2勝1敗でデトロイト・タイガースが“王手”を掛けたGAME-4(第4戦)。ニューヨーク・ヤンキースはこの期に及んで、スターター(先発)にジャレット・ライト(11勝7敗/防御率4.48)の起用。デトロイトは豪腕ジェレミー・ボンダーマン(14勝8敗/防御率4.08)を用意していた。試合前に勝負は着いていたのかもしれない。
【2回裏】早速ライトが捉まる。先頭のマグリオ・オルドニェスに左中間スタンドに先制のソロホームラン! 1-OUT後、6番“パッチ”イヴァン・ロドリゲス「0-2」と追い込みながら歩かせ、7番クレイグ・モンローに真ん中に入ったハンガー・カーヴをレフトスタンドに放り込まれ、これで「0対3」! 早くも3点のビハインドを背負ったニューヨーク。
【3回裏】にも2-OUTを取りながら、アレックス・ロドリゲス(3塁手)の送球エラーで戦端が開かれる。A-RODはニューヨーク「残留」を希望しているようだが、本人とチームの為にも放出した方がいいだろう。このオフは激震が予想される。
5番(元シアトル・マリナーズ)カルロス・ギーエンがセカンド後方へのヒットで1,3塁。このギーエンはデトロイトに来てから「才能が開花した」と言われるが、シアトルでも十分その片鱗は見せていた。怪我や不慮の病気もあったが、我慢し切れなかったシアトルの思慮が足りなかった、のだと思う。
しかし、その後、キューバ人ユニエスキー・ベタンコートがショートストップに定着して、シアトルのこの場所は磐石になったが、ベタンコートが定着するまでの間が悲惨だった。ギーエンの放出は少し時期が早かったと言える。では、ニューヨークはA-RODの処遇をどうするか?
この後、6番チームリーダーの“パッチ”がピッチャーの足元、センター前に抜いて、「4対0」! 先発ライトはここで降板。ライトは果たして、来シーズン、ニューヨークに戻ってこれるか?
【5回裏】2番「伏兵」ポラシド・ポランコが三遊間の真ん中に打球を縫い付けて、3番(シーズン途中ピッツバーグ・パイレーツから補強した)ショーン・ケーシーが1,2塁間を抜いて、4番オルドニェスがA-RODの横を抜いて、5番ギーエンがライト線沿いにダブル(2塁打)を放って、6番“パッチ”がセンターに高々と犠牲フライを打ち上げて、都合「7対0」! 2番手コーリー・ライドルも3失点でマウンドから消えた。
【6回裏】にも2-OUTから、2番ポランコがセンター前ヒットで出塁。デトロイトのレギュラーシーズン後半戦の失速は、このポランコの不在(DL入り)の要因が大きい。ポランコが戻ってきて、デトロイトは一躍「本命」になった可能性が高い。3番ケーシーが1塁線を破って、ポランコが1塁から長躯ホームイン! (ALCSで対戦する)オークランド・アスレティックスは、この2番ポランコを抑えられるか否か? それが勝敗の分かれ目になってくるだろう。「8対0」!
ニューヨークは先発のボンダーマンに【5回表】までパーフェクトに抑えられ、ようやく【6回表】先頭のロビンソン・カノがセンター前ヒット! 【7回表】先頭の「主将」デレック・ジーターが詰まりながらもレフト前に持って行き、意地を見せ、3番ボビー・アブレイユも1,2塁間を抜いて、0-OUT1,3塁。しかし、ここで4番に入ったゲーリー・シェフィールドがセカンドフライを打ち上げ、5番・松井秀喜が初球を打って、ボテボテのファーストゴロ。この間に1点を返すが、力感のない得点の仕方。
【9回表】先頭のアブレイユがレフトに流し打って出塁するが、4番シェフィールドはレフトライナー。シェフィールドも来シーズンは確実にニューヨークには戻ってこれないだろう。5番・松井も力なくセンターフライに倒れて、松井の「2006年」が終わった。こんな惨めな終わり方……春先の『WBC』出場辞退に始まって、5月の(左手首)骨折とその後のリハビリ生活。自身の野球生活で最も惨めな1年、だったろう。
6番ポサダが左中間に打ち込んで、「3対8」最後の意地を見せるが、このまま終了。2年連続DIVISION SERIES敗退の屈辱……オーナー(ジョージ・スタインブレナー)が黙ってはいないだろう。≪絶対≫オークランドの明後日(10日)のスターター(左腕バリー・ジト)と、それから、日本の松坂大輔(西武ライオンズ)を獲りに来るだろう。≪帝国の逆襲≫が始まるか……
