら、本決まりになったようだ。心配なのは(日本で)テレビ中継があるかないか、だ。ちょうど、その日は「ヤンキースvs.マリナーズ」戦の真っ最中。CS【スカパー!】の機動力に期待したい(?)。
【5回表】先頭のロビンソン・カノには初球を狙われ、センターの頭上に飛ばされるが、好守マーク・コッツエイが背走してキャッチ!! ここに飛んだら、安心だ。1番デレック・ジーターには「3-2」フルカウントから、アウトサイド一杯にファストボールを決めて、空振り三振! 「あの」ジーターを俯かせる。2番トニー・ウォマックには「2-2」から、キャッチャーのサインに首を振り、渾身のファストボールで詰まらせて、ショートフライに打ち取る。
【6回表】3番ゲーリー・シェフィールドには「宝刀」スライダーで初球を見逃し、2球目で空振りさせ、3球目も同じ球で引っ掛けさせ、ショートゴロ。大打者を翻弄している。そして、4番・松井秀喜とのメジャーリーグ初対決。阪神タイガース時代には、嫌というほど対決してきた両者。顔も見たくないほど打たれているだろう? と思ったら、NHK(衛星)が提供するデータでは、「150打数43安打、打率287、5本塁打、17打点」。「意外に抑えている」と解説の武田一浩氏。
2球チェンジアップがすっぽ抜けた後の3球目、キャッチャーのサインに首を横に振り、投じた球はツーシーム。これを引っ掛けた「不調」松井。その瞬間、口を大きく開けて、後悔。ピッチャーゴロが、藪の頭上に舞い上がり、クルッと体を反転させて、1塁に送球した藪。難なく2アウト奪取。フィールディングには定評がある。メジャーの観客も唸らせただろう。5番アレックス・ロドリゲスも初球を打って、セカンドフライ。3分足らずで、このイニングを終わらせた。
【7回表】先頭の「好調」ティノ・マルティネスには、ライトに大飛球を飛ばされるが、ライトフライ。8番ポサーダにはツーシーム(90mph)でファウルを打たせ、「2-2」から、またしてもキャッチャーのサインに首を振り、同じ球でピッチャーゴロに打ち取った。8番「ブーイングを浴びる男」ジオンビーとの対決。
地元オークランドからFAでヤンキースに移ったが故に、打席に立つ度に、ブーイングを浴びせられているが、本人はオークランドに残留したかったハズ。球団の財政事情で引き止められなかった。ジオンビーには気の毒なブーイング、だ。ここまで12打席ヒットなし。ここも「3-2」から藪の得意のフォークにバットがチェックスウィング。「空振り」を取られ、三振。スタスタとダッグアウトに帰る藪。球審に抗議するジオンビーだが……
【8回表】先頭のカノにショート内野安打。ショートストップの見せ場だったのだが……巧いショートなら、OUTにしていただろう。1番ジーターに「0-2」と追い込んで、キャッチャーのサインに首を4回も振って、投じた外のボールでファーストゴロに打ち取ったが、ファーストがエラー。ダブルプレーは叶わずとも、最低でも1アウトは取れたハズなのだが……2番ウォマックが送って、1アウト、2,3塁になったところで、3番シェフィールドを敬遠。4番・松井との再対決寸前で、左腕リカルド・リンコンを送られ、交代。
試合はその後、後続が打たれて、藪に1失点が記録されたが、4イニングスを1安打2奪三振(自責点0)。完璧なリリーフを見せ、故障のハーデンに代わって、18日(日本時間・19日)のボストン・レッドソックス戦の初先発が、どうやら、本決まりになったようだ。心配なのは(日本で)テレビ中継があるかないか、だ。ちょうど、その日は「ヤンキースvs.マリナーズ」戦の真っ最中。CS【スカパー!】の機動力に期待したい(?)。