野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

松井稼頭央にトレード話、再燃(26日)

2005-05-27 14:58:41 | New-York Mets
 松井稼頭央(ニューヨーク・メッツ)にトレード話が再燃。仕方がないだろう。年俸700万ドル(約7億3500万円)貰っていて、8番セカンド。昨シーズン同様、怪我(右首筋の張り)をして、ベンチウォーマーに成り下がっている。セカンドには、昨シーズンのニューヨーク・ヤンキースのレギュラー、ミゲル・カイロが入り、いい仕事をしている。松井に不利な状況は変わらない。
 そこへ降って沸いたトレード話。相手のサンディエゴ・パドレスは、レギュラーのセカンド(昨年のオールスターゲームに初出場を果した)マーク・ロレッタが(左手親指損傷)でDL(故障者リスト)入りし、セカンドが不在。

 しかし、ロレッタが戻ってくれば、再び放出要員になるのは「確実」。松井は“ジャーニーマン”になるのか? この際、シアトル・マリナーズに手を挙げてもらって、イチローとの1,2番コンビを見て見たい、と思う。シアトルはショート・ストップを若手に任せて、覚束ないし、セカンドのレギュラー、ブレッド・ブーンは今シーズン限りで契約が切れる。シアトルが「いい」と思う。元々シアトルかロサンジェルスが希望球団だった。ニューヨークは「最悪」の選択だった。

 かつてジェイ・ペイトン(現ボストン・レッドソックス)が「ニューヨークは野球をするところではない!」と吐き棄てて、メッツを去ったが、その教訓が活かされるべきだった。なまじ新庄剛志(現・北海道日本ハムファイターズ)が成功(順応)しただけに、松井も(あるいは代理人も)ニューヨークへの警戒心が薄れたのだろうが、新庄は「異能の人」。彼はちょっと「違う」ことに早く気付くべきだった。「SHINJO」になれなかった男、「KAZUO」は何処へ行く? 何処が相応しい?