松井秀4の0、ヤンキース完敗で敗退決定 (MAJOR.jp)
【2回裏】早速ライトが捉まる。先頭のマグリオ・オルドニェスに左中間スタンドに先制のソロホームラン! 1-OUT後、6番“パッチ”イヴァン・ロドリゲス「0-2」と追い込みながら歩かせ、7番クレイグ・モンローに真ん中に入ったハンガー・カーヴをレフトスタンドに放り込まれ、これで「0対3」! 早くも3点のビハインドを背負ったニューヨーク。
【3回裏】にも2-OUTを取りながら、アレックス・ロドリゲス(3塁手)の送球エラーで戦端が開かれる。A-RODはニューヨーク「残留」を希望しているようだが、本人とチームの為にも放出した方がいいだろう。このオフは激震が予想される。
5番(元シアトル・マリナーズ)カルロス・ギーエンがセカンド後方へのヒットで1,3塁。このギーエンはデトロイトに来てから「才能が開花した」と言われるが、シアトルでも十分その片鱗は見せていた。怪我や不慮の病気もあったが、我慢し切れなかったシアトルの思慮が足りなかった、のだと思う。
しかし、その後、キューバ人ユニエスキー・ベタンコートがショートストップに定着して、シアトルのこの場所は磐石になったが、ベタンコートが定着するまでの間が悲惨だった。ギーエンの放出は少し時期が早かったと言える。では、ニューヨークはA-RODの処遇をどうするか?
この後、6番チームリーダーの“パッチ”がピッチャーの足元、センター前に抜いて、「4対0」! 先発ライトはここで降板。ライトは果たして、来シーズン、ニューヨークに戻ってこれるか?
【5回裏】2番「伏兵」ポラシド・ポランコが三遊間の真ん中に打球を縫い付けて、3番(シーズン途中ピッツバーグ・パイレーツから補強した)ショーン・ケーシーが1,2塁間を抜いて、4番オルドニェスがA-RODの横を抜いて、5番ギーエンがライト線沿いにダブル(2塁打)を放って、6番“パッチ”がセンターに高々と犠牲フライを打ち上げて、都合「7対0」! 2番手コーリー・ライドルも3失点でマウンドから消えた。
【6回裏】にも2-OUTから、2番ポランコがセンター前ヒットで出塁。デトロイトのレギュラーシーズン後半戦の失速は、このポランコの不在(DL入り)の要因が大きい。ポランコが戻ってきて、デトロイトは一躍「本命」になった可能性が高い。3番ケーシーが1塁線を破って、ポランコが1塁から長躯ホームイン! (ALCSで対戦する)オークランド・アスレティックスは、この2番ポランコを抑えられるか否か? それが勝敗の分かれ目になってくるだろう。「8対0」!
ニューヨークは先発のボンダーマンに【5回表】までパーフェクトに抑えられ、ようやく【6回表】先頭のロビンソン・カノがセンター前ヒット! 【7回表】先頭の「主将」デレック・ジーターが詰まりながらもレフト前に持って行き、意地を見せ、3番ボビー・アブレイユも1,2塁間を抜いて、0-OUT1,3塁。しかし、ここで4番に入ったゲーリー・シェフィールドがセカンドフライを打ち上げ、5番・松井秀喜が初球を打って、ボテボテのファーストゴロ。この間に1点を返すが、力感のない得点の仕方。
【9回表】先頭のアブレイユがレフトに流し打って出塁するが、4番シェフィールドはレフトライナー。シェフィールドも来シーズンは確実にニューヨークには戻ってこれないだろう。5番・松井も力なくセンターフライに倒れて、松井の「2006年」が終わった。こんな惨めな終わり方……春先の『WBC』出場辞退に始まって、5月の(左手首)骨折とその後のリハビリ生活。自身の野球生活で最も惨めな1年、だったろう。
6番ポサダが左中間に打ち込んで、「3対8」最後の意地を見せるが、このまま終了。2年連続DIVISION SERIES敗退の屈辱……オーナー(ジョージ・スタインブレナー)が黙ってはいないだろう。≪絶対≫オークランドの明後日(10日)のスターター(左腕バリー・ジト)と、それから、日本の松坂大輔(西武ライオンズ)を獲りに来るだろう。≪帝国の逆襲≫が始まるか……
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